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アメリカ・シカゴでは空前のパスタブーム。次から次へとヘルシー&ユニークなパスタが登場して目が離せない!

  • 2021.5.10
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スーパーで見つけたパスタあれこれ

美食の国・イタリアが生んだ、世界中で愛されている食べもののひとつ「パスタ」。どこにいても手軽に食べられる食材と君臨しています。
パスタは、主にショートとロングに大別され、ショートはマカロニやペンネなど、ロングはスパゲッティやタリアテッレ、フェットチーネなどがあります。その種類はなんと500種類を越えるとも言われています。
アメリカ・シカゴの郊外にある大型スーパーには、大きなパスタコーナーが設けられていて、さまざまな種類のパスタが置かれています。

シカゴのスーパーのパスタコーナー。パッケージの色やデザインによって印象が変わり、消費者の心をくすぐります。

かわいいパッケージのものや、高級感が漂うデザインの箱に入ったものなど、パッケージだけでもいろいろ工夫されているものが多く、パスタ市場は激戦。
アメリカ人の60%以上の人が、1週間に1度はパスタを食べているという統計結果が得られたほど、アメリカ人にも大変人気があります。

じつは、アメリカで売られているパスタの箱のほとんどに、なんと窓がついているんです!なぜ窓がついているかというと、ちゃんと目で見てパスタを選べますよ、という印象を与えたいという企業側の戦略があると言われています。

中身が見えるように小窓が!

ヘルシー志向の人向けのパスタが人気上昇中

パスタの原料といえば、主に小麦粉、水、塩、卵などが一般的です。より本場の味に近づけたい場合は、一般的なパンやてんぷら粉などに使われる小麦粉ではなく、セモリナ粉という小麦粉を使用します。
アメリカではここ最近、その一般的なパスタではなく、従来のものよりもヘルシーなものが市場に出回るようになってきました。アメリカでは、ひとりが年間に消費するパスタの量はなんと9㎏にも及び(ちなみに消費量1位のイタリア27kg!)、かなりの消費量になるものの、パスタは炭水化物のため、ダイエットを気にする人には敬遠されがち。
そこで各企業が、いかにヘルシーにパスタを食べるか? ということから辿り着いたのが、小麦粉などのグルテンを使用しないグルテンフリーのパスタや、ダイエットにひと役買う食材である豆やコーン、玄米、野菜などを使ったパスタの販売に力を入れるようになったのです。

実際に作ったパスタメニューをご紹介!

独断と偏見で選んだ4種類の変わり種パスタを実際に作って試食してみたので、ご紹介していきたいと思います。

まずひとつめは、黄緑色のパッケージがさわやかさをかもし出しているオーガニックのグルテンフリーのスパゲッティ。原料は、コーン、玄米、キヌアが練りこまれています。シンプルな味つけのペペロンチーノにしてみたところ、長いためか途中でプツッと切れてしまいました。味はクセが無く、やさしい穀類の風味が感じられ、オリーブオイルと相性がよく、いろいろな味つけが楽しめそうです。

次に試したのは、真っ赤な色がインパクト大の赤レンズ豆のスパゲッティ。バジルとオイルをからめてジェノベーゼ風でさっぱり味にしていただきました。少し粉っぽさを感じましたが、レンズ豆の風味が口の中に広がりました。

3つ目は、子どもたちが喜びそうな、アルファベットをひよこ豆で象(かたど)って作ったショートパスタ。食物繊維を豊富に含むのも◎。エビやチンゲン菜、ブラックオリーブなどを合わせて、塩味とオリーブオイルのみでシンプルに仕上げました。アルファベットがかわいくて、テンション上がります!

4つ目は、深く濃い緑色のスパゲッティ。こちらは、ほうれん草など緑色の野菜を5種類も練りこんで作られていて、ビタミンやミネラルが豊富に入っています。風味豊かな真っ赤なトマトソースとチーズを合わせてみました。トマトの酸味とチーズのコクとこのパスタがマッチしていておいしくいただけました!

これからもユニークな原料を使ったパスタが続々と登場する予定だそうで、どんな商品が登場するのか、今から楽しみです。まだ心置きなく外食できる状況ではありませんが、こんなふうにいろいろな種類のヘルシーなパスタをあれこれ試してみるのも楽しいですよ♪

文・写真/脇方真由美

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