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「無関心」だと誤解させない。反抗期の子どもへの愛ある接しかた

  • 2021.6.10
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みなさんこんにちは。心理コンサルタントの飯田です。きょうは読者のかたからいただいた「反抗期だからといって、子どもに注意もせず、野放しでいいのでしょうか?」というご質問に回答しました。

「野放し」より「放牧」
image by:Unsplash

「野放し」というより「放牧」がおすすめです。野に放つのではなく、家(牧場)のなかで放つ。そのほうが注意するより、効果があるからです。

その理由の前に…子どもが反抗する要因についてふれておきます。反抗期は誰でもあるわけではなく、反抗期になる要因があります。

  • 自我が強くなり、自分の考えを持って主張する
  • 自立と依存の葛藤(によるイライラ)
  • 友人など対人関係、学業などのストレス
  • 親や周囲からの期待へのプレッシャー
  • 親の指示、注意、指摘の多さ
  • 兄弟姉妹の不公平感(姉に厳しく、妹に優しいなど)
  • 親から愛情を感じない(仕事や家事を優先するなど)
  • 認められない(ダメ出しばかりで、褒められない)
  • 家庭不和(夫婦不仲など)

細かい要因を挙げたらきりがないですが、大きな要因としては上記の通りです。これらの要因によるストレス、モヤモヤ、怒りが内在しています。これらの要因がいくつも重なるほど、反抗が大きくなります。

ですから心のなかは…「親のいうことはすべて聞かないぞ。注意するほど、反発してやる。何かいったら、全否定。このイライラや怒りがおさまるまで黙っていろ。俺(私)の気持ちを察して対応してほしい」このような思考です。

それと…これまで注意や指摘されたことは覚えています。十分にわかってはいます。でも、いわれすぎるとやりたくなくなります。覚えていて、わかっているけどやらないだけです。

ですから、注意しなくて大丈夫(もちろん、万が一法を犯すようなことがあったのなら叱りましょう)。注意すればするほど反抗が酷くなり、逆効果となります。

いちばんいいのは、「挨拶+α」
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では、反抗期の子どもに何を話せばいいのでしょうか?基本的には「挨拶+α」だけです。挨拶をしないと、子どもに対して無関心だというメッセージになります。「無関心=愛情がない」と伝わってしまうのです。

それでも挨拶を返してこない子の場合、挨拶は下記のように聞こえています。「おはよう」と親がいうと、子どもの頭のなかでは…「おはよう、速くご飯食べて、顔洗って歯磨いて、出掛ける準備しなさい。モタモタしているんじゃないよ」と聞こえています。

「おかえり」と親がいうと、子どものなかでは「すぐに手を洗いなさい。弁当箱を出しなさい。スマホばかり見ないで、早く勉強しなさい」と聞こえます。挨拶のひとことだけで、親の声が十分に伝わっています。ですから、それ以上いわれると「うぜぇ、黙れ」となるのです。

+αの部分で話していいことは…「ご飯できたよ」「お風呂沸いたよ」など、伝えないとわからないことです。最後にもうひとつ。「挨拶+α」だけにすると、「子どもを信用している」というメッセージにもなるんですよ。

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