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長時間食事しないと、口が臭くなるのはなぜ?

  • 2021.6.11
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いい質問だ。空腹時、または、しばらく食べていないと口臭がキツくなるのはなぜだろうか?2人の医師がこの疑問に答えてくれた。

何時間も絶食すると、息が臭くなる可能性があるphoto:Getty Images

空腹時および長時間ものを食べないと機嫌が悪くなるだけでなく、口が臭くなる。玉ねぎの煮込みも、ウォッシュチーズを塗ったトーストもなんにも口に入れてないのに妙な話だ。この現象について、2人の医師に説明してもらった。

体内の燃焼

身体を正常に機能させるためには、体内に定期的に栄養分を取り込む必要がある。これは誰もが知っていることだろう。しかし口から栄養が補給されない時は、体内に備蓄されたエネルギーを使う。

「この時体内では、“ケトン体”と呼ばれる物質が生成されます。この物質は、エネルギーが必要になり、備蓄からそれが取り出される時に生成される代謝産物です」と、主な著書に『リスクなしのあなたの健康』(1)がある心臓病専門医で栄養学者フレデリック・サルドマンは説明する。

代謝によってこの成分が燃焼されると、独特の臭いが出る。この臭いは、私たちの息の中にも含まれる。「ちょうど、食べ物を加熱している時に匂いが漂ってくるのに似ています。この場合、燃やしているのは通常とは違うものですが...」とサルドマンは例えを用いて説明する。

この口臭というのはごく普通の現象で「たとえ不快であっても、身体がきちんと機能しているという証です」と医師は付け加える。

水分不足

水分補給不足も口臭の原因。 photo : iStock

別の原因として水分補給不足もあり得る。「絶食時は、食べないだけでなく、水分を取らなくなります。そうすると口腔内に溜まっている細菌が排出されず、悪臭の原因となります」と栄養医ニナ・コエン=クビ。

水分を取ることで口臭を和らげることができる。原料にミントが入っているものも効果的だ。口臭を抑えるために、「ミントの葉入りのハーブティーを飲む、ミント入りのシュガーレスキャンディーをなめる、もしくは歯磨きをし直すこと」をサルドマンはすすめる。

いま社会で求められているソーシャルディスタンスもまた、実用的な解決法だ。

(1) Dr Frédéric Saldmann著『Votre santé sans risque』Albin Michel社刊

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