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【東京出身タレント名鑑】今年40歳の大ベテラン女優・安達祐実(台東区)が「子役からの転身」に成功できたワケ

  • 2021.6.23
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多くの俳優やアーティスト、タレントたちを輩出してきた街・東京。そんな東京出身の有名人にスポットを当てて、その人柄や魅力に迫ります。今回紹介するのは、じつに38年にもわたる芸歴を誇る女優・安達祐実さんです。

サクラとアサガオのまち台東区出身

数々の女優が華々しい活躍を遂げる芸能界。

その中で、なんと2歳から芸能界入りし、今なお新たな魅力を見せてくれている稀有(けう)な存在といえば、ご存じ安達祐実さんです。2021年9月に40歳を迎えるとは思えないかわいらしくピュアな顔立ちで、多くの女性の憧れの的になっています。

2021年に40歳を迎える安達祐実さん。2021年1月には、女性から人気の高い下着ブランド「une nana cool(ウンナナクール)」のイメージモデルに就任(画像:une nana cool、ワコール)

「大人を食った天才子役」として名をはせたのは、安達さんが12歳のとき。テレビドラマ『家なき子』(日本テレビ系)で大ブレークを果たし「同情するなら金をくれ」というセリフが新語・流行語大賞に選ばれるなど、大きな話題を呼びました。

現在は同世代を中心に女性が憧れる女性としてファッション雑誌に取り上げられるなど、安達さん自身の女性像や美容にも注目が集まっています。

1981(昭和56)年9月14日生まれの安達祐実さんは東京都台東区出身。たいとう観光大使として地元の活動に尽力しています。

同区は東京23区の中心よりやや東側に位置し、面積はおよそ10.11平方キロメートルと23区内では最も狭い区。人口は約20万3900人(令和3年6月1日時点)。

台東区の木は「さくら」、区の花は「あさがお」であることから、区内の上野公園には約1200本の桜が植えられ、毎年7月6日から3日間「朝顔まつり」が催されます。多くの人が花をめで、賑わいを見せるまちです。

「6歳の天才子役」を演じて話題に

そんな台東区出身の安達さんですが、芸歴38年にもなる“ベテラン女優”にも関わらず、その変わらぬあどけなさは「奇跡」とも呼ばれ、大人の魅力も併せ持った唯一無二の存在感を放っています。

安達さんの出身地である台東区(画像:(C)Google)

2021年6月にはお笑い芸人ロバートの秋山竜次さんがさまざまなキャラクターに扮(ふん)する『クリエイターズ・ファイルGOLD』にもゲスト出演し、大きな話題となりました。

安達さんが演じたのはなんと「6歳の天才子役」だというから驚きです。実年齢との差を一切感じさせず、かつて実際に天才子役として日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した頃の面影を今でも残しており、いつまでも変わらない童顔を披露しました。

このように、これまで数多くのドラマや映画、舞台などに出演し、女優として幅広い分野で活躍している安達さん。

今回はそんな一流女優・安達祐実さんが、なぜ今なお変わらず活躍を続けられるのか、子役時代と変わらないこと、変わったことなどを、女優としてのキャリアを振り返りながら理由を探っていきます。

2歳でモデルデビュー

2歳から子役モデルとして芸能活動を始めた安達さんは、1990(平成2)年のドラマ『自由の丘に私が残った』(テレビ朝日系)で女優デビュー。1991年にはハウスの「カリー工房」のCMで見せた、かわいらしい姿が注目されました。

1993年は『REX恐竜物語』で映画初出演ながら主演を務め、恐竜を母親のように育てる少女という難しい役どころを見事演じきった安達さん。この映画は年間配給収入22億円を超え、邦画では年間2位になるなど大ヒットを記録しました。

1993年の大ヒット映画『REX恐竜物語』(画像:角川エンタテインメント)

1994年には『家なき子』で義理の父から家庭内暴力を受ける少女、相沢すずを演じ、大ブレイク。「同情するなら金をくれ」のセリフは社会現象となり、最高視聴率は37.2%を記録し、その名を全国区にするなど順調なキャリアを積みました。

転機となった2014年の作品とは

「天才子役」として名をはせてきた安達さんですが、2014年、映画『花宵道中』では吉原の遊女に扮し、大胆な濡れ場を熱演しました。

2014年、ひとつの転機となった映画『花宵道中』(画像:東映)

「私自身、思い切ったことがやれる役が欲しいと思っていた時期なので、タイミングも合って割とすぐに出演を決めました」と語る安達さん。女の情念を見事演じ切り、子役時代のイメージを脱却。大人の女性として新たな一面を見せつけました(2014年11月6日配信「映画.com」)。

もともとあったかわいらしいイメージに大人の余裕を加えた安達さんは、演技の幅をグッと広げ、さまざまな作品に抜擢。

連続ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBSテレビ系)では、深田恭子さんが演じる恋に悩める主人公を、サバサバと励ます姉御肌な友人役を好演。「実年齢に見えない」「カワイイ」と20~30代女性のファンを増やすなど、その若さの秘訣にも注目が集まりました。

YouTubeで美容や内面にも注目集まる

魅力的に歳を重ねる安達さんの美容法にも注目が集まりました。YouTubeで公開されたセルフメイク動画は770万回を突破。コメントも7000件を超えるなど、圧倒的な反響を呼びました。

コメント欄には「20代にしか見えない」「年取らないの?」「『家なき子』の頃から変わらない」と驚きのコメントが相次ぎました。しかし、それに対しても「若く見えると言っていただけるのは有難いのですが、私としては、自然に歳を重ねていきたいと思っています」と話す安達さん(2020年3月20日配信「Voce」)。

メイク動画で飾らないありのままの姿を披露したからこそ、外見だけでなく安達さんの内面の魅力にも注目が集まり、安達さんのように、歳をとってもかわいらしくいたい、という女性から大きな支持を得ていることが分かります。

花のまちとして有名な台東区出身の安達さん。これからも花のようにかわいらしく、華やかな姿をありのまま視聴者に届けてくれることでしょう。

歳を重ねても、子役時代と変わらぬ姿を演じられる秘訣はそこにあるのかもしれません。安達祐実さんの今後の更なる活躍が楽しみです。

スミカ(エンタメライター)

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