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長年の男友達を恋人にする方法は、真心を込めた好意をまっすぐ伝えること

  • 2021.5.11
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エマちゃんの連載「粋な女になる。」#5は、長年に渡り「友達」だった男性を好きになり、「恋人関係になりたい」と願う人向けのコラム。信頼関係ができあがっているからこそ、どう立ち振る舞うのが良いのか――。エマちゃんが自身の経験を交えて綴ります。

なんとも思っていなかった男性を、突然意識するようになって、好きになったことはありますか? とくに長年の付き合いのある幼なじみや同僚、なんとなくいつも遊んでいるメンバーのひとりなど、もうすっかり「友達」のような関係ができあがっているような男性を、好きになったとき。今の関係の心地よさやありがたみを感じながらも、「好き」が湧き上がっている自分に戸惑いますよね。

「素直になって好意を伝えるべきか」
「伝えるにしてもどう伝えたらいいんだろう」
「伝えたあとの私たちの関係はどうなるんだろう」
「うまくいかなかったら友達に戻れないかもしれない」

なんて考えが頭の中を一瞬でかけ巡り、自分のなかで質問と答えが繰り返され、結局答えは出ないまま……なんてことも。ということで、今回は私自身のエピソードを交えながら、そんな突然の恋心について書きます。

■その好意って、そもそも「ホンモノ」?

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元も子もないことを言いますが、まず。「その好意って、そもそもホンモノなの?」と確認したいです。なんとも思ってなかった人を好きになるきっかけの中には、「恋人と別れてとにかく寂しいときだったから」「結婚したくてしょうがないけど出会いがないから消去法で」など、自分がうまくいってない状況の中で、無理やり捻り出した好意である可能性もあります。

人間は弱い生き物だから、そんな理由で人を求めることもあると思うのです。でもね、長年築いてきた大事な人との関係を、弱さゆえに求め、イチかバチかで賭けるのは、賢い女のやることではないですよね。またとない関係性が、崩れてしまう可能性もあるのですから。だから今一度、その「好き」という気持ちがホンモノかどうか、自分の心に問いましょう。

■長年の男友達を好きになった……私の経験談

かくいう私も、長年一緒に遊んでいたグループの男の子(以下、彼)のことを突然好きになったことがあります。きっかけはみんなで集まったあと、彼とふたりで帰ったとき。それまでふたりでじっくり話したことがなかったのですが、話したらなんだかしっくりきて、「あれ? この人すごくいいな」と思ったのでした。

彼とそのとき「ごはんでも食べようよ!」と、初めてふたりきりでご飯を食べる約束をしました。でもそこからが大変だった………! ごはんを食べる日取りを決め、場所も決め、いよいよというところで、「俺、ゆうすけも連れて行こうかな」と言われました。

ゆうすけ君は共通の友人の男の子です。(えー待って待って? この私と? ご飯をサシで食べられるのに? その機会を自ら逃して? わざわざ3人で食べる?)

心の中には「?」だらけ。戸惑いまくりです(笑)。そんな遠回しな「ふたりでご飯はちょっと」なんてされたのは初めてだったので、私はそのショックにお返事ができませんでした……。エマちゃん、恋愛関係で初めての挫折(笑)。

■いちご大福購入、からのふたりでのデート

いよいよご飯の日が近づいてきて、「待ち合わせはここね!」とだけ決め、その待ち合わせ場所に行ってみると、ゆうすけ君もいましたよね。返事をしなかったから、連れてこないかもなあ、とか期待してたんですよ。

「やっぱりいるんかい!」と心の中で激しくツッコミました。

そんな態度は微塵も見せずに、「わあ〜彼君! ゆうすけ君! 会えて嬉しいよー!」と最高の笑顔でキメました。食事会自体は普通に楽しかったです。会話の中で、「私いちご大福が大好きすぎて、いちご大福を買ってきてくれた日にはその人のこと好きになっちゃう」と話したところ、彼が途中で席を外し、なかなか帰ってきません。

なんと、近くの和菓子屋さんでいちご大福買ってきてくれたんですよね。「は? 私のこと好きなの? 好きじゃないの?」嬉しさが入り混じる複雑な心境になったのでした。次にふたりでごはんを食べる約束をしたときには、ゆうすけ君はいませんでした。ようやくふたりのデートが実現したのです。

■彼と離れる前、渡した手紙に書いたこと

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しかし、私は“ゆうすけ事件”が引っかかっていたのもあり、「やっぱり好きという気持ちはおいといて、これからもいいお友達になれたらいいかな!」と思っていました。

彼は仕事で世界中を飛び回る人で、日本で会える時間も限られていたんですね。だから、ごはんの時間も貴重。ただ楽しむことに努めました。海外で意義のある過酷な仕事をしていて、また数カ月間日本を離れる彼に私は、「つらくなったら、これ読んで」とお手紙を渡しました。

「今つらい状況は大丈夫ですか。
あなたは賢いからどんなことがあっても平気。
あなたの良いところはこんなところがありますね。
人として尊敬してるからこれからも一生の友達でいたいよ。
いつも大切に思ってるよ」という内容でした。

彼は私が伝えた通り、つらいときにその手紙を読んだそうです。数カ月が過ぎ、帰国した少しあとに、私たちは会うことになりました。そこで、なんと……告白されたのです。

「手紙泣いた。誠実さが伝わってきて真心も感じて。この子を逃してはいけないと思った」

こう言われました。友達でいようと割り切っていたところ、突然の言葉にびっくりしましたが、愛情が伝わって嬉しかったのを覚えています。

■男友達を恋人にするには、真心を込めた好意をストレートに伝える

この経験から私が学んだのは、すでに信頼関係がある人を好きになったときこそ、「真心を込めた好意をストレートに伝える」ことです。よくある間違いが、「友人関係だから真剣にならずに、小出しに冗談っぽく好意を伝える」というもの。

これは誠実さに欠け、真剣さが感じられないので、どんなに投げかけても受け取ってもらえません。下手すると、「そういう好意を簡単に言っちゃう軽い子」くらいに捉えられる恐れも。長年の男友達を射止めるにはインパクトが必要です。

「自分のことを好きと思っていたのか!」「ちゃんと真剣だったのか!」

こう思われなければ、すべて流されると思ってください。長年友達だった人と恋愛関係になるのは楽しい。自分が経験して初めて実感しました。

やっぱり恋愛になると人ってぜんぜん違う。その人の新たな一面をたくさん見られて、信頼関係はそのままに、新しい人と出会ったような感覚があるんです。

今、友達を好きになっている人は恐がらずに、「真心を込めてストレートに」好意を伝えてほしいな。余裕があれば、あとのことを考えて、「断られても気まずくしないから安心してね」というフォローも忘れずに。あなたの本気の恋愛に、このコラムが少しでも力になれると嬉しいです。

画像/Shutterstock

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