1. トップ
  2. インテリア
  3. 暮らしに馴染むクラフトアイテム5選。モダンな伝統デザインがおしゃれ!

暮らしに馴染むクラフトアイテム5選。モダンな伝統デザインがおしゃれ!

  • 2021.6.17
  • 2693 views

作り手の丹精込めた想いが形となって日本の暮らしと文化を守り続ける工芸品。土地の色や伝統はそのままに、現代のセンスを加えたクラフトの数々をご紹介。

1.〈BEAMS JAPAN〉セレクトショップが選ぶ民芸品を手にする。

萬古焼は耐熱性に優れ、素焼き本体の下半分を釉薬に浸して塗装する「ずぶ掛け」を施した2トーン仕様。素朴でシンプルな昔ながらのデザインは新鮮で魅力的。
名馬の産地としても知られる青森県十和田で生まれたスリッパ。ユニセックスで軽やかな履き心地は、職人が丁寧に編み上げるため、製作は1日1足のみ。

日本各地の銘品を集め、発信する〈BEAMS JAPAN〉。これからの季節に活用したいアイテムは、三重県四日市の地場産業から生まれた萬古(ばんこ)焼にオリジナルデザインを加えた「蚊やり豚」(上から、橙、RED、BLACK)各2,860円と、馬の飼料用作物を再利用した青森の伝統工芸品「きみがらスリッパ」M 6,050円(ビームス ジャパン 03-5368-7300)

2.〈工房ストロー〉藁のある暮らしをして、稲作文化の手仕事を繋ぐ。

ストローとは藁のこと。一本の藁は16の部位に分けられ、余すことなく使われる。根元の太いストロー部分を穂先の細い部分に繋ぎながら編み進めていく。

山形県真室川で200種類以上の農作物を栽培する高橋伸一さんが、藁(わら)の文化を残そうと現代の暮らしに合わせた藁細工を製作。インテリアのような「螢かごハンキングタイプ」は、元々螢を中に入れ、灯り代わりにしたり螢を観賞するために作られたもの。右から、S 4,620円、M 7,920円、L 14,080円、LL 21,780円

3.〈大槌(おおつち)刺し子〉東北の伝統を知る、刺し子を体験する。

刺し子は布地の補強や布を重ねて衣類を保温する役割を担う。2013年からは〈無印良品〉と共同制作も始まり、普段使いしたい大槌刺し子発のグッズなども展開中。

東日本大震災を機に、ものづくりを通して町の復興の実現を目指す「大槌刺し子」。鮮やかに草木染めされた糸と、変わり花十字の柄がプリントされたさらし布入りの「刺し子キット みやびふきんキット~変わり花十字~」は、丁寧な手仕事をひと針ひと針感じる、初心者にも優しいキットに。3,800円(大槌刺し子事務所 0193-55-5368)

4.〈京都のれん〉ペットボトルを再利用した風呂敷を使ってみる。

夏の京都を連想して製作。京都を代表する鴨川、レモンソーダの爽やかさ、琥珀糖などをちりばめた。通常の風呂敷に劣らない色合いや肌触りで、使い心地も。

京都から、のれんや風呂敷を提供するこちらではリサイクルした繊維からできた「エコイスト風呂敷」を発表。使用済みペットボトルを溶かしたポリエステル樹脂を99%使用している。水彩絵の具に洗剤を混ぜ、泡を作った状態で染める「泡水彩」で描いたOyatsu Doki「レモンソーダと琥珀糖」は2巾(約70cm角)2,200円(京都のれん 075-254-2354)

5.〈ソメヤスズキ〉自分のお気に入りを染め直しで再生する。

着倒して色褪せてしまったり、形は気に入っているけど色を変えたい時に新調するのではなく、染め直しという選択肢が増えるのはうれしいポイントに。

オーガニックコットンを植物染料のみで草木染めするスタイルの〈ソメヤスズキ〉。バッグやエプロンなどのオリジナルアイテムもそろうなか、10g 165円から洋服などの染め直しができる「ソメヤのそめなおし」にも注目。ヤシャブシやマリーゴールドなどを使用することで、チャコール系の色に仕上がる。

(Hanako1197号掲載/text : Ami Hanashima edit : Kana Umehara)

元記事で読む
の記事をもっとみる