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【毎日おやつ】西洋の菓子文化を京に広めた、クラシックな焼き菓子「ロシアケーキ」/京都府

  • 2021.6.27
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全国各地のおいしい・かわいいおやつを紹介する「毎日おやつ」。おうちでのスイーツ時間が楽しくなるとっておきの甘味から、旅のおみやげにもぴったりなご当地の恵みを使った逸品まで、新しい発見にきっと出会えるはずです。今回は京都府の「ロシアケーキ」をご紹介します。

【毎日おやつ】西洋の菓子文化を京に広めた、クラシックな焼き菓子「ロシアケーキ」/京都府
【毎日おやつ】西洋の菓子文化を京に広めた、クラシックな焼き菓子「ロシアケーキ」/京都府
ソフトな口当たりと上品な甘さ「ロシアケーキ」
【毎日おやつ】西洋の菓子文化を京に広めた、クラシックな焼き菓子「ロシアケーキ」/京都府
シルバーがかったグレーの包装紙はレトロな趣。葡萄色のリボンがシックに引き締める

“京都のお菓子やさんのロシアケーキ”と聞くと、京都好き&甘いもの好なら、どのお菓子やさんかピンと来るのではないでしょうか。寺町二条に店を構える「村上開新堂」は、1907(明治40)年創業。京都でいちばん歴史のある洋菓子のお店です。

お店を代表する「ロシアケーキ」は、一般的なクッキーよりソフトな生地の焼き菓子。素朴な甘さとフレッシュバターならではのほのかなミルクの風味が、どこな懐かしい優しい味わい。レーズンやチョコ、サンドされたジャムなど、トッピングそれぞれに合わせて生地の食感を変えています。

発売から65年以上。いまも受け継がれる伝統のレシピ
【毎日おやつ】西洋の菓子文化を京に広めた、クラシックな焼き菓子「ロシアケーキ」/京都府
写真左から「アプリコット」、「ブドウジャムサンド」、「チョコ」、「レーズン」。ほか「ゆずジャムサンド」を合わせた5種

御所の近くにある店舗は、創業当時からの歴史を持つ洋菓子店です。ショップスペースにあたる表側は木造漆喰の洋館で、カーブを描くショーケース、高い天井や床のタイルなど当時のまま残されています。かつて住居として使われていた奥の和風建築は、現在はカフェとして営業しています。

現在のロシアケーキとなる焼き菓子の製造を開始したのは1955(昭和30)年頃。それから新しいお菓子も生まれていますが、いまも変わらず店頭に並ぶ「ロシアケーキ」。食べ飽きない味わいで長く愛されているお菓子です。

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