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マメ クロゴウチ、10年の歩みを綴る展覧会。

  • 2021.6.30
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マメ クロゴウチは、ブランド創設から10年を記念して、現在、長野県立美術館にてブランド初となる美術館での単独の展覧会『10 Mame Kurogouchi』(テン マメ クロゴウチ)を開催中。

過去のクリエイションとともに、コレクション制作のためにデザイナーの黒河内がまとめてきたノートもずらりと並ぶ。Photo : ICHIRO MISHIMA

本展では、これまで発表されたコレクションに共通する、旅、夢、色、刺繍といった10のキーワードを案内役に、デザイナーの黒河内が書きためてきたダイアリーや、撮りためた写真、コレクションの着想源となったもの、工場への指示書やテキスト、本展のために製作されたオリジナルのテキスタイル、フォトグラファー野田祐一郎による撮り下ろし作品、時間軸を超えて点在するファーストコレクションから20年秋冬コレクションまでのアーカイブなど、豊富な資料・作品を通じて、黒河内の私小説的とも言えるクリエイションの背後に複雑にレイヤーされた要素を視覚化し、10年間に及ぶ創作の旅路を俯瞰的に紹介。また、展覧会の開催を記念して刊行される作品集『10 Mame Kurogouchi』(青幻舎刊 ¥2,970 7月発売予定)は、テキストと写真をメインに「読む展覧会」として、展覧会の展示内容と作品集が相互補完するようデザインされている。

長野県は、黒河内にとっても、もっとも初源的なルーツである地。この春新築オープンした長野県立美術館(旧信濃美術館)は、マメ クロゴウチがユニフォームをデザインしたという縁も。そんな黒河内とマメ クロゴウチにとってゆかりある、ブランドの思想の根底に触れるかのような静謐な空間で、マメ クロゴウチのこれまで発表されることのなかったクリエイションの源泉を、静かにじっくりと感じてみて。

Photo: ICHIRO MISHIMA

マメ クロゴウチのクリエイションの一端が垣間見える刺繍の試作も。

黒河内のノートには、ポラロイド写真やスケッチ、文章など、インスピレーションや想いが詰まっている。

『10 Mame Kurogouchi』会期:~8/15(日)会場:長野県立美術館 展示室3長野県長野市箱清水1-4-4tel : 026-232-0052開)9時~17時(展示室入場は16時30分まで)休)水料)一般¥500https://nagano.art.museum

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