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音尾琢真×しいたけ. 苦手なコミュニケーションを克服した方法とは?

  • 2021.5.14
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なかなか人と会えない時代、ますますコミュニケーションは難しくなっているような…。LINEやSNS、リモートなどでのやり取りが増えているいま、新たに生まれている悩みに、音尾琢真さんと人気占い師のしいたけ.さんが答えていきます。

コミュニケーション下手だから練習しました。

音尾:コミュニケーションって、じつは僕はそんなに得意ではなくて…。

しいたけ.:僕もです。

音尾:知ってる人同士でおしゃべりするのは好きなんですけど、知らない人が集まった場が苦手で…。仕事の現場はまだいいんですよ。同じ目的を持って集まってきた人同士だし、目指すものは一緒なんで。でもオーディションとかは苦手だし、なんなら自己アピールも苦手です。

しいたけ.:僕は「最近どう?」って聞かれるのが苦手です。咄嗟に何も出てこないんで、事前に答えを用意しておかないといけなくて…。

音尾:(間髪入れず)最近、どう?

しいたけ.:…後でトイレで考えておきます(笑)。僕はそれこそ、24~25歳くらいまでは急に話を振られたりするとまともな返しが何もできなくて、コミュニケーション術とかの本を買って読んだりしてました。人と対面するのが苦手すぎたから人間観察を武器にせざるを得なかったとも言えるかもしれないです。

音尾:25歳ってことは、社会に出てから数年ありますけど…。

しいたけ.:だから練習してたんです。シャドウボクシングみたいに。

音尾:架空の人物を相手にですか?

しいたけ.:そうです。まさに。盛り上がったことはないですけど…。

音尾:盛り上がったら逆に、妄想ではうまくいったのに…ってなりそう(笑)。僕の場合、大学でお芝居を始めて、そこからラジオのレポーターをやらせていただいたことは役に立っていると思います。それがなければ、自分の話を人にしようと思わなかったし、人にストレートにものを聞くこともなかったかと。それでも当時のプロデューサーにはよく「お前は人に興味がないからダメなんだ」って言われてましたけど。

しいたけ.:音尾さんのカラーをちょっと診てみたら、茶色っていうのが出てきたんです。茶系の人はクッションのような…受け止める人なんです。自分から積極的にコミュニケーションはとらなくても、周りが一生懸命に話しかけようとする空気を察知して、「無理しなくて大丈夫ですよ」って言ってあげられる人です。

音尾:社交上手なピンクに憧れるんですけど、なんとかなりません?

しいたけ.:なりきることはできませんが、取り入れることはできますよ。ピンクとかターコイズが社交的な人ですが、そこの末席に加えてもらうことはできるというか。自分の苦手な人の色を取り入れようとするのは、大きな転機にはあることです。

音尾:パリピと仲良くしたら、陽気にできるんですかね。

しいたけ.:どっかでじんましんとか疲れとかが出てくることはあるかもしれませんが。あと興味深いのは、音尾さんって自分が外に向かって戦っていくために内側にチームを作っていく人なんですよね。アドバイスをくれる師匠的な存在を自分でスカウトしてきて、学んでいく。ただ、2年くらい前から、次に目指すべき自分像に向かうため、コミュニティから独り立ちしようとしている感じもあります。自分ひとりでやっていく修行僧の時間に入ってきていて…。

音尾:確かに僕、10年に一度くらい、そこまでの周りとの関係性を一段落させる時期がくるんです。明確に切るわけではないですけど、それで連絡が途絶えても放っておくというか。繋がる人とは、それでも繋がるんですよね。あと、1年くらい前から仏像を彫ってみたくて仕方がないんですよ。これを、結びつけていいかわからないんですけど(笑)。

おとお・たくま 1976年3月21日生まれ、北海道旭川市出身。WOWOWのドラマ『華麗なる一族』、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』に出演。待機作に映画『孤狼の血 LEVEL2』。

シャツ¥29,000(ラキネス) パンツ¥26,500(サヤトモ) 共にアルファ PR TEL:03・5413・3546 靴¥52,000(サンダース/グラストンベリーショールーム TEL:03・231・0213) 時計¥52,000(ツェッペリン/ウエニ貿易 TEL:03・5815・3277)

しいたけ.さん 占い師として活躍するほかコラムなども執筆。5月25日に、新刊『しいたけ.の小さな開運BOOK』(マガジンハウス)が発売予定。

※『anan』2021年5月19日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・村留利弘(Yolken) ヘア&メイク・諸橋みゆき(Yolken) イラスト・100%ORANGE 取材、文・望月リサ

(by anan編集部)

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