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奥野壮、体当たりの自主練で挑んだ“ニューヒーロー”は「いくつもの魅力がつまっている」<超速パラヒーロー ガンディーン>

  • 2021.6.26
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6月26日(土)から3週連続で放送される特撮ドラマ「超速パラヒーロー ガンディーン」(夜6:05-6:43、NHK総合)。同作の魅力は、パラスポーツと特撮が合体した“車いすアクション”。車いす陸上のトップアスリートを目指す高校生の主人公が、仲間が作るサポート・ギアを駆使して侵略者から地球を守る姿を描く。車いす生活を送り、パラ陸上に挑戦する高校生・森宮大志を奥野壮、大志のコーチを引き受けるもと陸上選手の深井京を小芝風花が演じる。

【写真を見る】競技用車いすにも挑戦!奥野壮の体当たりの演技にも注目

パラ陸上のトップアスリートを目指し、地球の平和を守るヒーロー・ガンディーンへと変身する大志を演じた奥野は、「仮面ライダージオウ」(2018年、テレビ朝日)で主演を務めている。その時の経験が今作に生かされたと言う奥野は、特撮シーンに自信を見せた。

また、車いすでの撮影に備えて、自宅に車いすを持ち帰り自主的に練習をしたという。コントロールが難しい競技用車いすにも挑戦し、実際に活躍するアスリートのトレーニングにも参加、圧巻のレースシーンにも挑んだ。そんな奥野にWEBザテレビジョンではインタビューを行い、役作りの裏側や共演した小芝風花らへの印象などを聞いた。

奥野壮インタビュー

――オーディションで森宮大志役に選ばれたと聞きました。その時のお気持ちはいかがでしたか?

パラスポーツと特撮を合体させた作品というのを聞いたときに、「何それおもしろい!新しい!絶対僕を使ってほしい!」と思ったので、この役を絶対にやりたいと強く思いながらオーディションに挑みました。合格の知らせを聞いたときはとてもうれしかったですし、よし!頑張ろうと思いました。

奥野壮「スピードも出るので、怖かったです」

――車いすを自宅へ持ち帰り、練習されたと聞きました。実際に生活の中で車いすを使われてみていかがでしたか?

撮影に入る1カ月くらい前から、自宅でも車いすで生活をしていました。普段はできないことを、沢山経験させていただきました。

家の近所で車いすに乗っていたのですが、坂道は大変だな…と感じました。歩いていたらそこまで辛くない緩やかな坂なのに、一生懸命こいでも、ゆっくり進むだけで…。しんどいな、きついなと思いながら坂を上っていました。

あとは、トイレに座るときなど、車いすから乗り換えをするのが、どうしても足を使ってしまいそうになり、乗り換えるのがとても難しかったです。台所なども立っている人用の高さで、上のものを取ることができないこともありました。僕は今、兄と一緒に住んでいるのですが、人の手を借りなければいけない場面が多いなという印象でした。

――競技用の車いすにも挑戦されましたが、いかがでしたか?

とてもしんどかったです。日常生活で使われる車いすとは重さも違いますし、スピードも出るので、怖かったです。スピードに乗っている中で、減速せずにコーナーを回ることが難しかったですし、やってみないと分からないことがたくさんありました。

――選手の方々と一緒の訓練だったと聞きました。どのような訓練だったのでしょうか。

撮影に入る1カ月くらい前から、週に数回、2時間くらいの練習をしました。現役の選手たちに混じって、スタートやコーナリングなど、彼らが実際に行う練習をさせていただきました。

訓練がとても大変だっただけに、第一線で活躍されている選手の皆さんのすごさを改めて実感しました。ぼくが400mのトラックを1周するだけで息が切れているのに対して、皆さんは一回の練習で20km走るそうです。それを聞いたときに、「僕が1周で息が上がっているのに、彼らはこれを50周するんだ…」と、この膨大な差に驚愕しました。

――選手の方々から、何かアドバイスなどはありましたか?

パラ陸上の所作についてはいくつもアドバイスいただきましたし、スポーツをする上でのアドバイスや、こうしたら速くなるよというアドバイスもいただきました。

ですが、話をするというよりは、練習していらっしゃる姿をずっと見ていました。言葉での会話は少なかったかもしれませんが、練習するアスリートの方たちのすごさを間近で見ることができたのは、僕自身のモチベーションにつながりましたし、もっと頑張らないといけないなという気持ちになりました。

――体にも変化は現れましたか?

撮影に入る前から体作りをしていたこともあって、結果的に5~6kgくらい体重が増えました。車いす陸上のための筋トレだったので、普段使わないような筋肉がどんどんついていき、上半身のありとあらゆる部分が育っていくのを実感していました。

奥野壮「良い意味で、あまり気を使わなくていい(笑)」

――演じる、森宮大志とはどのような人物でしょうか。また、奥野さんと共通するところなどはありますか?

