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『着飾る恋には理由があって』8話。葉山(向井理)完勝!駿(横浜流星)の初携帯と「くるみ」呼びは不発……

  • 2021.6.15
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想い合ってもすれ違うくるみと駿

藤野駿(横浜流星)の前に元彼女・福本葉菜(山本千尋)が現れた。葉菜は、スタッフも駿もいなくなった「Hortensia」を続けていた。シェフが入院してしまったため、店を2ヶ月だけ手伝ってほしいと言う。オーナーである葉菜の父のテストにパスするため、駿は1週間ほぼ店に泊まり込みで作業することになった。

駿「このままだとシャチ(葉山祥吾・向井理)にはかなわない。乗り越えないと、隣にいる資格ないからさ」
駿は真柴くるみ(川口春奈)のことを想って頑張るが、かえって2人はすれ違ってしまう。

くるみ「何でか遠く感じて。いつも近くにいるからすぐに話せて安心できたけど、いざ離れてみると、こんなに距離感じるんだって。何か全然知らない人みたいな」
香子(夏川結衣)「たとえ結婚したってね、毎日痛感するの。誰?この人?私知らないって。つくづく思い知るよ、赤の他人だって。でも今は、全部知ろうとしなくてもいいのかなと思えてきた。それでも、知ろうとする努力を続けるんだけどね」

くるみは遅くまで帰ってこない駿を待ち、扉の音が聞こえたら飛び起きてお出迎え。戻らない日も扉にノックで「おやすみ」を伝える。駿も壁に「おやすみ」を伝えていた。
けれど、「葉菜」との呼び方の違いに不満を感じるくるみと、葉山からもらったお土産にヤキモチを隠せない駿。久々に話せても言い合いになってしまう。
お互い想っていても、すれ違いが止まらなかった。

葉山の完勝

前話でくるみに対する気持ちに気づいた元社長・葉山がどんどん仕掛けてきた。
京都土産にマメシバのキーホルダーをくるみに渡す。トランプではわざと負けて、くるみに何か言おうとする。駿に対しては、「真柴のこと、頼むね。もし頼めないんなら、遠慮はしない」。相変わらず仕事にまっすぐで、くるみの憧れの存在なのには変わりない。自転車2人乗りも可愛かった。

くるみと駿が香子に譲ってもらったフランス料理ディナーの初デート。駿は客の予約の時間がずれてしまい、約束の時間になっても家に戻れなかった。葉山は、駿の代わりに行くとくるみと香子に伝え、走り出す。主題歌である星野源の「不思議」は葉山のシーンで流れた。

駿も何とか仕事が終わり、ドラマが始まって以来初めて携帯を持ち、くるみのもとへ走る。
葉山のスーツも駿のコックコートも白い衣装なのが王子様感をより感じさせた。
駿は電話をかけるが、くるみは知らない番号なので切ってしまう。横断歩道の向こうにくるみを見つけて名前を呼ぶが届かない。

駿「くるみー!」
トラックにかき消されるくるみ呼びが切なすぎた。

そして、駿の目の前でくるみと葉山が合流。葉山はめちゃくちゃ走ってきたのに「近かったから」と爽やか全開。駿は、くるみと葉山がタクシーに乗るのを茫然と見送ることになった。

8話は葉山の完勝。今夜放送の9話、最終話に向けて3人の関係はどう動くのか。

■たけだあやのプロフィール
イラスト、イラストレビュー、ときどき粘土をつくる人。京都府出身。

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