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時代を経た器、第2の人生はキャンドル【可愛いアップサイクリング】

  • 2021.5.31
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Les Charity Bougies de NYのキャンドル。ほとんどが一点ものだ。デュオ販売の品もある。photo:Elise Dumas @thepineapplechef

2017年に生まれた「Les Charity Bougies(レ・チャリティ・ブージ)」。ティーカップ、ミルクポット、ワイングラス、キャンディボックス……スタイルさまざまな古いオブジェを容器に用いたキャンドルコレクションを提案する。ブランドの創設者は、かつてプレスオフィスを主催していたナンシー・シャベールで、時代を経たオブジェはフランスの慈善目的の組織や人道支援団体などから購入している。それら器に流し入れるのはヴィーガンワックス。環境保護、社会発展、地域産業振興を柱にした活動のGo For Goodを数年前から推進するギャラリー・ラファイエットがレ・チャリティ・ブージにすぐに目をつけたのも、もっともだろう。

ブラス、錫、ブロンズ……メタルの器のキャンドルは落ち着きのあるシックな雰囲気。photo:Elise Dumas @thepineapplechef

器はときには高級ブランド品、アーティスト作品であることも。素材は陶器、磁器、ガラス、メタル。容器となる素材は異なれど、すべてブローニュのアトリエで手作りされている。器の性格上、ほとんどが一点ものである。キャンドルは香りづけ、着色をしない自然なワックスを使用していて、健全そのもの。器は再使用が可能ゆえ、使用後、再びワックスを流し入れてもらえるサービスもあるそうだ。

8月からBHVでも販売が再開され、また10月からはボン・マルシェでも販売が始まる。アップサイクリング、環境留意、人道支援、社会貢献……ひとつのキャンドルに多くの要素が詰め込まれ、見た目も魅力的な実用品。ナンシーの素晴らしいアイデアに拍手を送ろう。

9区のカフェ・ブロカントBoudoir et Bazar(47, rue Condorcet)でも販売。photo:Mariko Omura

Les Charity Bougies de NYwww.charitybougiesdeny.comInstagram:@charitybougiesdeny

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