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『崩壊を加速させよ』の“加速”の真意とは 宮台真司×荘子itの対談アーカイブが公開中

  • 2021.5.30
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(左から)宮台真司、荘子it

社会学者・宮台真司の映画批評集『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』の刊行を記念した、宮台真司とHip HopクルーDos Monosのトラックメイカー/ラッパーである荘子itのトークイベントが5月29日に行われた。本イベントのアーカイブが、リアルサウンド映画部YouTubeにて現在無料で公開されている。

『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』は、宮台真司がリアルサウンド映画部にて連載中の「宮台真司の月刊映画時評」などに掲載した映画評に大幅な加筆・再構成を行い、まったく新しい評論集として一冊の書籍にまとめたもの。

『寝ても覚めても』、『万引き家族』、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』、Netflixオリジナルシリーズ『呪怨・呪いの家』など、2011年から2020年に公開・配信された作品を中心に取り上げながら、コロナ禍における「社会の自明性の崩壊」を見通す評論集となっている。

今回が初対面となった宮台と荘子it。1959年と1993年生まれという異なる世代での批評の捉え方から話は始まり、蓮實重彦の映画批評に2人がどのように向き合ってきたかをまずは語り合う。また、荘子itからは『崩壊を加速させよ 「社会」が沈んで「世界」が浮上する』を読んでの宮台のクオリアを重視した実存批評、本著での『TENET テネット』対談から当時の宮台のフィールドワークにも通底する“記憶”の重視に関して質問も。

さらに、話はキリスト教的価値観から、宮台がずっと重視してきたパターン(反復)を取り出すことで意図的に浮かび上がる“軽さ”、加速主義への見解、『進撃の巨人』にまで広がった。 (文=島田怜於)

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