1. トップ
  2. グルメ
  3. ソフト・ロックダウン前に駆け込んだ、最高のインド系ビリヤニ店【週末アジア:シンガポール編】

ソフト・ロックダウン前に駆け込んだ、最高のインド系ビリヤニ店【週末アジア:シンガポール編】

  • 2021.6.7
  • 1052 views

連載「週末アジア」は、アジアに精通している女性たちが、おしゃれなショップやカフェ、おすすめスポット、旬のニュースなどをピックアップして、まだまだ知られていないアジアの魅力をお伝えしていきます。いますぐに旅立つことはできないけれど、また旅ができる日々を楽しみに。

 

ソフト・ロックダウン前に駆け込んだ、最高のインド系ビリヤニ店【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

 

新型コロナウイルスの感染拡大を抑制し、ワクチン接種を順調に進めてきたシンガポールですが、2021年4月末にとある大病院で、続いて5月に入り空港で、クラスターが発生。

市中感染が日に20名ほど出るようになったことを受け、5月16日から規制を再度強化させると、5月14日午後に発表が。強化項目は、外で集まっていいのは2人まで、飲食店の店内飲食は禁止などなど。

 

我が家は3人構成。ということは……家族そろって外出ができるのも、外で飲食ができるのも、明日までだ!!! と気づきまして、15日、規制強化前最後の外ランチへと繰り出しました。

 

ソフト・ロックダウン前に駆け込んだ、最高のインド系ビリヤニ店【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

 

駆け込んだ先は、リトルインディア地区にある「Mr Biryani」。
ここが大正解だったので、ご紹介させてください。

 

ビリヤニとは、インドやその周辺国で食べられている炊き込みごはんのこと。
これまでビリヤニが食べたくなった時は「BISMILLAH BIRYANI」へ行っていたのですが、新規開拓をしてみようと探してみて、見つけたのがMr Biryaniでした。

 

ビリヤニの作り方は地域によって異なり、BISMILLAH BIRYANIが提供するのはパキスタンの味。Mr Biryaniは、肉類をスパイスなどでマリネしておいてから、中程度の硬さに炊いたお米をかぶせ、お肉とお米を層にした状態で炊き込むインド・ハイデラバードの手法をもとにしています。

サジーラと呼ばれるスパイスやパクチー、ミントの葉、フライドオニオン、ガラムマサラ、自家製ヨーグルトなどを使ってマリネされた同店のお肉は、香り高いだけでなく、マリネ液のおかげで火の通り過ぎが起きないためジューシーな仕上がり。

 

ソフト・ロックダウン前に駆け込んだ、最高のインド系ビリヤニ店【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

 

さて、今回オーダーしたのはマトンのビリヤニ。

パラリとしていながらふっくらと炊きあがっているバスマティライス、柔らかくホロホロのマトンと、全体の食感がよく、ナッツやパクチー、フライドオニオンが、スパイスと見事に調和していて、風味も最高。なんとバランスのとれたビリヤニ!

パキスタン系のビリヤニがドライな食感であるのに対し、インド系のビリヤニはオイリーな印象がこれまではあったのですが、Mr Biryaniはオイリーすぎず、サイドでオーダーした豆のカレーとも相性が抜群でした。

 

ソフト・ロックダウン前に駆け込んだ、最高のインド系ビリヤニ店【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

 

実はこちらの代表メニューはチキンのビリヤニ。

規制強化期間中もテイクアウトやデリバリー対応してもらえるとのことなので、名物のチキンビリヤニは、近々、家でいただいてみようと思います。

 

とはいえ、店のオーナーであるゴヴィンダさんとのおしゃべりが楽しいので、1日も早く店内飲食が解禁されることを祈っています。

 

((店舗データ))
Mr Biryani
32 Norris Road, Singapore 208274 ※AXA Tower店もあり
http://www.mrbiryanisg.com/index.html

 

 

text:Ayako Tada

ソフト・ロックダウン前に駆け込んだ、最高のインド系ビリヤニ店【週末アジア:シンガポール編】
出典 FUDGE.jp

編集&ライター。2006年、マガジンハウスに入社。雑誌『Hanako』『GINZA』編集部に勤務し、ビューティ、ファッション、グルメなどを担当。結婚を機に2016年よりシンガポールに移住。現在はフリーランスとして「Hanako.tokyo」やシンガポールのローカル誌などで活動中。

Instagram : @tadaayako

 

 

元記事で読む
の記事をもっとみる