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油で老けが加速!?栄養士が教える「良い油」「悪い油」

  • 2021.6.16
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「痩せたい」女性が、炭水化物と並んであまり摂らないようにしているのが「油」です。夏を控えたこの時期、油を避けている女性も多いのではないでしょうか。

しかし、全ての油が悪いわけではありません。「良い油」と「悪い油」を理解し、食卓に取り入れていくだけで、少しずつ美と健康を手に入れることができます。

管理栄養士の筆者が、「良い油」と「悪い油」を紹介します。

■油の働き

油の働きは主に以下の4つが挙げられます。

(1)体温、脳の動きを保つ

(2)皮膚、骨、神経、細胞の保護

(3)脂溶性ビタミンを運ぶ

(4)消化吸収、排泄を助ける

このように、「油」は身体にとって必要なもの。女性ホルモンも油でできており、脳や神経の50%以上は必須脂肪酸からできているので、健康で美しい身体には油が必要となるのです。

「肌がカサカサ」「便秘がち」「顔がくすんでいる」という女性は、「良い油」を摂取していきましょう。

■「良い油」「悪い油」とは?

油は、不足しても問題ですが、やはり摂りすぎも問題です。油の「量」に加えて「種類」を選んで摂取していきましょう

「良い油」とは

「良い油」とは、体内を酸化させない油のことです。

α-リノレン酸

積極的に摂取していただきたい油は、「α-リノレン酸」と呼ばれるオメガ3を含む油です。

オメガ3は、女性の美と健康の強い味方であり、PMS緩和やメンタルの維持にも効果があるとされています。オメガ3を含む油はアマニ油・シソ油・えごま油・インカインチオイル・青魚・くるみ・チアシードなどです。

オレイン酸

「オレイン酸」と呼ばれるオメガ9の油も積極的に摂取していただきたい油です。加熱しても酸化しづらく、調理に向いています。

オメガ9を含む油は、オリーブオイルが代表的ですが、べに花油やひまわり油も徐々に知られるようになってきました。最近のべに花油やひまわり油は、「ハイオレック」といって、加熱に強いオレイン酸を強化しています。

「悪い油」とは

「悪い油」は、体内を酸化させる油のこと。「酸化」した油を摂ると、体内で活性酸素を増加させ、老化の原因につながることもあります。酸化した油=サビた油は、体内をサビさせるのです。

ショートニング・マーガリン

体内をサビさせる「悪い油」の代表は、ショートニングやマーガリンです。ショートニングやマーガリンに含まれる、トランス脂肪酸が血管をドロドロにし、体内から老化を促進していきます

油は、むやみやたらに摂ると太りやすい原因ともなりますが、完全に抜くと美やアンチエイジングから遠のいてしまいます。

「良い油」と「悪い油」を正しく知って、良い油をきちんと摂るようにしましょう。

(管理栄養士/おやこ食育プランナー/美食ライフプランナー やなぎさわえりな)

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