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アートに開眼したアイドル和田彩花、社会への眼差し。

  • 2021.6.5
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身の回りの小さな出来事をきっかけに社会に疑問を持ち、新しい提案を掲げて、軽やかに行動に起こす若者に注目!

和田彩花

Tokyo

1994年、群馬県生まれ。アイドル。アンジュルムの初代リーダー。大学、大学院で美術史を学ぶ。@ayaka.wada.official

アートを知れば、 世界はもっと身近になる。

初めて絵画に触れたのは15歳の時。とある展示会で飾られていた、いわゆる「きれい」の概念から外れたマネの作品に衝撃を受けたという和田彩花。そこから作品の背景を深掘りしていくようになり、美術のおもしろさに開眼。アイドル活動をしながら美術史を学んだ。「美術をきっかけに、19世紀と自分が生きている時代が繋がる実感があって、社会への眼差しが変わりました」。現在、たくさんの人に美術のおもしろさを広めたいと、歌手活動(写真)の傍ら、アート評なども手がけている。10代の頃はアイドルらしさや少女性を求める外圧にもやもやした、と言うけれど、そうした感情を言語化する術を手に入れて、いつしかそれをさらりとかわせるようになっていた。それは美術やアートを通じて、社会のさまざまな価値観を知ることができるようになったから。「人間がいろいろな価値観や感情を持って生きていることを知ると、心が少しだけ自由になる。それが美術の醍醐味です」

*「フィガロジャポン」2021年7月号より抜粋

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