1. トップ
  2. 恋愛
  3. 新郎が心を込めて束ねる【お守りブーケ】を知ってる?

新郎が心を込めて束ねる【お守りブーケ】を知ってる?

  • 2021.6.5
  • 348 views

「パーク ハイアット 東京」でのウエディングをはじめ、さまざまな空間の装花やブーケなどを手掛けてきたフラワーアーティスト、「ジオメトリックグリーン」の小林祐治さん。ウエディング・ブーケがもっと素敵なものになる方法「アミュレット ブーケ」を教えてくれました。

古くからブーケは愛の証でした♡

中世ヨーロッパでは、プロポーズの際に男性が女性のために花束を作り、愛情を表現していました。プロポーズの返事がYESであれば、その花束から一本を抜き取り、相手の胸へと戻します。この儀式が結婚式のブーケとブートニアの由来とされています。

新郎がブーケを作る?! その仕上がりは?

現代においては、ブーケはドレスとの相性を考えながら、花嫁主体で作るのが一般的。「ジオメトリックグリーン」の小林祐治さんが気になっていたのがこの部分です。

「花の打ち合わせとなると、新郎が話に参加することはあまりありません。でも、ブーケはふたりにとても近い存在で重要なアイテム。そこで新郎に『ブーケを作ってみませんか?』と投げかけると、皆さん最初は少し照れくさそうにしていますが、段々と前向きに。彼女のために! とやる気になってくれる方が多いのです」と小林さん。日ごろから植物に触れたことがない人でも、やってみればとても上手にできるそう。「新郎が束ねたブーケに込められた愛情は、フローリストがきれいに仕上げるブーケの比ではありません」

25ans Wedding

制作時間は1時間弱、サポートも万全

フローリストのレクチャーのもと、新郎が心を込めて花を束ねていきます。40~50本の花を40分ぐらいで仕上げるのが平均とのこと。仕上がりはご心配なく! 事前の打ち合わせで新婦の希望をヒアリングし、ドレスとの相性などもプロが判断したうえで、新郎と共に使用する花を選び、簡単なラフスケッチを見せてくれます。ほとんどの場合、新婦のお支度中にブーケを作っていきます。

ファーストミートがより感動的に!

挙式当日にファーストミートをするカップルも増えています。手渡される花束が、自分を思いながら彼が一生懸命作ってくれたものだったら、より幸せな気分になれると思いませんか? 新郎が初めて目にする花嫁のドレス姿、そして新婦が初めて目にする新郎が束ねた心からのウエディング・ブーケ。ファーストミートの瞬間がより素敵な時間になります。

25ans Wedding

新郎の手による花束「アミュレット」の秘密とは?

小林さんは、新郎が心を込めて束ねるウエディング・ブーケを「アミュレット」と名付けました。アミュレットとはお守り、厄除けの意味。新郎は花束を作る前に、たくさんの花の中から1本気に入った花を選び、水晶と共に手に持って祈ります。つつがなく挙式が行われるように、ふたりの幸せへの願いを込めて…。神社で清めてもらった水晶を使いながら、新郎が心を込めて作ったお守りのようなブーケ。大切な日の心強い味方となってくれそうです。

25ans Wedding

「アミュレット」¥66,000 内容:ヒアリング、デザイン提案、制作補助、仕上げ作業リボン、受け渡し、ブートニア他。*ブーケに使用する花は3種類(1種類10本程度)。*花材や花のボリュームなどにより金額の変更あり。

●お問い合わせ先/ジオメトリックグリーンinfo@geometric-green.comwww.geometric-green.com

写真協力/高橋エイジ〈maRthgraphy〉

元記事で読む
の記事をもっとみる