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うねり、薄毛…髪悩み解決のためのOK&NGケア #40代からの髪型 1

  • 2021.6.3
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こんにちは、アラフィフヘアメイクの辻有見子です。40代からの髪型についてお届けする連載「40代からの髪型」を担当します。この連載では、オトナ女子が悩みがちな「髪質や髪型」についてお伝えします。

昔と違って髪がまとまらない。どんな髪型が似合うのかわからない。そんなお悩みを聞くことが多いです。40代になると、髪質も似合う髪型も変わってきます。今回は40・50代のオトナ女子に多い髪のお悩みと、そのお悩み解決にぴったりなお手入れ方法についてご紹介します。

ボリュームダウン、うねり…髪質が変化する理由

20代・30代のころは、髪が多すぎてまとまりにくかった方、直毛でカールスタイルがキープできなかった方も年々髪質が変化していきます。オトナ女子の髪のお悩みで一番多いのは「ボリュームがなくなった」というお悩み。次に「髪がうねってきた」「パサついてまとまりがなくなってきた」というお声が多くあります。

なぜ年齢を重ねるとともに髪質の変化が起こるのかを考えてみましょう。まずは、加齢による頭皮のたるみが考えられます。直毛の人は、頭皮に対して垂直に毛根が向いています。くせ毛の人は、頭皮に対して少し斜めに毛根が向いています。栄養状態の良い髪は、毛根から毛穴まで均等な太さで髪が作られますが、栄養状態が悪かったり、頭皮がたるんでくると、太くなったり細くなったりと不均衡な状態や、細い状態で髪の毛が作られてしまいます。これが細い毛やうねりのある毛を作ってしまい、髪質が変わってくる原因となるのです。

また健康な毛穴からは3~4本の毛が生えています。1つの毛穴から出ている髪の毛が1~2本になると、全体的な本数が減り、ボリュームダウンしてきます。

健康な髪のためにできる簡単な血流改善法

髪質の変化の原因の多くは加齢ですが、では具体的に若いころと何が違うのでしょうか。それは、血流の悪さです。髪の毛は毛根で作られるときに状態が決まります。外に生えてきた髪の毛は爪と同じで死滅した細胞になるので、生えてきたあとに改善するのは、とても難しいのです。

ただ、簡単に血流を改善する方法があります。それは、シャンプーのときに頭皮を下から上に動かしていくこと。実は、頭皮は自分の力で動かせないのです。老眼で目を細めたり、パソコンやスマホで目を酷使したりすることが多いと思いますが、このような状態により目が疲れてくると肩が凝り、頭皮に栄養が行き渡りにくくなります。そこで年々硬くなる頭皮をほぐすようにシャンプーをして、新しく健康な髪の毛が生えてくるようにケアしていきましょう。

髪にダメージを与えないためにしたいこととは

ヘアケアももちろん大切ですが、まずは髪にダメージを与えないことも肝心です。でも、カラーにパーマ、外気の乾燥に栄養不足。オトナ女子の髪は常に危険にさらされています。そこで、少しでも髪にダメージを与えないために、シャンプーの仕方を見直してみましょう。

シャンプー前に、体温と同じぐらいのぬるめのお湯でしっかりと頭皮や髪を洗います(予洗い)をします。予洗いで汚れが落ちやすくなり、シャンプーの泡立ちもよくなります。その後、手に取って広げたシャンプーを頭皮に向かってなじませ、泡立てていきます。シャンプーは頭皮を洗うものなので、指の腹で頭皮をマッサージしながら洗います。毛先をゴシゴシするのはNGです。

シャンプーをしっかり洗い流したら、次にコンディショナーやトリートメントを。これらは毛先からやさしくなじませます。毛穴が詰まる原因になるので、頭皮にはつけないように。水に濡れた状態の髪はとてもデリケート。下から上にこするとキューティクルが剥がれやすくなるので上から下に向かってなじませましょう。タオルドライをするときもポンポンと押さえるようにやさしく水分をふき取ってくださいね。

最後にドライヤーで髪を乾かします。下を向いて、髪の根元からドライヤーの風を当てて乾かしていくと、翌朝の髪の立ち上がりがよくなり、ボリューム感がアップ。また、最後に冷風を当てるとキューティクルが閉じて、ツヤが出ますよ。

まとめ

年々変わってくる髪質。今回は普段のお手入れ方法を見直してみました。まずは、正しいお手入れで元気な髪を目指しましょう。正しいお手入れ方法を身に着けたら、次回からは髪型について考えていきたいと思います。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。

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著者:辻有見子

ヘアメイク。(株)BELLEZZA代表取締役。美容室勤務後、テレビ、CM、美容.雑誌等で多くの有名人のヘアメイクを担当。プチプラコスメからデパコスまで、さまざまなメイク用品を使用中。3歳、5歳の娘を子育て中のアラフィフ。

ベビーカレンダー/ウーマンカレンダー編集室

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