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アーロン・テイラー=ジョンソンで『クレイヴン』映画化 スパイダーマン登場は期待大?

  • 2021.6.2
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『ザ・ウォール』(c)2017 AMAZON CONTENT SERVICES LLC

こんにちは、杉山すぴ豊です。ここ1週間のマーベル、DCのアメコミヒーロー映画まわりのニュースや気になった噂をセレクト、解説付きでお届けします!

今週、大きな話題になったのはアーロン・テイラー=ジョンソン出演で『クレイヴン・ザ・ハンター』(2023年1月13日全米公開予定)が製作されると発表になったこと。アーロン・テイラー=ジョンソンは日本でも人気があり、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』『TENET テネット』にも出演していましたが、アメコミヒーロー映画好きにとってはなんといっても『キック・アス』シリーズの主人公キック・アス、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のピエトロです。また今年公開予定の『キングスマン: ファースト・エージェント』にも出演します。

さて、この『クレイヴン・ザ・ハンター』ですが、もちろんアメコミ原作であり、マーベルのキャラです。しかし、本作はいわゆるアベンジャーズ系のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品ではありません。

まずこのキャラクターについて説明すると、コミックでのデビューは『The Amazing Spider-Man #15誌』。そう、このタイトルからもわかるとおり、スパイダーマンの敵の一人です。14号でグリーンゴブリンが登場していますからスパイダーマンの中では古参のキャラでしょう。本名はセルゲイ・クラヴィノフ。没落したロシア貴族の末裔で、世界を放浪。そして、アフリカで猛獣相手のハンターとして頭角を現します。銃とか使うのではなく、その身体能力で獣たちと渡り合う。ターザン×ブラックパンサーのようなキャラ。そして彼は自他ともに認める“世界一のハンター”を名乗ります。

しかし、そこに彼の異母弟カメレオンがアプローチしてくる。このカメレオンというのは変装が得意なスパイでスパイダーマンの敵。彼は兄・クレイヴンに、ハンターとしてスパイダーマンを捕まえてくれと依頼する。そしてスパイダーマンを社会の敵として憎むデイリー・ビューグル紙のジェイムソンもスパイダーマン狩りに興味を示す。こうしてクレイヴンは“世界一のハンター”の誇りにかけてスパイダーマンを捕まえようとしますが失敗! 彼のプライドは大きく傷つきます。以来、復讐心にも似た、スパイダーマン狩りに命を燃やすのです。

一応、スパイダーマンのヴィランですが、そんなに悪党というわけではない。だから彼は素顔もその正体も隠していないし、彼のモチベーションは“スパイダーマンをその手で捕まえてみせること”なのです。アクション的には、ビルからビルでスパイダーマンとクレイヴンが追いかけっこするようなイメージでしょうか?

今回注目したいのは、スパイダーマン映画のヴィランとして登場ではなく、いきなり単独の映画になるということです。実は、スパイダーマンおよびスパイダーマンのコミックに登場するキャラの映画権はMCUを展開するディズニー/マーベル・スタジオではなくソニー・ピクチャーズが持っています。ソニーはこの権利を活かして、MCUとはちがう、スパイダーマン系のキャラを軸とした独自の映画世界、SPUMC(Sony Pictures Universe of Marvel Characters)を考えており、トム・ハーディの『ヴェノム』『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』、ジャレッド・レトの『モービウス』がそれらに該当します。したがって、SPUMCの1つとしてこの『クレイヴン・ザ・ハンター』を作るのでしょう。

監督は『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』『トリプル・フロンティア』のJ・C・チャンダー、脚本は『イコライザー』のリチャード・ウェンク、『アイアンマン』『アンチャーテッド』のアート・マーカム&マット・ホロウェイと、人間ドラマ×アクション×アメコミを分かっている製作陣ですね。

先ほど書いたように、クレイヴンはその身体能力を活かしてビルからビルへ飛び移ったりするので、アーロン・テイラー=ジョンソン出演のかっこいいパルクールなアクション映画に仕上がるかもです。

なおクレイヴン役にはジェイソン・モモア(僕はこのイメージが一番ピッタリでした)、キアヌ・リーブス、ヘンリー・カヴィル、ジョエル・キナマン(『ザ・スーサイド・スクワッド』のリック・フラッグ)の名が挙がったことがありますが、アーロン・テイラー=ジョンソンというのも素敵ですね。

さて、ここで気になるのは、やっぱりクレイヴンとスパイダーマンの戦いが見たいですよね。これについての可能性なんですが、十分「あり」です。それは以下の理由によるものです。

1.そもそもディズニー/マーベル・スタジオとソニー・ピクチャーズとの間ではトム・ホランドのスパイダーマンはMCUのキャラでもあり、またSPUMCにも登場できるという合意がなされている。

2.もともとクレイブンはMCUの『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』に登場するとも言われていた。

3.今度のMCUの『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』はスパイダーバース(パラレルワールド的なもの)のアイデアが持ち込むとされており、MCUとSPUMCがスパイダーバースの関係であれば、次元・時空を超えるという形で両者の共演は可能

4. MCUの『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』において、クレイヴンの異母弟カメレオンを思わせるキャラがすでに登場している。

5. アメリカのソニー・ピクチャーズの社長サンフォード・パニッチ氏がヴァラエティ誌のインタビューに答える形で
・MCUのトム・ホランドのスパイダーマンがSPUMCに登場するプランはある
・MCUが大きくなればSPUMCと関係性においてもいろいろなチャンスが生まれる
・こうしたことは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で見えてくるだろう的な発言をしている

これは妄想膨らみますね。まだ時間はありますから『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『モービウス』あたりにアーロン・テイラー=ジョンソンのクレイヴンがカメオ出演するかもしれません! (文=杉山すぴ豊)

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