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サプリより安い! 疲労回復に効く「イミダゾールジペプチド」を含む食材

  • 2015.7.1
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【ママからのご相談】

33歳で出産、現在年少(3歳)を育児中です。遊びたい盛りの息子といると、自分の体力のなさを痛感させられます。たくさん相手をしてあげたいけど、少し動いたら主人とバトンタッチ……。「ママは体がツラいんだって」「ママはすぐ疲れちゃうんだね!」と子どもに言われ、 うちではすっかり“疲れやすいママ”が定着しています。別に病気なわけでもないので、怠けているような気持ちがして自分が情けないです。寝ても寝ても疲れが抜けません。若いママたちが公園で子どもと元気に遊んでいるのを見ると、子どもに申し訳なく感じてしまいます。

●A. 疲れはもはや国民病! 国家レベルの研究が進んでいます!

ご相談ありがとうございます。ママライターの木村華子です。

子どもはとにかく元気です。そしてママと遊ぶのが大好き! 一緒に遊んであげようにも、常にハイテンションな子どもの相手をするのは思いの外疲れるものです。「ごめんね」「大人は疲れちゃった!」そんな風に遊びを打ち切ることに申し訳なさを感じてしまう気持ち、とてもよくわかります。

ご相談者様は、「疲れは病気ではない」とおっしゃっていますが、本当にそうなのでしょうか?

1998年に厚生労働省が行った調査によると、疲労感を感じている方は全体の60%も存在していることがわかりました。もはや疲れは、私たち日本人にとって国民病だと言っても過言ではないでしょう。

この調査結果を受けて、疲労の研究が国家レベルで行われています。そして、その研究から私たちが簡単に手に入れることのできる、ある食品の疲労回復効果が認められているのです。今回は、疲労回復の効果が期待されている食材についてお話しいたします。

●疲れを取ってくれるのは、イミダゾールジペプチドという成分

疲労回復効果が認められた成分の名前は、“イミダゾールジペプチド”というアミノ酸です。渡り鳥は数千kmもの距離を休まず飛び続けることができます。また、海の中では回遊魚が休みなく泳ぎ続けています。

彼らはなぜ、こんなにもエネルギッシュに活動を続けることができるのでしょうか? その答えになっているのが、イミダゾールジペプチドです。

イミダゾールジペプチドは、渡り鳥の胸肉や、回遊魚の尾びれなど、特に酷使される部位に多く含まれていて、彼らの驚異的な運動能力をサポートしているのです。

●イミダゾールジペプチドが含まれている食品は?

イミダゾールジペプチドを含んだサプリメントは、現在いくつかのメーカーから発売されています。確かにサプリメントで補給するのもいいでしょうが、もっとリーズナブルに、おいしく摂取する方法があるのです。

イミダゾールジペプチドを含む食品は、以下の通りです。

・鶏胸肉

・鶏ササミ肉

・マグロ

・カツオ

・イワシ

・サケ

回遊魚であるマグロやカツオはもちろん、鶏の胸肉やササミからもイミダゾールジペプチドを摂取することができます。胸肉といえば、リーズナブルで低カロリー! 主婦の味方的食品ですよね。毎日マグロを食卓に並べるのは難しくても、鶏胸肉を積極的に摂取することは難しくなさそうです。

イミダゾールジペプチドは、1日に200~400mg摂取すると良いと言われています。鶏胸肉100gに200mgのイミダゾールジペプチドが含まれていますので、100gから200gを目指して摂取を続けてみてください。

●ママの元気は、お子様の成長や喜びを支えています!

子育ては、体力勝負の持久戦です。ママの元気は、お子様の成長や喜びを支える要素でもあるはずですね。毎日の食生活に一工夫して、元気なお子様とのエネルギッシュな毎日のサポートにお役立てください。

【参考リンク】

・疲れとは何? | 疲労の科学(文部科学省)

●ライター/木村華子(ママライター)

第一子出産を皮切りに、20代後半のほとんどを妊婦生活で過ごす。自然分娩で生まれてくれた長男の後、胎盤剥離や卵管結紮など、出産での様々なトラブルやアクシデントを経験。現在は日々慌ただしい育児で経験値更新中。3人の子供達と、何考えてんのか分からない旦那様、そして自分を含めた5人の胃袋を満たすため、家事の傍らライター業をはじめました。ガーデニング、家庭菜園、料理、絵、カメラ、お酒、あとは裁縫編み物手芸工芸と、手当たり次第に手を出すチャレンジャー(飽き症)。「お母さんが楽しくないと、楽しい家庭にならんでしょ!」をポリシーに、今日も楽しく育児しています。

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