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元カレが忘れられない…新しい恋に進めない人の「原因と対処法」

  • 2021.6.14
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誰かのことを好きになっても、なかなかその人に声をかけられない。

あるいは、相手が自分のことを好きだということが明らかであるにもかかわらず、ふと「好き避け」してしまう……。

そんなお悩みを抱える女性も少なくありません。

自分から声をかけたり、相手からのアプローチに積極的に応じたりと、なんらかの行為を通して「一歩」を踏み出せば、そこには楽しい恋愛が待っているはず。

そこで今回は、哲学の考え方を用いて、「新しい恋に踏み出せない人の原因と対処法」についてご紹介します。

「自信」がないから

ここでは、「あなたが一歩を踏み出せないのは、『自信』がないから」としましょう。

自信があれば好きな人に声をかけられるし、自信があれば好き避けせずに済む……。

実際のところ、恋愛(人間関係)はそこまで単純ではないかもしれませんが、ここでは「自信」を一つのキーワードにしておきましょう。

では、その自信は、いったいどうすれば手に入るのでしょうか?

自信とは、さまざまな経験をするなかで、知らず知らずのうちに自分で育てていくもの。経験を重ねていけば、「前にも同じようなことがあったから、こうするのがいいな」という感覚も育ちます。

これを積み重ねていくと、自然と、「過去に固執しない心」も養えます。

「昔こんなことを言われたからやめよう」とか「私なんか……」とあきらめてしまうのではなく、「前にこれでダメだったから、今度はこうしてみよう」と、過去を活かして前向きに考えることもできるわけです。

言い換えるなら、「今」というときを感じとる「感度」を高める、ということでしょう。

「今」の特別さとは?

ただ、この「今」とは、「イマ」と言ったそばから過去になってしまう、言語化できない概念です。

過去や未来は、言葉にできます。過去にこういうことがあった、未来にこういうことをしたい……など、過去も未来も「語る」ことができますよね。

つまり、「今」だけが言葉にできず、ただ「感じるしかない」ものなんです。あなたが感じたものと、その場にいた誰かが感じたものが同じかどうかを、言葉で確認することはできません。

もっと簡単にいうと、たとえばあなたが痛みを感じたとして、その痛みを、誰かに「まったく同じように感じろ」と言っても無理だということ。

「今」というときも同じで、あなたが感じている「今」と、その場にいる誰かが感じている「今」は、同じであるとは言い切れないのです。

それに対して、過去や未来は、言葉にして語ることができるからこそ、同じかちがうか、すぐにわかります。

そのような意味において、「今」(=あなたの感覚)は、とっても特別なものなのです。

「私」の特別さとは?

周りの人は、あなたのことを「○○さん」だと理解していますね。

でも「私は○○だ」と認識できるのは、あなただけ。

すなわち、「私は」という主語であなたを認識しているのは、この世にただひとり、あなただけなのです。

そのような意味において、「私」とは、「今」と同様に、「自分にしか認識できない」という特別さを持っているといえます。

「自信」が生まれる瞬間はいつ?

「今」というときも「私」という存在も、自分ひとりにしかわからないものをもっている特別な存在なのだというお話をしました。

では、なぜ、自分にしかわからないものを隠そうとするのでしょうか?

それは、あなたが世間に対して隠したいと思っている過去に捉われて、そういう自分を恥ずかしいと思っているからではないでしょうか。

心を過去から解放してあげると、自分以外の人にオープンにすることができます。

それによって、「私」は「今」こんなことを感じているの!と、素直に言えるようになり、「自信」が生まれていくのです。

新しい恋への一歩を踏み出そう

「恥ずかしいと感じていることを、恥ずかしがらずに表に出す」ことを意識してみてください。

少しずつなにかが変わってくると思います。

そしてなにかが少しずつ変わってゆくなかで、ある日ガラッと、あなた自身が大きく変化する瞬間が訪れるはず。

そのときあなたは、自分という存在の特別さにおおいに驚き、同時に、今という瞬間の輝きを見ることのできる自分におおいに驚きます。

そして、そこはかとない自信を手にするでしょう。

気がつけば、今まで踏み出せなかった一歩をふみ出しているはずですよ。

(ひとみしょう/作家)

(愛カツ編集部)

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