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【京都】顕本法華宗の総本山〈妙満寺〉を参拝。インドのブッタガヤ大塔をかたどって健立された「仏舎利塔」は圧巻!

  • 2021.6.19
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モデル・本山順子が神社仏閣、教会や寺院を国内外問わずご紹介する本連載。第75回目は京都市岩倉幡枝町を街詣で。京都市街から電車とバスを乗り継いで40分ほど行くと街はすっかり様変わり。乗馬クラブや野鳥の森があったりと緑豊かな景色が広がります。今回は〈妙満寺〉に訪れました。それでは早速!詣でましょ〜う!

〈妙満寺〉は顕本法華宗(けんぽんほっけしゅう)の総本山。顕本法華宗とは日蓮宗から派生した宗派で、日蓮聖人を宗祖とし、開祖の日什が〈妙満寺〉の伝統を守るために独立を主張した派閥です。そのため、どの門流にも属さない独立した宗派となっています。

〈妙満寺〉には“鐘に恨みは数々ござる”で知られる「安珍・清姫伝説」の鐘が収められています。この鐘の供養する際の霊話が「京鹿子娘成寺」となり、歌舞伎や長唄などの演目になっています。清姫の祟りを恐れ、山に打ち捨てられた鐘は計600年の月日を経て、秀吉の家臣・仙石秀久が掘り起こし、清姫の怨念を解くため〈妙満寺〉に持ち込まれました。鳴音美しい霊鐘となった「安珍・清姫の鐘」は展示室にてご覧になってみてくださいね。

山門をくぐってからずっと気になっていた「仏舎利塔」はインドのブッタガヤ大塔をかたどってつくられたもの。こんなに神社仏閣を巡っているのに初めて拝見しました。こんなことを言うのはアレかもしれませんが古代遺跡みたいでめちゃめちゃかっこいいですよね…!

仏舎利塔の最上階にはこのお寺に古くから伝わる釈迦の遺骨とされる仏舎利が収められています。外壁には全国の末寺や檀信徒の寄進により、3年の歳月をかけ486体のお釈迦様の仏像を奉安されています。

社務所から本坊へ進むと、そこには立派な枯山水が。俳句の源流であり、貞徳俳諧の祖とされる松永貞徳が造営された「雪の庭」。その名の通り、冠雪の比叡山を借景とした眺望が最も美しい庭なのだそう。この日も先客が何組かいらっしゃって、ゆっくり時間を過ごされていました。

この日はお友達の陶芸家うーたん・うしろくんが「大土友展」というグループ展に参加されていたのでそちらも拝見させていただきました!現代ではほとんどが原料を買って作陶するのが当たり前のなか、土を掘るところから始める陶芸家30名が集まった展示。作家の熱量を感じられるとてもいい展示でした。こうやって人と人をつなぐ場としてお寺を貸し出されていて素敵だなぁ〜!となんだか温かい気持ちに。

〈妙満寺〉は何度も戦火や火災に遭い、幾度となく移転を余儀なくされています。豊臣秀吉の時代に寺町二条に移され400年にわたり「寺町二条の妙満寺」として親しまれ「昭和の大遷堂」で現在の岩倉の地に移り、今日に至ります。

開祖である日什上人は比叡山〈延暦寺〉にて学僧3,000人に教えを授ける学頭にまでなったにも関わらず、一巻の書物も残されませんでした。それは自分の意見を挟まずに、仏の教えを誤解されてはないという配慮の気持ちから。実直な日什上人の人となりにほんの少し触れられる良い参拝となりました!それでは皆様も良い参拝を〜!

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