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瀧本美織、初共演の柳楽優弥に感謝「気持ち的なところで宝物を頂いたと思っています」

  • 2021.6.6
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柳楽優弥・田中泯がW主演を務める映画「HOKUSAI」(全国公開中)は、人生に関する資料がほとんど残されていない葛飾北斎の生涯を、史実や作品が生まれた年代などをつなぎ合わせて生まれたオリジナルストーリー。今までほとんど語られることのなかった青年時代含め、何があっても絶対に諦めず、90歳の生涯で3万点以上もの作品を描き切った絵師・北斎の生き様を、170年の時を経てスクリーンで描く。

【写真を見る】夫婦役を務めた柳楽優弥との場面カット

今回、WEBザテレビジョンでは同作に北斎の妻・コト役で出演する瀧本美織を直撃し、北斎作品の魅力についてや初共演の柳楽の印象、役者としての視点から“エンタメの未来”について語ってもらった。

――2年越しに公開を迎えましたが、今の心境はいかがですか?

純粋にうれしいなという気持ちと、まだ映画館には制限もあるという状況ですが、この時期に見てもらうからこそ意味がある、より強いメッセージをお届けできる作品になっているのではないかと思います。

――この作品の撮影で特に苦労したこと、印象に残っていること

今回は柳楽さんとのシーンが全てだったのですが、柳楽さんとは初めて共演させていただきました。言葉にしなくても目線だったり、対峙(たいじ)したりすることで柳楽さんからたくさん、気持ち的なところで宝物を頂いたと思っています。お互いにしか分からない空気感やメッセージのようなものが、言葉はなくとも通じ合えたような感じがしました。

――北斎の青年時代など、今まで描かれることのなかった面も描かれていますが、瀧本さんが思う葛飾北斎の印象、北斎作品の魅力を教えてください。

全体を通して自分と闘い続けている人なのかな、と感じました。柳楽さん演じる青年期の北斎は、若さゆえの“滾り(たぎり)”のような、人に負けない悔しい気持ちといったパワーがすごく溢れていましたし。

泯さんの老年期の北斎は、より自分との闘いというものが、静かに、でも心の内には青い炎のように灯っている感じがしました。その闘いがずっと続いていくのが、まさに北斎の人生だったのではないかと、想像しました。

――北斎の妻役ということで柳楽さんとのシーンが全てだったそうですが、柳楽さんの印象は今作の撮影前、撮影後で変化などありましたか?

もっとご一緒したかったくらい、自分の撮影はあっという間に終わってしまったのですが、(柳楽さんに対しては)外国で賞も取られていてすごく遠い存在のように感じていたのですが、共演させていただいて柳楽さんの人間らしい部分を近くで垣間見えたというか、役に対する姿勢だったり、笑顔がすごくかわいらしくて少年のようだったり、そのギャップがすごくすてきだなと思いました。

――何があっても絶対に諦めない姿勢など、北斎から学ぶべきこともたくさんあると思いますが、作品を通して一番感銘を受けたことは何でしょうか?

俳優というお仕事は自分の内の部分をさらけ出さないといけないお仕事だったりもして、心が折れそうな時もあります。ただそんな時でも希望を持っていないといけない、ということを北斎の姿から学びました。

――この夏は舞台「森 フォレ」でメインキャストを務められますが、舞台への意気込みをお聞かせください。

まだ稽古の段階ではあるのですが、すでに面白い作品になっていると感じています。自分の過去と家族のルーツをたどりながら自分の運命と向き合って前に進んでいくお話です。

きっとどんな状況だったり、どんな運命だったり、どんな環境に置かれていたとしても、自分という存在の奇跡を忘れないでもらいたいな、という気持ちが台本を読んでいて芽生えています。

そのメッセージを作品の中で伝えるということを自分の目標として、この先も稽古に向き合っていきたいと思います。絶対に見に来ていただきたいです!

――映画も舞台もなかなか思うように上映、上演できないご時世ですが、エンタメの今、そして未来について役者として感じていることを教えてください。

より自分と向き合う時間が同時に与えられているような気もしています。本当に自分が欲しているものや心からやりたいこと、思っていても形にできなかったりしたことを、挑戦できる時間でもあるような気がしています。もっと人生そのものを大事に、豊かに捉えられたらいいなと思います。

このお仕事に携わっている身として、(作品を通して)皆さんに元気や癒やしだったり、前向きな気持ちを持っていただけたら本望だと思いますし、自分としてはそういうことをこれからもやっていきたいと思っています。

――昨今StayHomeの日々も多いと思いますが、2020年・2021年で特にハマったおうち時間の過ごし方は?

ウクレレにハマりました。音も好きですしハワイアンミュージックも好きなので、自分が癒やされながら習得できるのが一石二鳥だなと思っています! 今も続けています。

――北斎における「絵を描くこと」のように、これまでずっと好きでこだわっていること、今後もずっと好きでいたいということがあれば教えてください

結構物持ちが良くて、最近まで中学生の頃に着ていたジージャンなども捨てられずに持っていました(笑)。他にも18〜19歳の頃に履いていたジーンズとかをいまだに履いていたりして(笑)。今の時代、エコにもつながるので良いことかな、と思っています。

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