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【3月度】投資信託(REIT・バランス型)リターンランキングトップ10

  • 2021.5.12
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REIT型ファンドは米国REITが好調

REIT型ファンドの3月リターン首位は、インフラ関連好配当資産ファンド(毎月決算型)(米ドル投資型)だった。

同ファンドは、国内のインフラ関連企業の株式とJ-REITに投資する。3月は国内株式市場とJ-REIT市場が堅調だったことに加え、ドル円が月間で4.2%の上昇(ドル高・円安)となったことが、パフォーマンスに寄与した。

ポートフォリオの予想配当利回りは2.7%(日本株2.0%、J-REIT3.6%)と東証1部の平均配当利回り1.65%(予想ベース)を大きく上回っている。3月はグロース株からバリュー株への資金シフトが続いてたが、4月も好調なパフォーマンスを継続できるかどうかに注目だ。

3月のREIT型ファンドのリターンは、米国REIT型、かつ為替ヘッジなしのファンドが上位を占めている。バイデン政権による2兆ドル(約220兆円)規模の追加経済対策や、新型コロナウイルスワクチン普及による景気回復期待が高まったことや、米長期金利上昇によってドル高・円安が進んだことが要因だ。

ただ、米国REITからは資金流出が続いている。3月の「米国・北米型REIT」は約148億円の資金流出となり、過去1年間でもっとも多くなった。国内REITには資金流入が続いているので、海外REITを売却して国内REITや、人気の高い外国株ファンドを購入する動きがでているのだろう。

資産別リターンでは、2月に続いて3月もREITが首位(+5.2%)となった。2月に大幅に上昇したホテル関連は下落したものの、そのほかのセクターが好調に推移したことで、2カ月連続で首位となったのだ。
2021年1~3月期のパフォーマンスでも、REITは12.6%と首位。外国株式の11.1%を上回っている。しかし、海外REITは昨年10月頃から資金流出が続いている。今年に入ってパフォーマンスの好調なREITだが、4月以降も資金流出が続くかどうかに注目だ。

複合資産(バランス)型1位は「アムンディ・サステナブル・インカム・ファンド」(7.50%)

複合資産の3月リターン首位は、アムンディ・サステナブル・インカム・ファンドの7.50%だった。

世界の高配当株式やREIT、ハイイールド債など、インカムを生む様々な資産に分散投資するファンドだ。3月は高配当のバリュー株が買われたので、好調なリターンになった。4月もグロース株からバリュー株への資金移動が続けば、好調なパフォーマンスが期待できそうだ。

複合資産(バランス)型は、6カ月ぶりに資金流入超に転じた。とくに人気を集めているのがアセットマネジメントOneの投資のソムリエで、4月には純資産総額が5,000億円を突破した。外国株式型への資金流入も続いているが、NYダウなど米国株式市場が過去最高値を更新する中、高値警戒感も高まっている。複数の資産に分散投資してリスクを抑えた複合資産に、4月以降も資金が集まってくるのかどうかに注目だ。

ただ、複合資産といっても組み合わせはファンドによって大きく異なる。複合資産でも運用成績を分けるのは、主に株式の組入比率だ。株式比率が高いほどリターンは大きくなる。
自分がどの程度のリスクを取って運用したいのかを考えてファンドを選ぶようにしたい。

3月リターンの2位(7.2%)と3位(6.01%)は「ハッピーエイジング」シリーズだった。同ファンドはもっとも積極的に運用を行う「ハッピーエイジング20」から、もっとも安定的に運用を行う「ハッピーエイジ60」まで、5つの中から年代に応じたリスク許容度のファンドを選ぶことができる。

ハッピーエイジング20は株式90%・債券10%、ハッピーエイジング30は株式70%・債券30%となっており、株式比率の高いハッピーエイジング20の方がハッピーエイジング30よりも高いリターンとなった。若年層ほど株式比率を高くし、積極的にリターンを取りにいくファンドなのだ。
ただし、あくまでも余裕資金での運用を心掛けるようにしたい。

Finasee編集部

金融事情・現場に精通するスタッフ陣が、目に見えない「金融」を見える化し、わかりやすく伝える記事を発信します。

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