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ブリトニー・スピアーズがすべてを告白、後見人制度をめぐる審問で明かされた7つのこと

  • 2021.6.24
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父ジェイミーによる後見人制度の問題をめぐる審問が米現地時間6月23日に行なわれ、ブリトニー・スピアーズがリモートで初めて出廷し、自らの口で証言した。(フロントロウ編集部)

ブリトニー・スピアーズが後見人制度をめぐる審問に出廷

2008年に精神的に不安定な行動が見られてから、父ジェイミーによる後見人制度のもとに置かれ、法的な決断は後見人の管理下にあるシンガーのブリトニー・スピアーズ。ジェイミーに大病が見つかった2019年からは、ケアマネージャーであるジョディ・モンゴメリーがブリトニーの後見人を務めていたが、現在は父ジェイミーと、資産運用企業であるベッセマートラストが共同で後見人を務めている。

画像: 審問が行なわれたロサンゼルス郡上級裁判所の前に、「#Free Britney(ブリトニーを解放せよ)」と描かれたプラカードを持って集まったファンたち。
審問が行なわれたロサンゼルス郡上級裁判所の前に、「#Free Britney(ブリトニーを解放せよ)」と描かれたプラカードを持って集まったファンたち。

一方、ブリトニーは以前より、父ジェイミーによる後見人制度を終わらせることを望んでおり、米現地時間6月23日にロサンゼルス郡上級裁判所で行なわれた審問にリモートで出席し、後見人制度の終了を求めて以来、初めて自らの口で証言。米Varietyによれば、ブリトニーはおよそ24分にわたって証言したという。ブリトニーの口から明かされた、7つの主な証言を紹介する。

後見人制度を終わらせたい

この日の審問で、言葉を変えながら何度もブリトニーが訴えていたのが、後見人制度そのものを終わりにしたいということ。「私がここにいる主な理由は、(自身の状態などを)審査されることなく、後見人制度を終わらせたいからです。私はかなりのリサーチをしましたが、審査などすることなく、後見人制度を終わらせている判事も多くいます」とブリトニーは訴えている。

「法律では、私が望まないことを強制してはいけないはずです」とブリトニーは続けている。「脅迫してきた彼らを私が訴えてもいいはずです。彼らはこう言うのです。もし私が1週間に2回の(望まない)ミーティングに参加しなければ、お金も渡せないし、休暇にマウイ島に行かせることもできない、と」。

画像: ブリトニーと父ジェイミー。 ©️Britney Spears/Instagram
ブリトニーと父ジェイミー。

「誰かに他の人のお金や口座を所有することを許可して、『私たちが望むことを君がしなければ、君はお金を使うことができない』と脅すことを許す州などあるのですか? 彼らにお金を払っているのは私なのです」。

自分は性的な人身売買の被害者のようだった

ブリトニーは、2019年にビバリーヒルズにあるリハビリ施設に入所した時のことについて、父親に送り込まれたと証言。「私はオフを取ることなく、カリフォルニア州で1週間に7日働きました」と当時を振り返り、「この状況に唯一似ているのは、性的な人身売買と呼ばれるものです。その人の意思に反して働かせ、クレジットカードや現金、携帯電話、パスポートといった所持品をすべて取り上げて、一緒に働く人たちが暮らす家に送り込むのですから」と、強い言葉で批判。

ブリトニーは次のようにも証言している。「彼らは毎日、着替えをする私の裸を見ました。朝も、昼も、夜もです。私にはプライバシーがありませんでした」。

ツアーを強制されていた

2013年から2013年にかけてラスベガスで定期公演を行なった後で、2018年に「ピース・オブ・ミー」ツアーと銘打った日本を含むワールドツアーを行なったブリトニーだが、2018年のツアーはマネージメントに強制されたものだったと主張した。

「ベガスの(定期公演の)ステージを降りた後で、(ツアーをするという契約書に)サインするように言われました。とても脅迫的で、怖かったです。後見人制度から、(事前に父親に許可を取る必要があるため)私は自分で弁護士をつけることができませんでした。そのため、恐怖心から、私は承諾してツアーを行ないました」。

画像: ツアーを強制されていた

新型コロナ中にはセルフケアをさせてもらえなかった

ブリトニーは、新型コロナウイルスによるパンデミック禍でマネージメントから嘘をつかれ、セルフケアをすることができなかったとも訴えている。「Covid-19禍には、セルフケアを受けられるようになるまで1年かかりました。どのお店もやっていないと言われていたのです。嘘をつかれていたのです。私の母は、Covid-19禍にもルイジアナにあるお店に2回行っていました。1年もの間、私はネイルもできなければ、ヘアスタイリングも、マッサージも、鍼治療も受けられませんでした」。

結婚や出産を諦めさせられていた

現在はダンサーであるサム・アスガリと交際しているブリトニーは、2004~2007年に結婚していた元バックダンサーであるケヴィン・フェダーラインとの間にプレストンとジェイデンという2人の子供を持つ母親でもある。しかしながら、結婚や、これ以上子どもを産むことは後見人から許されていないという。

画像: 結婚や出産を諦めさせられていた

「後見人制度のもとで、私は結婚や出産はできないと言われました。私は避妊リングを着けているので、今は妊娠することができません。もう1人出産するために、私は避妊リングを外すことを望んできました。ですが、いわゆるチームの人たちが、それを取り外すために医者に行かせてくれないのです。なぜなら、彼らは私にこれ以上子どもを産んでほしくないと思っているのです。そういうわけで、この後見人制度は、私に利点よりも遥かに多くの害をもたらしています」。

誰にも信じてもらえないと思っていた

これまで、自身の言葉で後見人制度についてまったくと言っていいほど語ってこなかったブリトニーだが、その背景には、誰にも信じてもらえないのではないかという不安な気持ちがあったという。「公の場で話したくありませんでした。正直、誰も私なんて信じてくれないと思っていたからです」とブリトニーは語り、パリス・ヒルトンが昨年、10代の頃に寄宿学校で虐待を受けていた過去を打ち明けたことを例に出した上で、次のように続けた。

画像: 誰にも信じてもらえないと思っていた

「私は(パリスの一件を)信じていませんでした。ごめんなさい。私は外部の人間だったので。これは間違っているかもしれませんが、だからこそ、私は公の誰かに話したくありませんでした。人々はきっと、私のことをからかい、笑いながらこのように言うでしょう。『彼女は嘘をついている。彼女は何だって持っているんだからね。ブリトニー・スピアーズなんだから』と」。

「私は幸せではありません」

「生きているという実感を得たい」という理由でインスタグラムにダンス動画を投稿し、ファンに元気な姿を見せてくれていたブリトニーだが、実際にはそうではないといい、「私は世の中に、『私は大丈夫で、幸せですよ』と嘘をついてきました」と今回証言している。

「あれは嘘なのです」とブリトニーは続けている。「十分なくらい言えば(何かが変わるかもしれない)と思っていました。私はずっと否定されてきたので。精神的に参っていました。トラウマを抱えていたのです。言い続ければ、(幸せになることが)叶うかもしれないと思っていました。ですが、今は真実を打ち明けます。私は幸せではありません。眠れないのです。(この状況は)おかしいですし、本当に腹立たしいです。鬱にもなっています。毎日涙を流しています」。(フロントロウ編集部)

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