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主演男優賞・長瀬智也を宮藤官九郎らが語る!『僕にとっては、いつだってヒーローのような人』

  • 2021.5.19
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2021年1月~3月に放送された連続ドラマを対象にした、「第107回 ザテレビジョン ドラマアカデミー賞」の受賞結果を発表中。主演男優賞に輝いたのは、「俺の家の話」(TBS系)の長瀬智也。人間国宝の父の介護のため、プロレスラーを引退し実家に戻ることを決意する観山寿一役だった。その熱演は「プロレスの“動”と能楽の“静”を演じ分け、感情の振り幅も広かった」「愛すべきバカを演じられる唯一の存在。いつかドラマに帰ってきて!」と称賛を受け、16年ぶりの受賞となった。

【写真を見る】長瀬の受賞にコメントを寄せた宮藤官九郎

今回の受賞に寄せて、同作を手掛けた磯山晶チーフ・プロデューサー、脚本を担当した宮藤官九郎、金子文紀監督が、撮影の裏側や“俳優・長瀬智也”について語ってくれた。

磯山晶チーフ・プロデューサーのコメント

今回、長瀬くんは体作りもしてくれましたが、太りにくい体質らしく、1日6食も取って苦労しながら体重を12kgほど増やしていました。そこまで仕上げてプロレス技を自分でやり、能の稽古もして、さらに素晴らしい芝居をしてくれたので、すごいことをやってのけたと思います。

撮影開始直後は長瀬くんの意気込みがすご過ぎて怖いぐらいで、私も彼の退所前の作品だというプレッシャーはありましたが、第1話終盤で西田敏行さんと親子の話をする長瀬くんを見たとき、これは必ずいいドラマになると手応えを感じました。今回は42歳の役でしたが、50歳、60歳の長瀬くんも見たいですね。

脚本・宮藤官九郎のコメント

長瀬くんが主演男優賞に選ばれて、有終の美ではないけれど本当に良かった。このドラマは長瀬くんありきの企画。寿一役には他の人は考えられませんでした。長瀬くんも自分に高いハードルを課し、1年前からプロレスラーを演じる体を作り上げ、ファイトシーンも全て自分で演じてくれました。

長瀬くんは感動的な場面も笑いも瞬発力があり、テクニックで演じることを良しとしない。脚本家の発想を超えてくるので、改めてすごいと思いました。いい意味で普通じゃない。僕にとっては、いつだって「こういうものをやりたい」と思ったときにやって来て、全力で実現してくれるヒーローのような人です。

金子文紀監督のコメント

長瀬くんは初めて一緒に仕事した「池袋ウエストゲートパーク」(2000年、TBS系)のときから集中力がありましたが、今回は特にすごかった。演技と演出について「こうしたいけど、どうかな」とキャッチボールがハイレベルにたくさんできて楽しかったです。まるで長瀬くんも演出家のようでした。

寿一の見え方についても「感情表現をオーバーにせず、42歳らしい落ち着きがあった方がいいね」と意見が一致しました。だから抑えめにやって、最終話で「(父に)褒められちゃった」と言う場面がクライマックス。そこで長瀬くんの表情を見た瞬間ぼろ泣きして、最高の演技を幸せな思いで撮影しました。

(取材・文=小田慶子)

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