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衣替え不要!いつもスッキリ!プロのクローゼット収納5つのコツ

  • 2021.6.7
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クローゼットマスター資格を持つ整理収納アドバイザー、要めぐみさんが実践する、クローゼット収納法をご紹介。いそがしい朝もスムーズにお出かけ準備ができ、管理の手間もかからない。洋服&小物を収納するルールをぜひ取り入れてみませんか?

1:洋服の数は1シーズン上下4〜5着が基本

洋服や小物がすっきり収まった、要さんのクローゼット。以前はものがぎゅうぎゅうに詰まっていて、近寄るのも嫌なほどだったというから驚きです。「着ないのに、管理の手間はかかってしまう…。それなのになぜ処分できないのか、自分を見つめ直したら、執着だったと気がついたんです」

執着する気持ちを手放すように、「着ない服」を処分しはじめた要さん。すると、少ない服でもなにも問題なく、むしろ管理や手間がかからず、クローゼット内も気持ちも軽やかになったそう。「クローゼットをすっきりさせたいと思ったら、まずは“自分のなりたいイメージ”や“好きで着心地が良い”と思える服だけを選びとってみてください。その服を着ているときに、ちょっと憧れている友人にばったり会っても恥ずかしくないか?自分が心地良いか?などの基準をつくってみてくださいね」

私服を制服化する

要さんが提案する「私服の制服化」とは、服の枚数を決めて制服のように着まわすこと。1シーズンにつきトップスとボトムス各4~5着ほど用意し、着まわします。「いろんなシーンに幅広く対応できる服を選ぶようにしています。子どもの学校にもスーパーの買い物にも行けるような、カジュアルながらきちんとした印象の服で、トップスはどんなボトムスにも合わせやすい白が多めです」

1シーズンで着倒したら、来年も着たいと思う服のみを残し、あとは処分。洋服は「着ないけれどとっておくもの」から「着倒すもの」へと意識を変えることで、無駄に出番のない服が増えることもなくなりそうです。コーディネートに悩むこともなく、管理の手間もなくなる「私服の制服化」、ぜひ試してみてください。

2:ハンガー選び・使い方で服をスッキリ収める

丈や袖の長い服のハンギング法

ハンガーにかけると下の引き出しにかかってしまう、長いワンピース。見た目もよくないうえ、引き出しを開け閉めするときに邪魔になってしまいます。そんなプチストレスになる長い服は、ハンガーをもう1本プラスするだけでみごと解決。袖が長いトップスは、袖部分をクロスさせて両肩に掛けるだけ。ちょっとした工夫ですが、日々のプチストレスを解消することで生活が軽やかになります。

厚みの薄いハンガーを選ぶ

また、洋服の出し入れで意外と重要なポイントとなるのがハンガー。服を取ろうとしたら別の服がずり落ちてイライラ…という経験もよくあるのではないでしょうか?「MAWAハンガーは服がすべりにくく、厚みも1㎝と薄く、よりすっきり収納できるので愛用しています」

バッグのタイプごとに定位置を決める

きちんと系のバッグはブックスタンドで立てる

クローゼット上部の棚がバッグの定位置。「きちんと」系のバッグはブックスタンドで仕切りながら、不織布でほこりよけして、ひとつひとつしっかりと管理。

自立しにくいものはボックスに入れる

イケアのボックス「スクッブ」の中には、自立しにくいバッグなどを保管。ボックスにはタグをつけて、用途ごとに分類しています。

壁面を使ってハンギング収納

大きなリュックなどは、クローゼットの両サイドの壁面を使って引っ掛け収納。石こうボード壁にピンで留める無印良品の「壁に付けられる家具フック」を使えば、2kgまでの重さのバッグが掛けられます。「かがむ必要もなく、さっと手に取ることができて戻すときも簡単。ハンギング収納は、玄関や狭い場所にもおすすめです」

4:こまごました服飾小物は引き出しケースにまとめて収納

タイツやストッキング、ストールなどのこまごました服飾小物は、奥行き55㎝の無印良品の「ポリプロピレンクローゼットケース」に収納。ハンギングした洋服の下のスペースを使い、2段重ねにして6ケース置きました。パジャマやスポーツウェアなどもここに入れています。

引き出しの中はセリアの「不織布仕切りケース」を使って、アイテムごとに分類。ひと目でどこに何があるかわかるように縦方向に入れています。ぱっとみて違いがわかりにくいタイツやストッキングなどは、「パーティ用」「厚手タイツ」などの特徴をシールに書いて、ジッパー付きの袋に小分けにしておくと便利です。

5:ネックレスやスカーフは、クローゼットのサイドを利用

からまりやすいネックレスなどは、クローゼットのサイドを有効利用して「吊るす」収納に。つっぱり棒を渡して「ストッパー付きS字フック」を引っ掛けるだけで、選びやすく出し入れも簡単なネックレス収納のできあがりです。逆側の壁面には、スカーフや小さなポシェットなどをハンギング。長さのある小物は、つっぱり棒+フックの吊るす収納が最適です。

衣替えは、手持ちの洋服を見直す絶好のチャンス。「着ない服」を思い切って処分して「着倒す服」だけのスペースにしたら、毎朝の洋服選びも管理もスムーズになること間違いなし。軽やかなクローゼットを手に入れましょう。

writer / やぎこ

取材協力

要めぐみ
整理収納アドバイザー2級認定講師・クローゼットマスター・住宅収納スペシャリスト

「ラクで快適なシンプルライフ」をテーマに、機能的かつ見た目も美しい収納術を提案する整理収納アドバイザー。ブログやインスタグラムなどのSNSで、暮らしとともに日々アップデートしていく収納を発信。
https://ameblo.jp/megumihome-blog/

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