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節約! エコ! ヘルシー! メリットだらけの「食品の便利アイデア」

  • 2021.5.26
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女性たちが実際に行っている、身近なエコ活動をご紹介。8回目は、食品ロスを減らすために身近な取り組みを行なっているecocoのメンバー、高橋粧子さん。今回は食品の保存方法や簡単な食品ロスの取り組みをご紹介します。

最近やってるecoなこと #8

世界と日本の食品ロスの現状

【最近やってるecoなこと】 vol. 8

食品ロスとは、本来食べられるのに廃棄されてしまう食品のことです。世界の食品ロス量は13億トン。日本の食品ロス量は612万トン。このうち小売店、飲食店、規格外品などの事業系食品ロス量は328万トン、家庭から出る食品ロス量は284万トンです。

これは、国民ひとりあたりに換算するとお茶碗約1杯分のご飯(約130g)が毎日捨てられていることになります。日本は62%は輸入に頼っていますが、世界では8億人以上(約9人に1人)が十分な食事ができず、栄養不足で苦しんでいる人達もいます。(※)

捨てるものは最小限に

粧子さん 食べられる果物の皮はなるべく丸ごと食べています。毎日朝食にグリーンスムージーを飲んでいるので、使う果物はなるべく皮のまま、丸ごと使うようにしてます。

粧子さん 使用後に折りたたみができるボトルタイプのストージョに入れて会社に持っていっています。持ち帰る時にかさばらないのでお気に入りです。

ほか、柑橘類など皮を丸ごと使うのが難しい果物でも、無農薬で皮も食べられるものは、ジャムを作ったりお菓子などにしているとのこと。余った野菜も葉物野菜はスムージーにして、捨てる食材は最小限に抑えているそう。
きんぴらなど味の濃い料理を作るときにニンジンは皮をむかずに使ったり、大根おろしは大根をよく洗って皮ごと使ったりと、できることを実行しています。

粧子さん 揚げ物をする際にも気をつけています! 捨てる油が少なくすむよう小さいお鍋で2〜3㎝程度の油を敷いて揚げ物をしています。足りなかったら途中で足して温度が上がるのを待てばいいですしね。油ハネも、たっぷり油を使った時よりもマシな気がします。もちろん、たっぷり油を使ったほうが揚げやすいですが、終わった後の油の処理を考えると、私は油処理のないほうがストレスがないです。

ーー使う油が少ないと節約にもなるし、すぐにでも真似できそうですね! 残った油は再利用したり、捨てる際そのまま捨てず新聞紙などに吸わせて捨てましょう。

野菜は鮮度保持袋に入れて保管

粧子さん 野菜や果物は食品が長持ちしやすい鮮度保時袋に入れ、なるべく鮮度を保って保管するよう気をつけています。

繰り返し使えるし、ビニール素材なので保管に場所が取られたりしないので重宝しているとのこと。

野菜は立てて保存したり新聞紙でくるんだりとそれぞれ適した保管方法があるので、調べてみると役立ちますよ。

食品パックのリユース

粧子さん 食品を買うときに気になるのが食品が入っているパック。お肉が入っているパックは厳しいですが、フルーツなど蓋がついたパックはしっかりしているので、捨ててしまうのがもったいないなと感じています。なので友人などにお裾分けする際にタッパーの代わりにしたり、フルーツを切って冷蔵庫で保管するなど、数回使ってから捨てるようにしています。

食べきれない時はお裾分け

粧子さん よくお菓子を作るのですが、食べたいのは少しで、やっぱり家では食べきれないことのほうが多くて…。そういう時は会社に持って行き‟ご自由にどうぞ”と書いて共有のお菓子置き場に置いてみんなに食べてもらっています。ただ、手作りのものは嫌な人もいると思うので、私の活動を知っている人以外には、個別で渡すことは極力していないです。食べたい人だけ食べてもらうスタイルを意識し気をつけています。

ーー他にも食材を買いすぎない、作りすぎたらアレンジレシピで再利用、外食時は食べ切れる量を注文する、フードドライブなどに寄付をすることもできます。なるべく食材を無駄にしないよう、無理なくできることからやってみましょう。

高橋 粧子
会社員として社内のSDGs推進とSDGs関連の新規事業開発を担当。
また、会社員のかたわら「おうちで簡単にできる」をコンセプトに、ホームクッキングプランナーとして食材やテーマにフォーカスした料理提案、各種アンバサダー活動などを行っています。

※農林水産省

文・平野絢子

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