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ガラスボールのアジサイで参拝者急増、SNSで注目を集める奈良の寺

  • 2021.6.13
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アジサイと初夏コスモスが見ごろを迎えた「般若寺」(奈良県奈良市)で、ガラスボールに彩り鮮やかなアジサイを入れた花手水(はなてみず)がSNSで注目を集め、参拝者が急増している。

珠のように連なって置かれたアジサイのガラスボールの花手水。まるで、ビー玉やトンボ玉のように輝く

境内に15万本30種類のコスモスが咲くことから「コスモス寺」として知られ、秋に参拝者が多い同寺。ガラスボールにアジサイを入れた花手水は今年が初めて。インスタを中心としたSNSに5月下旬にアップしたところ、6月の平均20人のところ、平日で約200人、土日には300人近くもの参拝者が訪れるように。幅広い年代の参拝者が皆カメラやスマートフォンを手に思い思いの撮影を楽しんでいる。

生駒市から訪れたという西澤さん(30代女性)は、「ガラスボールのアジサイ花手水はパッと見てビー玉みたいできれいです。ここが、コスモス寺なのは知っていましたが、この時期に初夏コスモスも見られるのは初めて知りました」と笑顔で撮影していた。

これらを企画し、美しい写真を撮影してSNSで公開しているのは、同寺の工藤顕任副住職だ。アジサイも初夏コスモスは以前から植えていたが認知されておらず、2020年からガラス鉢に境内に咲く花を入れた「花手水」をおこない、春夏秋冬さまざまな花が咲き乱れる花の寺として認知度があがったそうだ。

花手水の花はすべて境内で咲いたものを使用。花びらが少し茶色になったピークを過ぎた花や折れてしまった花を摘み、水に浮かべてもう一度キレイに咲かせている。

「アジサイは立体感がある花。角度によって見え方が違うので球体に入れたらキレイだろうと思ったから試してみました。配色もテーマを決めて花が映えるようにして、仏さんにお供えしています。花浄土に来ていただき、やさしいホッとする気持ちになってもらえれば」と話す。

ガラスボールや鉢の水はすぐに温まってお湯のようになり、花が茹で上がった状態になってしまうので、多い時には1日4回も水を替えるそう。そのため、水を替えたばかりの午前中が撮影するにはおすすめだ。

写真を毎日撮り続ける工藤さんは、「お寺らしい石仏にかかったアジサイやガラスボールをぼかして珠のように連なるよう撮ったり、花を真上から撮ったりするとわかりやすくキレイに撮影できます」と撮影のコツを語る。アジサイの見頃は7月上旬頃まで。JR奈良駅、近鉄奈良駅からバス、「般若寺」停から徒歩約5分。拝観料大人500円、中・高生200円、小学生100円。(般若寺では「花手水(はなてみず)」と読む)

取材・文・写真/いずみゆか

「法性山 般若寺(コスモス寺)」

住所:奈良市般若寺町221
拝観時間:9:00~17:00(最終受付16:30)
※短縮拝観時間(1月・2月・7月・8月・12月)9:00〜16:00
拝観料:拝観料大人500円、中・高生200円、小学生100円
電話:0742―22―6287

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