ジムで自分を盗撮した男に立ち向かう、女性の現実を映したTikTok動画に反響

ジムで自分を盗撮した男に、1人の女性TikTokerが声をあげた。その様子を映した動画が話題となっている。（フロントロウ編集部）

女性がジムで運動、その姿が盗撮される…

1人の女性がジムで経験した出来事の一部始終を映したTikTok動画が、大きな反響を呼んでいる。

ジムに通う女性ジャネールはこの日、ジムに来ていた別の人物に、ある男が彼女の写真を盗撮していたと教えられたという。そこで彼女は、その男に直接話しに行くことを決断した。

TikTokに公開された4本の動画では、当初、男が盗撮の疑惑を否定していることが分かる。しかしジャネールは男にスマホのカメラロールを見せるよう言い続け、男はカメラロールを見せたけれど、最新の写真は見せなかったという。

しかしジャネールは闘い続け、男のカメラロールに彼女のお尻のクローズアップ写真があることを確認。ジムから出て行こうとする男を逃がさず、スマホのゴミ箱からも写真を完全に消去するよう要求した。

「あなたのスマホに私の身体があってほしくない。これはあなたの身体じゃない」

加害者に対峙することは、怒りだけでなく、恐怖をともなう。ジャネールの動画からは、彼女の声が震えていることが分かる。

女性専用のジムや女性専用車両などは、女性が被害を受けることが多いから作られる。事実、ジャネールの動画にも、同様の経験をしたことがある多くの女性たちからコメントがあり、ジャネールの勇気ある行動を称賛した。

また、ジムのスタッフやその場にいた他の人々がジャネールを助けに来なかったことも、動画から推測することができるうえ、動画には、“写真を撮られたぐらいで”といったコメントや、彼女の服装などに問題をすり替える被害者非難（ヴィクティム・ブレーミング）のコメントもあったことも、女性が日常で直面する様々な被害を表した。

ジャネールによると、その後、男のジムのメンバーシップは取り消されたそう。彼女はそれを評価したうえで、盗撮をした男から心からの謝罪が欲しいと話した。（フロントロウ編集部）