無印から5倍巻きトイレットペーパーが登場！どれくらい長持ち？質感は？普通のトイペと比較してみた

無印良品から長巻きのトイレットペーパーが発売されたのをご存じですか？ダブルは通常の5倍巻き、シングルは4倍巻きとなっています。今回は、実際にどれくらい長持ちするのか、一般的なトイレットペーパーと比較してみました。

2021年3月、無印良品から新発売された「トイレットペーパー長巻ダブル」と「トイレットペーパー長巻シングル」（各150円）。

ダブルは125mで、一般的な芯のある25m巻きダブルトイレットペーパーの約5倍。シングルは250mで、同じく一般的な芯のある60m巻きシングルトイレットペーパーの約4倍の長さとなっています。

はじめは「どうして無印良品がトイレットペーパーを!?」と思いましたが、よく考えれば、以前から箱なしのティッシュペーパーやコットンなどは販売されていました。そもそも「日々のくらしを支える日用品を最適な価格で提供しつづける」がコンセプト。

長巻きにすることで交換や在庫管理の手間を減らし、収納スペースも縮小できます。さらに紙芯をなくすことで、ゴミ捨ての手間やゴミ削減にもつながります。1ロールずつ買えるのも、なんだか無印らしいですね。

いずれも日本製の再生紙で作られており、環境にも配慮されています。また紙幅も一般的なトイレットペーパーが114mmのところを107mmと短くすることで、余計な使用量を自然と減らせるそうです。

まず、いくつかのトイレットペーパーを用意し、サイズや質感を比較してみました。

一番上がふだん使っている一般的なシングルのトイレットペーパー。左下が2倍巻き、右下が無印良品の「トイレットペーパー長巻シングル」です。

無印のものは直径が118mm。これはシングルもダブルも同じです。かなりの長巻きなのに、2倍巻きと同等のサイズ感でした。

そのぶん紙質はほかの2つよりも格段に薄く、手をかざすとかなり透けて見えます。

質感はすべすべでツルツルとしています。ゴワゴワはしていませんが、あまりやわらかさはありません。ふわふわのトイレットペーパーが好きな人からすると、ややかたいと感じそうです。

すべすべしているので、トイレットペーパーホルダーの動きがなめらかなところは◎。

筆者はふわふわのトイレットペーパーへのこだわりがないため、何の不自由さもありませんでした。

ちなみに無印良品の「トイレットペーパー長巻ダブル」は、シングルとサイズ感はまったく同じ。左がダブルで右がシングルです。

重さは、シングルが390gに対してダブルが450gと若干の差はありますが、そこまで違いは感じません。

ダブルをはがして1枚ペラッとめくってみると、単純にシングルを2枚重ねているようです。2枚分の厚みがあるせいか、シングルよりもかたいように感じました。

次に、実際に使って、どれくらい持つのかを比較しました。

我が家は筆者と夫、3歳と0歳の子どもの4人家族で、トイレットペーパーを使うのは0歳の子ども以外の3人。普段はシングルタイプのトイレットペーパーを使っています。

ふだんの消費スピードは、シングル1倍巻きで約5日間。無印のシングル4倍巻きは約17日間。単純計算で4倍の20日間持ってほしいところですが、少し早めになくなってしまいました。

夫に聞いてみると、「紙が薄いから、いつも以上にたくさん重ねてしまった」とのこと。

筆者のように薄さが気にならない人なら4倍持ちそうですが、夫のように必要以上に使ってしまう家族がいると、使用量が増えてしまうかもしれません。

まとめると…

・紙芯がないので交換がラク

・紙芯がトイレに置きっぱなしにならない

・紙ゴミが減る

・コンパクトなのでトイレにたくさん収納できる

・トイレットペーパーの買い足し回数が減る（在庫管理がラクになる）

・薄いので使用量が増える可能性がある

考えてみると、トイレットペーパーにまつわる“名もなき家事”は少なくありません。筆者も地味にストレスを感じていたので、購入の価値はあると感じました。

またトイレットペーパーは生活必需品ですが、災害時やコロナ禍の緊急事態宣言など、買い占めでなくなってしまうことも。日常使いせずとも、1～2ロール常備しておくと安心かもしれません。

無印良品のトイレットペーパーは1ロールから買えるので、気になった人は一度、試してみてはいかがでしょう。

（ライター／富士みやこ）