強い人だなと思います。事故で歩くことができなくなってしまったのに、それでも前を向いて、宇宙飛行士を目指す。強い精神力を感じました。

僕と似ている部分は…夢に真っ直ぐなところは似ているかもしれません。

精神力の強さや、明るくポジティブなところなど、彼の良いところはあまり持っていないと思うのですが…結構ネガティブな人間なので…(笑)。

でも、お芝居に対しては誠心誠意向き合っていますし、お仕事を続けていく上で、真っ直ぐな心というのは、持っていると思います。なので、そういう夢に対してひたむきなところは似ているかな?と思います。

――共演された小芝風花さんの印象はいかがでしょうか。

以前にも共演させていただいたことがあるのですが、その時から本当に気さくで明るくて。同じ大阪出身ということもあって、とても話しやすい印象です。

先輩に対して言い方があまり良くないかもしれないですが…良い意味で、あまり気を使わなくていい(笑)。気さくに話しかけて下さる方です。

あと、誰もイライラすることのない現場作りができる人です。小芝さんが現場に入るだけで、その場の雰囲気が明るくなるような、そういう人としての魅力がたくさんある人だなと思います。

――父親役でつるの剛士さんがご出演されていますが、どのような印象でしょうか。

撮影の合間の時間は、つるのさんがずっとしゃべっていました!(笑)

最近ハマっていることや、過去に演じたウルトラマンの話などをたくさんしてくださいました。それをぼくたちがうなずきながら聞いているという印象です。特撮の話や、お芝居の話というよりも、プライベートのほっこりするような話をたくさん聞かせていただきました。

奥野壮「これまでの経験が生かせたのではないかな?と思います」

――奥野さんは過去に「仮面ライダージオウ」にご出演されていましたが、その時の経験は生かせましたか?

生かせたと思います。

仮面ライダーを1年半くらい演じたのですが、その時に経験したこと、学んだことはたくさんありました。“怪獣が現れた!”という時のリアクションなど、特撮ならではの演技には、その時の経験を生かすことができました。だから、今回、スムーズに撮影することができたのかな?と思います。

あと、特撮ドラマには後で声をあてるアフレコがあるのですが、そういった部分でもこれまでの経験が生かせたのではないかな?と思います。

――変身シーンもありますが、演じられていかがでしたか?

最初に思ったことは、「変身!」って言わないんだ~って(笑)。

監督と一緒に、どういうポーズで変身するかということを試行錯誤しました。僕も意見を出しながら決めていったので、かっこいいものができているんじゃないかなと思います。

特に、最初の変身シーンは今回の撮影を通して、とても印象に残っています。気持ちの面でもそうですが、僕自身、一番力が入っていたので、映像でも迫力のあるものになっていると思います。

――大志を演じる上で意識したことはありますか?

車いす生活をしている役なので、足が動かないようにということは意識していました。

また、17歳の高校生という僕より3歳くらい若い役なので、よりピュアでまっすぐに世界を見るということを頭の片隅に置きながら演じました。

――特撮作品の魅力はどこにあると思いますか?

今回の作品を通して改めて、ヒーローってかっこいいなと思いました。

変身した姿はもちろんかっこいいのですが、その人の内に秘めた心や真っ直ぐな強い心が、映像にも現れて、それがとてもかっこいいですよね。

そのかっこよさが、人の心を動かして…子どもから大人まで、どの世代の人が見ても、かっこいいな、応援したいな、なりたいな、と思ってもらえるところが、特撮やスーパーヒーローの魅力だと思います。

――最後に、改めて今作の見どころを教えてください。

パラアスリートの皆さんの迫力が伝わるシーンもありますし、パラスポーツ自体が面白いので、そこが見どころです。そして、特撮も忘れてはいけません!

1つの要素だけじゃなくて、いくつもの魅力がつまっているドラマだと思います。

第1話「遭遇」あらすじ

森宮大志(奥野)は車いす陸上のトップアスリートを目指す高校生。もと陸上選手の深井京(小芝)はそのコーチを引き受ける。父親で町工場を営む森宮源(つるの)、幼なじみの清名理央(中村守里)、工場の従業員らに囲まれ、トレーニングに励む大志。

そんなある日、空からイケメン宇宙人(林カラス)が降ってくる。さらに、巨大怪獣とそれを操る謎の“赤いツノの女”(水野美紀)が襲来。そのとき、宇宙人から渡された結晶が光を発し、大志を包んでゆく。全身を特殊なプロテクターで覆われた大志は、怪獣めがけて突進する!

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