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起きてもないことで不安になる。ネガティブな気持ちになるたった1つの原因

  • 2021.6.15
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こんにちは、精神科医・心理研究家のゆうきゆうです。

あなたは、何かをしようとしたのに、過去のことをエンドレスに思い出してしまったことはありますか?もしくは、気づくと悩みや悲しみに心を囚われてしまったりすることはありませんか?

もしその答えが「イエス」なら、その気持ちを少しでも前向きにし、あなたを成功に導いていくための方法をご紹介しましょう。

時間によってあなたは変わる
image by:Unsplash

突然ですが、「1万時間の法則」を聞いたことはありますか?「ピアノやテニスのプロを観察した結果、多くが1万時間の練習時間を経験していた」という法則です。

この法則は決して厳密ではなく、1万時間よりも少ない練習量でプロになっていた人物も存在していました。

それに、どんなに考えのない練習方法でも、時間を掛けさえすればプロになる、なんて安易に保証するものではありません。練習や学習には最適な方法がありますし、よい先生につくことは何より重要なことでしょう。

ただ、同じ条件のもとで学習するのなら、その学習量が増えるほど習熟度は上がるというのは、誰もが了解できる話ではないでしょうか。

これは勉強や仕事だけではなく、異性との時間についても同じことが言えます。もちろん「一目惚れ」なども存在するでしょう。

とはいえ、やはりまったく同じような条件の異性がいたとして、一人と何度もデートし、そしてもう一人とはそんなに会わないような場合。やはり、より多くの時間を掛けた相手が、結婚相手やパートナーとして選ばれやすいのではないでしょうか。

仕事でもデートでも、「掛けた時間」というのは何よりも重要なのです。そしてこれは「悩み」などの時間でも同じです。

どうでもいいことを切り換えよう

たとえば、過去の失敗を何度も何度も思い返してしまう。または将来にわたって起こるかもしれない(大半は起こらないのですが)イヤな心配について、何回も考えてしまう。

これも結局、その反芻や心配にたいして「1万時間の法則」を発動させているのと一緒。あなたの貴重な時間を、その心配に費やしているだけです。

それによって「悩み」や「そのできごとの思い出し」に習熟するかもしれません。しかしそれが、何になるというのでしょうか。

それによってほめられることもありませんし、金メダルをもらえることもありませんし、また報酬をもらえることもありません。その「イヤなこと思い出し(しかも特定の記憶のみ)」で世界一の存在になったとしても、得られるものは何もないのです。

デートでたとえるなら、イヤな人間と毎日毎日決まった時間を使ってデートし続けてあげるのと一緒。人生においてトクすることは一切ありません。

そしてその間、当然ですが、あなたの家族や大切なパートナー、または大事な仕事や勉強はすべて「無視」されています。これほどくだらないことはありません。

世界一どうでもいいことのために、毎日必死に努力したり、わざわざスケジュールを苦労して空けてあげているのと一緒なのです。よってこんなときにオススメなのは、あなたの思考と行動を、プログラムのように変えることです。

切り換えのルール
image by:Unsplash

特定の悩み、または何度も何度も考えてしまう心配。頭がそのモードになったら、その時間をあなたにとって重要なことや大切なこと、思い出に残ることに使うようにしましょう。

これはもう、あなたのなかの「ルール」として決めてしまうことです。

  • 本を読む
  • 勉強をする
  • 楽器を弾く
  • 運動をする

などなど、何でも構いません。最初から「自分は必ずこの本を読む!」「ピアノを絶対に弾く!」など決めておいてもいいですし、複数あるなかからそのときに気が向くもの、何でもやってみる、という自由さでもいいかもしれません。

「そんなこといっても、そんな時間にうまく切り換えられないよ」という場合もあるでしょう。そんなときは、本当に一動作だけでも構いません。

たとえば「あぁ、悩んでしまう…。同じことでまた悩んでしまう…。そうだ、こんなときは本を読むって決めたんだ!うう、でも本を読む時間に完全には切り換えられない…。だったら悩んでもいい!でもその前に、1分だけ本を読むことにしよう!たった1分でいい!それさえ終われば悩んでいい!」というように考えましょう。

それこそ、ネガティブなことをやるための「小さなミッション」くらいに考えてみてください。本当にちいさな時間でOKです。そうすれば「それくらいなら…」と思って、実行できるはずです。

そして実行しさえすれば、気持ちが切り替わり、楽しくなって、もっとその時間が増えていくかもしれません。またはたとえ一瞬だけ実行して終わったとしても、ネガティブな思考になるたびにその行動をすると決めておけば、回数はどんどん積み重なっていきます。

その繰り返しによって、やはりその行動への習熟具合は上がっていくはずです。

悔しさをエネルギーにして

「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」という言葉があります。木の上に寝たり、苦い肝臓をなめて、敗北の悔しさを忘れないようにし、結果的に戦いに勝利したという故事のことです。

日本でも、かの徳川家康は、自分が戦争で負けたときのことを忘れないようにその情けない姿を絵に描かせた…なんて話もあります。

このように、偉人たちも、決して「失敗がない人生」を送っていたのではなく、逆にそれを活かして成功につなげていたわけです。

ですのでぜひ、あなたも同じように行動してみてください。この「切り換え」さえ行い続ければ、あなたの生活はどんどん前向きになっていくはずです。

すなわち、ネガティブな気持ちを、石油などのように燃やして、あなたにとってポジティブなエネルギーにするようなもの。これこそが唯一にして最大の、あなたの人生を変えていく手段なのです。どうか覚えておいてくださいね。

今回のまとめ
  • 人間にとって過去の悩みをエンドレスに思い返すことほど、ムダなことはありません。
  • それによってその行動に「1万時間の法則」が働いてしまいます。
  • すると、その特定の悩みや心配にたいして習熟するという、世界一意味のない習熟が行われてしまうのです。
  • そのため、その行動をしそうになったら、かわりに自分にとってプラスなことをすると決めておくこと。
  • 完全に切り換えるのが難しいという人は、1分だけ、1動作だけでもOK。
  • 「その動作をやったら、その悩みについて考えていい!」と決めて、まずは少しでもいいから行動してみましょう。

というわけで、いかがでしたか?どんな人でも過去の失敗や、悔しさを、ゼロにすることはできません。重要なのは、それを否定するのではなく、それを材料にして、いかにあなたの幸せや成功に役立てて行くかです。

その思考ひとつで、あなたの人生は大きく変わっていきますよ。

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