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FANTASTICS「僕たちの武器が一つ増えたような感じ」 新シングル発売

  • 2021.6.20
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エンタメの可能性を遊び心たっぷりに追求し続ける、LDH随一の爽やかグループ、FANTASTICS from EXILE TRIBEが、新シングル『STOP FOR NOTHING』を発売。地上波初冠番組では’80年代&’90年代のレジェンドたちと共演した彼らに、新曲に込めた想いと、その時代のカルチャーについて聞きました。

ここでは、佐藤大樹さん、世界さん、木村慧人さん、澤本夏輝さんのインタビューをお届けします。

佐藤大樹

「STOP FOR NOTHING」は、今までのFANTASTICSの曲にはないエレクトロなサウンドが印象的。パフォーマンス面では、ボーカルの(八木)勇征と(中島)颯太がイントロとアウトロで踊っているのですが、ボーカルも含めてメンバー全員で踊るのは今作が初めてで、新たな一面を提示できるような楽曲になっています。ほかにもシングルに収録されている「Play Back」は、’80年代のディスコ調。昨年リリースした「High Fever」もその年代のダンスミュージックからインスパイアされた楽曲で、その時からFANTASTICSにはこの曲調がすごくハマるなと思っていて。僕たちの武器が一つ増えたような感じです。

今デビュー3年目。年の離れたメンバーもいますが、お互いに躊躇なく自分の意見を言い合えるのも僕らの強みです。仕事だけでなく、プライベートでもよく一緒にいるので、自然と風通しは良くなります。ほかのメンバーの活動から刺激を受けることはたくさんあって、たとえばサワナツ(澤本夏輝さん)は、福島の情報番組内で担当しているコーナーがすごく人気と聞いて励みになったり、ホリナツ(堀夏喜さん)が名古屋でやっている冠番組は、普段のなっちゃんからは想像できないような明るい感じで頑張っているな、と思ったり(笑)。みんなの出演番組は必ずチェックしていますし、僕がソロで活動をする時は、グループの名前を広める存在でありたいと、いつも意識しています。

さとう・たいき 1995年1月25日生まれ、埼玉県出身。パフォーマーで、FANTASTICSのリーダー。EXILEと兼任。映画『小説の神様 君としか描けない物語』(’20年)でW主演を務めるなど役者業も活発。シャツ¥64,900(カサブランカ/ヌビアン原宿 TEL:03・6447・0207) パンツ¥15,800(バーンストーマー/ヘムト PR TEL:03・6721・0882) その他はスタイリスト、本人私物

世界

『STOP FOR NOTHING』の収録曲のうち、個人的な推しは「Play Back」。こういうシンセポップのようなディスコ調な曲をやってみたかったんです。僕が振り付けをしたのですが、Bメロ部分は誰でもかっこよく見えるキャッチーな振りになっていますし、ラストサビ手前の全員縦イチで踊るダンスブレイクも見せ場になっています。ただ単にかっこいい振りや誰が踊っても一緒に見えるダンスは面白みがないので、個性が引き立つように、メンバーが自由に踊れるような遊び心と、しっかり揃えるところ、その両方を入れるというのはいつも意識していますね。そのほかにもMVや、ライブの演出など、FANTASTICSのクリエイティブな部分はほぼ自分が携わっています。作品を作るのが好きですし、やりたいことやアイデアが次から次へと溢れてきます。でも、昔は僕と大樹がメインでアイデアを出していたんですけど、最近はほかのメンバーもいろいろな経験を積んで、僕が言わなくても大丈夫だなと思う瞬間も増えてきたので、僕が提案するのはどうしても行き詰まった時だけです。やっぱりチームなので、そこはみんなの意見を尊重したいなと思っています。

’80年代カルチャーで影響を受けたのはマイケル・ジャクソン。「スリラー」のMVを初めて見た時は衝撃的でしたし、あんな多ジャンルを歌って踊って、一人ディズニーみたいな方だなと。世代的にリアルタイムではないですが、いつ見てもかっこよくて震えます。

せかい 1991年2月21日生まれ、神奈川県出身。’14年にEXILEに加入。’17年にFANTASTICSとしても活動を開始し、楽曲の振り付けやライブの構成なども担当。リーダー兼パフォーマーを務める。シャツ¥25,300(J.プレス オリジナルズ/J.プレス&サンズ 青山 TEL:03・6805・0315) パンツ¥23,900(セラー ドアー/アントリム TEL:03・5466・1662) サンダル¥19,800(ドクターマーチン/ドクターマーチン・エアウエア ジャパン TEL:03・6746・4860) アイウェア¥23,100(レイバン/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス TEL:03・3514・2950) その他は本人私物

