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<リコカツ>永山瑛太の多彩な表情でキャラクターがより魅力的に

  • 2021.6.5
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北川景子と永山瑛太が共演する金曜ドラマ「リコカツ」(毎週金曜夜10:00-10:54、TBS系)の第8話が6月4日に放送された。互いに思いを残しつつも離婚した咲(北川)と紘一(永山)。それぞれ新しい道へ進もうとする様子が描かれるなか、永山の演技が一段と光る回となった。(以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】カタブツ人間をユニークかつ繊細に好演する永山瑛太

超個性的なキャラを演じる永山瑛太

現代的で自由な家庭で育った咲と、厳格な自衛官一家で育った紘一。交際ゼロ日でスピード結婚するも、生活習慣や価値観の違いで早々に離婚を決意。離婚に向けた活動=“リコカツ”をするなかで、互いへの思いを強くするが、仕事と結婚生活の板挟みとなってついに離婚をした。

前回に続き、離婚後の咲と紘一が描かれる第8話。編集者である咲が担当する小説家の連(白洲迅)は紘一に「水口咲は俺がもらう」と宣戦布告し、咲は元カレの貴也(高橋光臣)から「やり直さないか、俺たち。結婚を前提に」と告白する。2人の咲への思いを知った紘一は、咲にふさわしい人は誰なのかを考える…というストーリーが展開。

自衛官で、絵に描いたようなカタブツ人間の紘一を、体作りから野太い声での話し方までしっかりとキャラクターを作り上げている永山。これまでさまざまなドラマや映画で、繊細な役どころも、コメディーも、シリアスなものもこなしてきた永山だが、本話ではそのふり幅を余すところなく発揮した。

貴也から「咲さんにやり直そうと言いました」と聞かされた紘一は、動揺してお茶を口から滝のようにこぼしてしまった。また、貴也を尾行してその仕事ぶり、人となりを見た紘一は、蓮の仕事場を訪れて、咲にふさわしいのは貴也だと告げるが、そこで突如、人気ドラマ「古畑任三郎」(フジテレビ系)の物まねを披露。

ちなみに古畑任三郎を演じた田村正和さんの逝去が報じられた際、永山は自身のSNSで、ドラマデビュー作で共演したときに「君は、とにかく俳優を続けなさい」と言われたことを明かして追悼していた。その思いが宿っているようでもあり、クスっとしつつも温かなものが胸に広がった。

そういった場面で笑わせる一方で、咲を思う不器用な優しさが端々に現れていた。

自分がついた嘘に慟哭する紘一

咲と貴也のデート(紘一いわく“デイト”)をお膳立てした紘一。貴也から「咲さんの心が前を向けるまで、時間をかけて向き合ってきたいと思います」と言われると、「咲さんのことを一番わかっているのは青山(貴也)さんですね…」と寂しそうな表情を見せつつ、「咲さんのことをよろしくお願いします」と頭を下げた。

その後、咲の家を訪れた紘一は、咲の幸せを願う気持ちをあらためて告げた。そこで咲から、紘一に好意を寄せていた純(田辺桃子)のことを「合ってると思うよ」と言われると、鼻がピクリと動いた紘一。実は、純の告白はその直前に正式に断っていたのだが「付き合うことにした」と嘘をついてしまう。

それは咲に前に進んでもらうための悲しい嘘。ラストの帰り道、紘一は「これでよかったんだ」とつぶやくも、ガラスに映った自分の姿に「お前、嘘ついたな!」と叫び、泣き崩れた。

演じる永山の迫力に言葉を失い、見入ってしまうほどで、このラストは屈指の名シーンとして心に残った。当初はクセの強さが目立ったが、内からあふれ出る感情を見事に表現する永山によって、紘一という人物がより魅力的になっている。

6月11日(金)放送 第9話あらすじ

咲は紘一との思い出が詰まった共有名義のマンションを売ることを決意。マンション売却の一切を委ねられた貴也は紘一を訪ねる。

そんななか、咲が担当するカリスマ恋愛小説家・連の小説が完成間近に。結末は咲と紘一次第だと言う連は、強がる咲の本心を見抜く。

(文=ザテレビジョンドラマ部)

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