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ロケ地巡りをしながら、エミリーになりきり!

  • 2021.5.18
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昨秋、配信されたネットフリックスのオリジナルドラマ「エミリー、パリへ行く」。パトリシア・フィールドによる衣装が注目され、主演のリリー・コリンズはゴールデングローブ賞にノミネート。米仏のカルチャー対比も見どころだが、ご当地パリではどのように受け止められたのだろう?

パリに赴任したエミリーは、派手な服装で浮きまくるが、シンプルを好むフランスの視聴者たちは、「アメリカ的でむしろ可愛い」と好意的。また、アパルトマンの管理人や花屋のおばさんなど、意地悪な人物の描写では、「あるある!」と、フランス国内でも共感の声が多く上がったそう。

撮影は全編パリで行われた。美しいパリの風景や日常の何気ないエピソードは、コロナ禍で動けない世界中の人々の旅情をかき立てる。5区を中心にしたロケ地巡りツアーや、モンマルトルのインスタスポットを巡る人たちまで登場。ド定番の観光スポットからパリっ子の暮らしを感じる場所まで、次のパリではドラマのヒロインを追体験する散歩をしてみてはいかが?

焼きたてパン・オ・ショコラで、パリの朝を堪能して。ラ・ブーランジュリー・モデルヌ

パン職人ティエリー・ラビノーのブーランジュリーは、パンテオンから徒歩1分の便利な立地。近くにあるソルボンヌ大学の学生や地元の住民から愛され、連日賑わう人気店。エミリーが好きなパン・オ・ショコラはサクッとした食感でやみつきになる!

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La Boulangerie Moderneラ・ブーランジュリー・モデルヌ16, rue des Fossées Saint Jacques 75005Ⓜ CLUNY-LA SORBONNEtel:01・43・54・12・22営)7時~20時休)土、日www.facebook.com/Boulangerie-moderne-by-thierry-rabineau-1011573415526987

パリの街並みを一望する、彼女の部屋。エミリーのアパルトマン

小さな広場に面した古いアパルトマンで、エミリーの部屋は5階(日本の6階)の設定。パリではありがちなエレベーターがない建物だけど、窓からの絶景は最高。玄関でコード番号が必要なのも、パリでは一般的。

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1, place de l ’Estrapade 75005Ⓜ CLUNY-LA SORBONNE

サンジェルマンの名所は、市井の憩いの場所。リュクサンブール公園

17世紀に造られた公園は、左岸らしい落ち着いた雰囲気が魅力。敷地内には美しいフランス庭園や噴水、テニスコート、子どもの遊技場などまで。エミリーはここで毎日ランニング!

Jardin du Luxambourgリュクサンブール公園rue de Médicis-rue de Vaugirard 75006tel:01・42・64・33・99ⓂODÉON開)7時30分~20時※夏季は閉園時間延長www.senat.fr/visite/jardin

パリの人々の生活に欠かせないカフェでリラックスタイム。カフェ・ドゥ・ラ・ヌーヴェル・メリー

エミリーのアパルトマンと同じエストラパード広場に面したカフェ。劇中でエミリーがミンディとよく訪れているように、朝のコーヒーから食後の一杯まで気軽に利用できる。ランチタイムは地元の人で賑わう。

Café de la Nouvelle Mairieカフェ・ドゥ・ラ・ヌーヴェル・メリー19, rue des Fossées Saint Jacjques 75005tel:01・44・07・04・41Ⓜ CLUNY-LA SORBONNE営)8時~24時L.O.休)土、日

真っ赤なファサードが目印のコージーなイタリアン。テッラ・ネラ

エミリーの隣人ガブリエルが働くロケ地のフレンチレストラン、Les deux Compéresは、実際はまったく異なる名前のトラットリアで、伝統的なイタリア料理をカジュアルに提供する。赤が印象的なファサードと、パリシックなインテリアは劇中のまま。

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Terra Neraテッラ・ネラ18, rue des Fossées Saint Jacques 75005tel:01・43・54・83・09Ⓜ CLUNY-LA SORBONNE営)12時~14時30分L.O.、19時~22時30分L.O.休)日

活気あふれるマルシェで、色とりどりの食材を調達。アリーグル市場

常設の屋内と屋外市場があるアリーグル市場は、野菜、魚介、肉、乳製品など、新鮮食材が手頃な価格で手に入る、パリの庶民の台所。エミリーも、店の人たちとの会話を楽しみながら食材を調達。広場中央では、ブロカントやアンティーク雑貨の小さなコーナーも連日開催する。

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Marché d'Aligreアリーグル市場rue d'Aligre et place d'Aligre 75012tel:01・43・45・36・59Ⓜ LEDRU ROLLIN営)9時~13時、16時~19時30分(火~土)9時~13時30分(日)休)月※屋外は無休 

パリの中心の静かな仕事場。エミリーのオフィス

エミリーのオフィス、Savoirがあるのは、パレロワイヤルからほど近いパリの中心部。出勤前にカフェをテイクアウトしてサントノーレ通りやルーヴル宮の近くを歩くエミリー。その姿を思い出しながら散策するのも楽しい。

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9, rue des Bons Enfants 75001Ⓜ PALAIS ROYAL

アカデミックな客層が多い、テラス自慢のビストロ。ビストロ・ヴァロワ

スノッブな同僚がランチやアペロでテラスで集っていたビストロには、パリ暮らしに慣れていくにつれ、エミリーも仲間入り。パレロワイヤルやコメディフランセーズから近く、演劇関係者などアカデミックな客層に親しまれている。タルタルステーキやフォアグラなど、シンプルな料理が人気。

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Bistrot Valoisビストロ・ヴァロワ1, place de Valois 75001tel:01・42・61・35・04Ⓜ PALAIS ROYAL営 )7時~22時30分L.O.(月~金)7時~23時L.O.(土)休)日www.bistrot-valois.com 

*『フィガロジャポン』2021年5月号より抜粋

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