木村慧人

「STOP FOR NOTHING」のリリックビデオが上映されていた佐藤可士和展は僕たちも実際に観に行かせていただいたのですが、世界観がぴったりで、こんなチャンスをいただけて光栄だなと思いました。個人的にも普段から口ずさんでしまうくらい好きな曲です。

最近、僕はキャッチーな振りを付けるのが得意なんだなってことがわかってきました。昨年リリースした「Keep On Movin’」では、ライブでファンの方と一緒にできる“おにぎりダンス”というのを作ったり、舞台で披露した「恋したっていいじゃない」という曲にもかわいい系の振りを付けたりして、メンバーからも好評だったんです。メインで振り付けを担当している世界さんにも、「そっち系は慧人に任せる」と言っていただいて。いつか僕が好きなR&Bのようなバラード曲でも振り付けをしてみたいです。やってみたいお仕事は、演技以外だと、朝や昼の情報番組です。お茶の間に笑顔を届けて、たくさんの方にグループのことを知っていただけるきっかけになればいいなと思います。

’80~’90年代のカルチャーで好きなのは映画『タイタニック』。僕の名前はローズを演じたケイト・ウィンスレットさんからきてるんです。最後まで諦めず強い信念を持って生きられるようにと。そういう思い入れもあって最近観返したんですが、3時間という長さを感じさせないくらいいい作品だなと。久しぶりにまたどっぷりハマりました。

きむら・けいと 1999年8月16日生まれ、東京都出身。パフォーマー。KRY山口放送『熱血テレビ』に出演中。KRY山口放送ラジオ『高松綾香の恋するオンガク』のコーナーパーソナリティも務める。シャツ¥94,600(マリアーノ/ヌビアン原宿) パンツ¥27,100(セラー ドアー/アントリム) その他はスタイリスト、本人私物

澤本夏輝

「STOP FOR NOTHING」は、夢を持つ子どもたちに向けた曲。パフォーマンスにおいてまだまだ成長過程にある僕たちが、人の背中を押すような作品に挑戦できたことはすごく嬉しかったです。しっとりとしたBメロ後の間奏に突然エレキギターが入り、空気が変わるところがかっこいい。ダンスをする上でも、淡々とではなく、エネルギーを込めて踊ることを大切にしています。「Play Back」は、前作「High Fever」からつながる’80年代の空気をまとった曲調で、想像以上にFANTASTICSに馴染みましたし、僕たちはいろいろな表情を持てるんだといういい発見がありました。色やデザインがド派手な’80年代のファッションは衣装にぴったりですし、今とは違う当時ならではのフォルムのアイテムなどもあって、古着好きとしては楽しかったです。

最近、メンバーと一緒にいる時は、できるだけ明るくハッピーでいたいなと思うようになりました。以前は、一人でいいやと思いながら過ごしていた人間でしたが、FANTASTICSになってから、人と関わることの大切さを感じましたし、冷たい人間だと思われたら嫌だなと(笑)。本来なら人に見られたくない姿も、同じグループとしてやっていくメンバーには知ってほしいと思うようになりました。少し気まずい空気の時に、自分から話を切り出す努力をしてみたり。もしかしたら、最近、変わったなと感じてくれているメンバーも、いるかもしれません。

さわもと・なつき 1994年1月19日生まれ、長野県出身。パフォーマー。体幹を生かしたダンスが魅力。福島中央テレビ『ゴジてれChu!』内コーナーの「FANTASTICS畑」に出演中。シャツ¥31,900(ラグ & ボーン/ラグ & ボーン 表参道 TEL:03・6805・1630) パンツ¥31,000(セラー ドアー/アントリム) サンダル¥18,700(ドクターマーチン/ドクターマーチン・エアウエア ジャパン) ハット¥17,600(カシラ/カシラ プレスルーム TEL:03・5773・3161) アイウェア¥25,080(レイバン/ルックスオティカジャパン カスタマーサービス) その他は本人私物

ファンタスティックス・フロム・エグザイル・トライブ 2018年にデビューしたダンス&ボーカルグループ。ニューシングル『STOP FOR NOTHING』が発売中。リード曲は、EXILE HIROと佐藤可士和によるプロジェクトのテーマ曲。’80年代&’90年代をコンセプトにした冠番組『FUN! FUN! FANTASTICS』(Huluで配信中)の主題歌「Play Back」など、4曲を収録。

※『anan』2021年6月23日号より。写真・森山将人(TRIVAL) スタイリスト・中瀬拓外 松岡毬乃 ヘア&メイク・大木利保 中山伸二 富樫あすか(以上CONTINUE) 取材、文・菅野綾子 保手濱奈美 重信 綾 撮影協力・AWABEES EASE

(by anan編集部)

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