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こんなの中華料理じゃない⁉中国人が驚いた日本の中華料理3選

  • 2021.5.23
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家庭の食卓に登場することも多い中華料理は、日本人にもなじみが深いですよね。しかし、私たちが普段食べている中華料理は、調味料や香辛料、食文化により、本場中国の味と異なるものも少なくないようです。中国人が驚いた、日本の中華料理を見ていきましょう。

■実は食材から違う!回鍋肉

本場中国四川省で食べられている回鍋肉は、ゆで豚のかたまり肉と葉ニンニクを使うのが一般的です。豚肉のかたまり肉をゆでて薄く切ったものを葉ニンニクと炒め、四川料理らしく豆板醤を使って辛く仕上げます。

それに対して日本で食べられている回鍋肉は、葉ニンニクをキャベツに、ゆで豚のかたまり肉を薄切りの豚肉に、甜面醬多めの甘辛い味つけに変えたもの。手に入りやすい食材となじみやすい味わいが、日本で定着した理由のようです。

■中国ではおかずではなく主食!餃子

日本ではごはんのおかずとして食べることの多い餃子ですが、本場中国での餃子は主食で、餃子をおかずにしてごはんを食べることはありません。また、焼き餃子が一般的な日本に対して、中国では水餃子や蒸餃子が一般的です。

薄い皮にさまざまなバリエーションの餡を楽しむ日本に対して、中国の餃子の主役は、具ではなくてモチモチとした厚い皮。盛りつけにおいても、皮と皮をくっつけた部分が上に向ける中国に対し、日本では焼き目を上にして盛りつけるのが主流で、羽根つき餃子に驚く中国人も多いようです。

■もはや日本の料理!ラーメン

中華料理の代表的なメニューのひとつであるラーメンは、今や日本の国民食ともなっています。本場中国のラーメンは、コシのない麺にあっさりしたスープのものが多く、日本のラーメンとはもはや全くの別物と認識している中国人も多いようです。中国にも日本のラーメン店が進出しており、「日式拉麺」として明確に区別されています。

スープにこだわる日本のラーメンに対して、中国のラーメンが重点に置くのは具や麺です。特に麺は、地方ごとに材料や切り方に差があり、味わいもそれぞれ異なります。

■日本独自のスタイルが定着した中華料理

私たちが普段食べている中華料理は、実は日本で独自のスタイルが定着しているものも少なくないようです。本格的な中華料理との味わいの差を食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。

文・佐々木佐奈

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