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【京都ぶらり】大河ドラマ『麒麟がくる』登場の戦国武将・細川藤孝築城「田辺城跡」

  • 2021.5.15
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汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は京都府舞鶴市、西舞鶴駅にもほど近い場所にある史跡。大河ドラマ『麒麟がくる』にもゆかりある城跡。

大河ドラマにも登場した文化人・細川藤孝(幽斎)築城

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『海の京都』としても知られる京都府舞鶴市。JR西舞鶴駅にもスグの場所、線路沿い。
そこにそびえる頑丈そうな城門。わりと新しい雰囲気ですが、こちらは平成4年(1992)に復興された城門。

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今年2月まで放映されたNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にも登場し、主人公明智光秀の盟友として描かれた戦国武将・細川藤孝(細川幽斎)が、天正10年(1582)の本能寺の変の後、山崎の戦いで光秀に加勢することなく隠居し、居城として建てたお城。それ以降、この地を治めた京極、牧野氏の居城として約290年間、領内統治の中心的存在だった場所。

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明治6年(1873)に廃城となり、かつて本丸だった場所は現在舞鶴公園として地元の方に活用されています。
築城当時の地名『田辺』から田辺城と名付けられていますが、別名「舞鶴(ぶかく)城」とも呼ばれ、舞鶴(まいづる)の地名の由来にもなっています。

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城門の北側に昭和15年(1940)に復興された二層櫓の彰古館があり、現在は田辺城資料館になっていますが、この日は残念ながら休館で中に入ることはできませんでした。

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さらに進むと、わりと細かめの石で造られた石垣があり、その中央に円形のくぼみ。

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こちらは本丸の井戸跡で、復元したもの。直径1.5m、深さ約0.9mの桶を転用した井戸が発掘調査で見つかったそうです。井戸跡から細川氏、京極氏が城主だった頃の瓦や陶磁器のほか魚や動物などの骨も出土し、城内での食生活の一端をうかがい知れる品々だったとか。井戸は京極氏の時代に使われなくなり埋められ、その上に区画の石列があったことから屋敷地として利用されたことが判明。

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園内には庭園があり、池の周辺にはこの時菖蒲が咲き誇り、きれいに手入れされていました。

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さらに奥には「心種園」と幕末に名付けられた庭園があり、その脇には細川幽斎の歌碑があります。
教養人としても優れた才能を発揮し、茶人・千利休とともに文化人として重用され、公家や武家に多大な影響力を持った人物。

資料館にはさらに細川幽斎を深堀りする展示も。舞鶴観光スポットとして、まずは訪れたい場所ですね。

詳細情報

名称:田辺城跡(舞鶴公園)
場所:京都府舞鶴市南田辺
関連サイト:https://www.city.maizuru.kyoto.jp/kurashi/0000008143.html

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