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「時代劇の天才子役」と言えば真っ先に思い出す女優は誰?

  • 2021.6.13
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韓国ドラマは子役の出番がとても多い。それは、多くのドラマで主人公の人生を描くときに、子供時代のことから丹念に描いていくからだ。必然的に、子役の演技はドラマの序盤で必須になってくるのだ。

そんな中で、子役として天才ぶりを発揮してきたのがキム・ユジョンだった。

彼女の出演作を見ていくと、そのキャリアに圧倒される思いがする。

たとえば、時代劇だけを見ても、『一枝梅』(2008年)、『風の絵師』(2008年)、『善徳女王』(2009年)、『トンイ』(2010年)、『太陽を抱く月』(2012年)、『秘密の扉』(2014年)と、そうそうたる作品で主人公の子供時代などを演じてきた。

それだけに、キム・ユジョンが「天才子役」と称されたのも当然かもしれない。

天才子役と称された女優キム・ユジョン
5年ぶりの時代劇出演

特に彼女は『トンイ』でハン・ヒョジュの子供時代に扮したときには、「時代劇と現代劇の違いを自分なりに分析して演じ分けた」と勘の良さを発揮していたし、『太陽を抱く月』でハン・ガインの子供時代を演じたときには、命を落とす場面で本当に悲しみに包まれた迫真の表情を見せて、多くの視聴者の涙を誘った。

このドラマが視聴率40%を越える爆発的な視聴率を挙げられたのも、序盤のキム・ユジョンの演技が素晴らしかったことも関係していた。まさに「天才」は子供の頃から才能が抜きんでているのだ。

そんなキム・ユジョンは、子役から大人の女優として成長して、時代劇の『雲が描いた月明り』に出演してパク・ボゴムと共演した。

演じた役が奇抜だった。それは、王宮で奉職する内侍(ネシ/王に仕える宦官)という男装のキャラクターだった。

本当に難しい演技を要求されたが、キム・ユジュンは持ち前の多様性を発揮して、元気よくユーモアたっぷりに演じきっていた。

もちろん、天才子役は大人になっても輝いていたし、美しさが加わって存在感も際立つようになった。

さらに彼女は現代劇でも、昨年はドラマ『コンビニのセッピョル』でチ・チャンウクと共演し、ハツラツとして演技を見せてくれた。

キム・ユジョンは今年、新しいドラマ『ホンチョンギ』(原題)で5年ぶりの時代劇に出演する。韓国で年内に放送される予定だ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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