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映画絵看板が名残を残す青梅市に「木造建築×最新設備」の映画館シネマネコが誕生

  • 2021.6.3
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映画絵看板が名残を残す青梅市に「木造建築×最新設備」の映画館シネマネコが誕生

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映画館シネマネコの外観

映画館シネマネコ(https://cinema-neko.com/)が、東京の青梅市内に6月4日オープンする。1日にオープニングレセプションが開催され、青梅の市民、商店街関係者、クラウドファンディング支援者、マスコミに館内がお披露目された。

かつて映画の街として栄え、映画の絵看板が名残を残す東京の青梅市に、約50年ぶりに映画館が誕生する。旧都立繊維工場だった国登録有形文化財に登録されている建物を改修し、東京で唯一となる木造建築の映画館として生まれ変わらせた。JR青梅線の青梅駅から徒歩15分、東青梅駅から徒歩7分の立地だ。

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国登録有形文化財のため建物の外観はそのままだが、リノベーションされた劇場内に一歩足を踏み入れると、エントランスは木の温かさに包まれ、開放感のある天井、たっぷりと光を取り込む大きな窓が特徴だ。シアタールームは1スクリーンの63席で、最新技術の音響設備を導入。360度取り囲むスピーカーによる臨場感のある音響で、高品質の体験が可能。「木造建築×最先端の映画設備」がコンセプトとなっている。椅子は新潟県十日町で閉館していた「十日町シネマパラダイス」から譲渡されたもので、同館の映画への思いも受け継ぐ。

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市内に飲食店も経営するシネマネコ代表の菊池康弘氏は「貴重な文化財を保存するだけでなく、古くから残っている街の建物を有効活用し、人々が活用できる場としての映画館にしたい。映画というエンタテインメントの力で街全体に笑顔を届けられれば」という思いから、このプロジェクトを開始した。カフェも併設されており、まずは市民が集う場としてスタートし、映画好きのためのコミュニティ形成、イベント上映会、地域住民たちとの交流会、映画祭など幅広い活動を展開予定。「新しい映画館の形を提案し続けながら、『人と映画と文化』を紡ぐことができるような場所にしていきたい」とビジョンを掲げている。

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館名は、青梅市が街おこしの一環として昭和レトロな「猫町」の顔も持つことからつけられた。6月4日からオープン企画特別上映として「ねこ映画まつり」と題し、「猫の恩返し」「猫が教えてくれたこと」「ねことじいちゃん」「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」を上映する。18日からは「ローマの休日」(日本語吹替版)「花のあとさき ムツばあさんの歩いた道」「すばらしき映画音楽たち」「幸せなひとりぼっち」「フランシス・ハ」を上映予定。特別ネコ会員(年会費2000円)になると1000円で鑑賞できる。5回鑑賞すると1回無料。さらにシールラリーも実施し、商店街で買い物をするとシールがもらえ、専用の台紙に貼って貯めると映画鑑賞チケットがプレゼントされる。

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オープニングレセプション当日は、設計士・池上碧氏による館内説明も行われ、「ローマの休日」(日本語吹替版)が特別上映された。木造建築の映画館を見るだけでも一度足を運ぶ価値があり、地域にとっての新しいシンボルとなるか。全国の青梅市出身者にも協力してもらい、「映画館シネマネコ」の魅力を拡散していきたいとしている。

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