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【4月度】七十七銀行 人気ファンドランキングトップ10を読み解く!

  • 2021.5.29
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2021年4月、七十七銀行で多くの資金を集めたのは以下のファンドだった。

第1位「日経225ノーロードオープン」の概要

七十七銀行の4月販売件数1位は、「日経225ノーロードオープン」だった。同ファンドは、日経平均株価(日経225)に連動する投資成果を目指すインデックスファンドである。4月の日経平均株価は3万円を超える場面もあったが、新型コロナウイルスの感染拡大を嫌気して軟調な展開になり、6ヶ月ぶりに下落した。そして、日経平均株価に連動する運用を行う同ファンドの騰落率も-1.32%とマイナスだった。しかし、下げた局面で買いを入れた投資家が多く、「日経225ノーロードオープン」の4月の資金流入額は約49億円となり、国内株式ファンドでトップになったのである。

5月も日経平均株価は上値の重い展開が続いている。ただ、日経平均株価が4.34%急落した5月10〜14日週の資金流入額が投資信託全体トップとなっており、七十七銀行の5月のランキングでも上位に入る可能性は高いだろう。

全体を見て:米国株式の投資するファンドが人気

米国株式に投資するファンドの人気が高まっている。4月は米国を含む外国株式のリターンが4.3%と、すべてのカテゴリーの中でトップとなった。新型コロナワクチンの接種が進み、経済正常化への期待が高まったからだ。

2位の「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株株投信Bコース(為替ヘッジなし)」はS&P500種株価指数(配当金込み)をベンチマークにし、企業のファンダメンタル分析と株価バリュエーションに基づく銘柄選択を基本としたアクティブ運用を行うファンドだ。4月の騰落率は8.2%と高いリターンとなり、七十七銀行での人気も高まったと考えられる。

6位にも同じシリーズである「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型」がランクインしている。5月も米国株式市場は高値圏で推移しているので、同シリーズが引き続き上位に入る可能性は高いだろう。

ここに注目:「投資のソムリエ」の純資産残高が5,000億円を突破

「投資のソムリエ」が3月の2位から5位に順位を落としている。ただ、同ファンドの人気は高く、2020年6月から複合資産(バランスファンド)の資金流入額で首位をキープ。そして、4月2日には純資産残高が5,000億円を突破したのだ。同ファンドは国内・先進国・新興国の株式と債券、そして国内・先進国のREITに投資するバランスファンドである。2020年3月のコロナショックのとき、多くのファンドがマイナスになったが、同ファンドは0,13%とプラスリターンになったことで注目を集めた。ただ、4月末時点における騰落率は以下のようになっている。

1ヶ月 -0.15%
3ヶ月 -0.55%
6ヶ月 1.05%
1年 2.71%

同ファンドは「負けない運用」を目指すのが特徴だが、直近のパフォーマンは冴えない。来月も七十七銀行のランキング上位に入るかどうかに注目だ。

山下 耕太郎/金融ライター/証券外務員1種

一橋大学経済学部卒業後、証券会社でマーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身。投資歴20年以上。現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う。ツイッター@yanta2011

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