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白井健三「24歳で引退」早すぎ?あの体操メダリストたちも20代で現役退いた

  • 2021.6.17
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2021 全日本体操種目別選手権での白井健三選手(写真:松尾/アフロスポーツ)

体操男子の白井健三選手がきょう2021年6月16日、現役引退を発表した。会見で、選手としての未練が一つもなく、指導者の道へ進もうと考えていると明かしている。

ツイッターには「まだ若いのに」「早すぎる」といった惜しむ声が上がっている。24歳という年齢からすれば、まだ現役を続けられそうな気もする。だが調べると、白井選手よりも若くして引退した元体操選手がいた。

22歳で引退も「選手人生約20年」

22歳で現役を引退し芸能界デビューしたのが、バルセロナ五輪体操銀メダリストの池谷幸雄さんだ。池谷さんが運営する体操倶楽部の公式サイトによると「4歳の頃から体操を始めた」とあるので、約20年も体操に打ち込んでいたことになる。現役から退いた後も体操競技に関わり続け、2001年には「池谷幸雄体操倶楽部」を設立。体操女子で、今夏の東京五輪代表に内定した村上茉愛選手など、実力ある選手を多数輩出してきた。

女性選手では、20歳で現役引退した人物もいる。和製コマネチの愛称で親しまれた小菅麻里さんだ。史上最年少(13歳)で全日本体操競技選手権大会に優勝し、その後同大会を5連覇した実績を持つ。

ただ「20代前半で引退」は一般的ではないようだ。例えば、アテネ五輪で金メダルと銅メダル、北京五輪では銀メダルを獲得した鹿島丈博さんは、28歳で引退した。アテネ五輪男子体操団体金メダリストの米田功さんは、惜しくも北京五輪で代表の座を逃し、08年5月6日に30歳で引退を表明。池谷さんと同様、鹿島さんと米田さんも引退後は指導者として活動している。

内村航平・32歳は東京五輪へ

白井選手と一緒に、2016年リオデジャネイロ五輪の体操男子団体総合で金メダルを獲得した日本代表4人はどうか。内村航平選手(32歳)、加藤凌平選手(27歳)、田中佑典選手(31歳)、山室光史選手(32歳)と、全員が現役だ。白井選手が最年少だったからこそ「早すぎる」と驚いた人もいるかもしれない。

中でも内村選手は、6月5~6日に行われた、体操の東京五輪日本代表選考会を兼ねた全日本体操種目別選手権で、個人枠で五輪代表に内定したばかり。2008年北京、12年ロンドン、16年リオデジャネイロに続き、これで4大会連続出場だ。

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