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アートのトレンドが生まれる場。香港のアートウィークをオンラインで体験。

  • 2021.5.14
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世界中で海外旅行の再開とイベントの復活が待ち望まれるいま、アート業界も大きく影響を受け、オンラインを使ったアートの訴求に舵を切り始めている。その好例だといえるのが5月19日〜23日に開催される、香港のアートウィークだ。いわずと知れた世界のアートの祭典「アート・バーゼル香港」と、そのサテライトフェアである「アート・セントラル」をメインに街をあげて行われるイベントでは、まさにアートを原動力として新しい道を切り開いている。

世界有数の現代アートフェアがリアルとバーチャルで復活

香港アートウィークでは、昨年は開催を断念せざるを得なかったアート・バーゼル香港が、今年はリアルとバーチャルで参加者を募り、これまでとスタイルを変えて開催される。その時期に合わせて香港の街は、サテライトフェアであるアート・セントラルや現地のトップギャラリーの展覧会などをスタートし、街がアートに包み込まれる。そんな久しく味わえていない海外のお祭りムードを日本にいながら味わえるのは貴重だ。

アート・バーゼルとは1970年から続く、文化市とセールスイベントを融合したイベントで、文化市とセールスイベントを目的としている。大型のポップアートや日常生活をモチーフにした芸術などの現代美術が展示された会場には、いまのアート業界を牽引するアーティストやギャラリストたちが集結し、新しいカルチャーを生み出してきた。今回も日本からは、タカ・イシイギャラリー、Kaikai Kiki Gallery、NANZUKA、TARO NASU、Take Ninagawaといった錚々たる顔ぶれが出展しており、アジアの新しいアートの世界を発信する。

同展では初となるライブ配信プログラム、アート・バーゼル・ライブ:香港が実施される。リアルなフェアと同時並行で展開されるオンラインプログラムでは、鑑賞者はオンライン・ビューイング・ルーム(OVR)を通じ、現地でフェアに参加している各ギャラリーの展示内容をオンライン鑑賞することができる。また、会場のHKCECからライブ配信されるバーチャルツアーや、参加ギャラリーと地域施設らが主催する特別イベントなども予定されている。

世界中のアートの専門家が集うアートフェアに、オンラインで気軽に参加できる機会はそうそうない。自分がギャラリストになったつもりで、オンライン鑑賞やバーチャルツアーに参加してみよう。いつものアート鑑賞とは一味違った体験ができるはずだ。

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