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プロが教える身近な学び場、8教室。

  • 2015.6.30
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【さらに写真を見る】プロが教える身近な学び場、8教室。

Photo:Akihito Abe

超有名映画監督が自身の演技論を直接指導する無料1DAYワークショップから、美術館や美大主催のスクーリングまで。プロの直接指導が受けられる贅沢なカルチャースクールが増えています。厳選した8つの教室はコチラ!

「カラス・アパラタス」 勅使川原三郎のメソッドに学び、身体アートを創る。

パリ・オペラ座バレエ団への振付け等も手掛ける勅使川原三郎氏は、国内外でさまざまな年齢層を対象に身体を通した新鮮な発見の場でもあるワークショップを開いてきた。呼吸を緩め、音楽に溶け、自由自在な身体を自分のものにしたいと参加する30代、40代の社会人も多いとか。いい汗をかき、身体の創るアートに触れてみては。

コンセプト勅使川原三郎さん独自の、創作基盤でもある呼吸を基にしたダンスメソッドを学び、自由自在な身体を手に入れる。

講師勅使川原三郎(ダンサー・振付家)、佐東利穂子、ほかKARASメンバー

コース概要19:30 ~ 21:00(火・木)、10:30 ~ 12:00(水・日)。月に4 回受講の月謝制。

対象者&定員年齢・経験不問。随時入会可。

受講料体験受講 2,000 円(随時受付中、1回限り、予約制)

www.st-karas.com/karas_apparatus

「INSIGHT:IMA PHOTO SCHOOL」 写真雑誌『IMA』による、新しい写真スクール。

第一線で活躍する写真のプロ(写真家、編集者、キュレイターほか)との対話を主軸に、写真表現を学ぶ場として6月に開講。鈴木理策、田中義久、名和晃平など一流の講師たちとの対話を重視した授業を展開する。展覧会や写真集等の成果物を完成させることを目的とし、手を動かす課題を多く取り入れることで、身体的な思考を刺激するワークショップクラスに加え、写真以外の専門家やエキスパートを迎えて行う単発のオルタナティヴクラスも充実している。直近のオルタナティブクラスは、7月5日(日)に志賀理江子×朝吹真理子「写真が抗うもの」の開催を予定している。

各定員15名/全12 回+オルタナティヴクラス6コマ受講可で ¥180,000 ~ 240,000/ 応募は既に終了

ワークショップクラス

定員60名 7月5日(日)14:00~ 志賀理江子×朝吹真理子「写真が抗うもの」開催決定。

オルタナティヴクラス

http://ima-insight-photoschool.jp/

プロの映画監督らが講師を務め、国内外で活躍する映画監督を多数輩出してきたフィクション・コース(年間コース¥379,000)や、現役の脚本家が指導し、プロデビューする修了生も多い脚本コースなど、映画に関連した技能を学ぶことができる。平日夜間や週末に講義を行うなど学生や社会人にも配慮したコース設定が魅力だ。

「映画美学校」 映画界で活躍するプロが、未来のプロを育成。

詩人・松井茂氏司会のもとで建築家の磯崎新氏が中国文学者ほか異なる国の専門家と対談を重ねる「未完のプロジェクトの現場から─日本・中国・チベット・イスラムの都市と文化」など、多様なトークイベントや講座を企画する青山ブックセンターを筆頭に、文化人やアーティストを招聘したイベントを行い、ともに何かを考える場として店舗スペースを提供する書店が増えている。青山ブックセンターでは単発のイベントのほか、定期講座も充実している。都内ではほかにも、菅付雅信氏の編集スパルタ塾をはじめとするスペシャルなイベントが連夜盛りだくさんの下北沢B&B や、池袋の天狼院書店などが、そのオリジナルかつ積極的な活動で知られる。

「書店」 人と人が繋がり、文化を“する”アクティブ書店。

京都造形芸術大学と東北芸術工科大学が運営する藝術学舎(東京、大阪、京都に拠点)の公開講座は主に3カ月間で全5回のスタイル。本場フィレンツェで学んだ講師が初歩から手ほどきする「入門: 模写から知るテンペラ混合技法の魅力と画家の工夫」など、マニアックで興味深い。土日の講座では近世の花道書などをテーマにしたレクチャーが約10時間みっちり。未知なる世界に触れて向学心を満たす充実の週末を過ごせるはず。東京藝術大学では通年、美術学部、音楽学部ともに学歴や経験を問わない公開講座がよりどりみどり。デッサンや銅版画、声楽やオルガンなど。週末や祝日に合わせた講座もあるので、無理なく学べる。

「美術大学講座」 ニッチな分野の本格的な技術も学べる美大講座。

墨田区両国にあるシアターΧ(カイ)では、さまざまなワークショップや講座が開かれている。現代劇に加えて歌舞伎や能の講座もあるのが魅力だ。歌舞伎ワークショップでは、10日間の稽古で本格的な歌舞伎を学べる。講師の立花志十郎氏は子どもから大人、外国人にも歌舞伎の魅力を教えてきた経験が豊富なので、初心者も安心。

「伝統文化みらい塾」 伝統芸能の魅力が“体感”して知る醍醐味。

コンセプト/本格的な地方の演奏とともに歌舞伎の舞台に立つ!


講師立花志十郎(特定非営利活動法人 伝統文化みらい塾)


コース概要題材は歌舞伎『絵本太功記~尼崎閑居の場」(予定)。7月22日以降毎週水・木曜10:00 ~ 17:00 に稽古。8 月21日舞台発表。


対象者&定員歌舞伎に興味がある人。経験・年齢・性別不問。最大15 名程度。


受講料30,000 円(舞台発表費用含む)

www.theaterx.jp/ws/workshop150722.php

「美術館」 見て学ぶだけでないミュージアムの楽しみ方。

国立新美術館のワークショップでは、アーティストやデザイナー本人が講師に。6月14日にはクリエイティブユニットSPREAD による、「Life Type」のワークショップが開かれた(写真)。シンプルなスタンプを使って人生の特別な経験を紙の上に表現するのだとか。デザインの役割についても考えるきっかけとなりそう。本駒込の東洋文庫ミュージアムでは東京大学が中心となって開発した、紙の上を走らせるとLEDが発光する「魔法のペン」を使って地図を描くワークショップを開催している。丸の内のKITTE 奥、JP タワーの2、3 階には日本郵便と東大総合研究博物館が協働で運営するインターメディアテクが。知的密度の濃い講座や講演は要チェックだ。

「書の講座 感情・ことば・書」 先人の書に学び、自分らしい字の書きぶりを得る。

受講生がお手本から好きな字を選んで習う(倣う)ユニークなワークショップ。美しい字をただ真似るのではなく、見て、考え、話し合い、「美しいって何?」を問うことが講座のベースだ。お手本となる古典の書の意味や書かれた背景のレクチャーもしっかり。書き手の心に思いを馳せ、そこに自分を重ねてどんな字を書いていくかを考える。プロならではの技術的なアドバイスも受けられるが、むしろ書を通じて想像力と創造性を伸ばす講座と言えるかも。

コンセプト/毎回異なる視点で〈書かれた字を観察すること〉、〈字を書くこと〉を通じて自分自身の字と向き合う。


講師/華雪(書家)


コース概要/毎月1 回土曜15:00 ~ 17:30(単発受講可能) 谷中・韋駄天(京都・恵文社でも隔月開講)


対象者&定員/初心者可、字を書くことに興味のある方。8名(要予約)。


受講料/¥6,000(材料費込み) ※同日午前中開講の篆刻講座と連続受講なら ¥10,000

www.kasetsu.info

参照元:VOGUE JAPAN

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