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「会いたい」って伝えるのはNG? 多忙な彼とお付き合いする際の心構え

  • 2021.5.28
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最近、多忙な彼とお付き合いを始めたAさんからこんな相談を受けました。

「彼はフリーランスでお仕事をしているので、決まったお休みがありません。平日に逢う時間がないのはもちろん、土日休みの私とは休みも合わなくて、“週末は一緒に過ごす”というような、決まって会えるタイミングがないんです。

この間メッセージで、今度いつ会える? って勇気を出して聞いてみたんですが、しばらく忙しいと言われてしまい――このままずっと彼と会えないんじゃないかと思って不安になりました。

彼が誇りをもって仕事していることはわかっているので、応援したいと思っています。だからあまりわがままを言って迷惑をかけたくない。だけど……本当はもっと会いたいんです! どうしたらいいでしょうか?」

かくいう私も、特殊な仕事をしている彼とお付き合いしており、基本的に二人の休みは合いません。そのため、付き合ってすぐのころはAさんのように「会いたい。彼の仕事の邪魔をしたくない……けど会いたい!」という葛藤の中で、悶々とする日々を送っていました。

しかし、今では彼が忙しくて会えなくても全く不安にならないくらい、お互いに信頼のある深い関係性を築けています。それもすべて、付き合いはじめのころに心がけていたことがあったからだと思うのです。

そこで今回は、私が実体験を通じて学んだ“多忙な彼とお付き合いする彼女の心構え”について、お話ししていこうと思います。

「会いたい」を効果的に伝える方法


「会いたい」と伝えることは、彼の邪魔をすることだと感じている方は少なくありません。
しかし、冷静に考えてみてください。
もしも自分が多忙な時期に好きな人から愛のメッセージが届いたら、癒やされたりうれしいと思ったりしませんか?
つまり、「会いたい」と言うことは、必ずしも悪いことではないのです。
とはいえ、彼が仕事で忙しいのがわかっている中「今すぐ会いに来てよ!」「なんで時間作ってくれないの?」と、鬼気迫る様子で伝えてはいけません。
あくまでも「好きだから会いたいという気持ちになった」というニュアンスで伝えます。
たとえば日常的なメッセージのやりとりをしている中で、「こうやって話していると楽しくて、○○くんに会いたくなっちゃうなぁ」と、つぶやくように伝えてみるといいですね。
会いたい気持ちになったという言葉で「好きだよ」と暗に伝えるのです。
すると彼のほうも「僕も会いたいなぁ」と思って、何とか時間は作れないものかと考え始めるかもしれません。
このように「会いたい」を愛情表現のひとつとして軽やかに伝えると、良い恋のスパイスになるんですよ。

彼女と会うこと=彼の癒やしの時間


以前、夜のお店が大好きな男性に「なぜわざわざお金を払ってまで女の子と話しに行くの?」と聞いてみたところ、「仕事の疲れを癒やしに行くんだよ」と言っていました。
異性に会うことが癒やされることと言われても、女性はあまりピンとこないかもしれませんが、どうやら男性にはそういう感性があるようです。
つまり、忙しいからこそ彼女に会って癒やされたいと思うのです。
そのためにも、普段から彼の“癒やしの存在”でいることが大切です。
仕事を応援し、味方でいてくれる。メッセージや電話で話すと元気をもらえる。ときには愛情表現をして、きゅんとさせてくれる(先ほどお伝えしたように、「会いたい」を効果的に使ったりしてね!)。
自分がそういう存在でいることで、彼は忙しくなればなるほどに彼女に会って癒やされる時間を作りたいと思うのです。
反対に「どうして時間を作ってくれないの?」「仕事と私、どっちが大切なの?」なんて風に相手を責めるほど、会える時間は遠のいてしまうんですね。

丸一日費やすデートは期待しない


仕事で多忙な男性が恋の相手の場合、デートのために時間を空けること自体が彼の負担になるときも少なからずあります。
彼女のために時間を作ることができず、申し訳なくなって別れを切り出したという男性の話を耳にすることもありました。
そういう相手とお付き合いする場合、デートに対する考え方を変える必要があります。
たとえば“週に1回はデートする”というような、定期的に会う約束をするのは難しいでしょう。
会えるタイミングで会う――それがスタンダードです。まずはそれを基本としてとらえるところから始めましょう。
また、丸一日一緒に過ごすことだけがデートではない、と考えるようにしてみてください。
夕飯を一緒に食べる、ちょっとお茶をする……そんな“彼の休憩時間を共に過ごす”だけでも、二人にとっては大切なデートの時間です。
彼は負担にならず、自分も彼に会えて幸せ。
そういうデートがお互いにとってベストな時期もあるのです。もちろん、まとまった時間が取れるときがあれば、丸一日のデートも叶うでしょう。
会える時間が短いからといって「彼が私のことを大切にしてくれない」とは思わないでください。
それよりも、共に過ごす時間を思いっきり楽しみましょう。
一緒にいるとき、彼女が幸せそうにしてくれることが、彼の癒やしになります。それが「また会いたい」という想いにつながるのです。

最後に


多忙な彼とのお付き合いでは、逢える時間が少ない代わりに自分のために使える時間がたくさんできます。
また、仕事を頑張る彼の姿に刺激を受け、新しいことに挑戦する勇気を奮い立たされることもあるでしょう。
それをポジティブにとらえ、会えない時間は友達と遊びに出かけたり、学びや美容に投資したりと、自分を喜ばせる時間にあてましょう。
そうやってみずからの魅力が高まるほどに、彼はあなたと過ごす時間がさらにかけがえのないものになり、「この人がいなければやっていけない」と思うようになるんですよ。
(ライター/富川めぐみ)
Photo by photoAC



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