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福山雅治、昭和の逸品 ダブルラジカセによるダビングあるあるの悲劇!

  • 2021.5.9
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シンガーソングライターで俳優の福山雅治がパーソナリティをつとめるTOKYO FMの番組「福のラジオ」。5月8日(土)の放送は、母の日直前「ごめんね母ちゃんスペシャル!」をお送りしました。あの日言えなかった母ちゃんへのごめんなさいを紹介する人気コーナー「ごめんね、母ちゃん」。静岡県のカッチャンさん(48歳)からは、途中から展開がわかり過ぎてしまって逆にドキドキするメールをいただきました。

福山雅治

カッチャンさんの母ちゃんは、カッチャンさんが産まれるとき、産婆さんに頼んで産声をカセットテープに録音していたそうです。それは、記念という意味ももちろんあったかもしれませんが、と同時に、当時東京勤務で近くに居られなかった父ちゃんに音声だけでも産声を聴かせたいという母ちゃんの純粋な想いからでした。

カッチャンさんがそのテープの存在を知ったのは小学生のとき。母ちゃんの頑張ってお産する声に続いて、小さな自分の泣き声を聞いたときは、とても不思議な気持ちになったそうです。以来、大切に保管していました。

そんなある日、ダブルラジカセがカッチャンさんの家にやって来ました。カセットテープを2つセットし、どちらかの音をダビングできるという昭和後期の家庭にとって画期的な電化製品でした。

そこでふと、こんなことを思いつきます。「あの産声のテープをダビングして学校に持って行こう!」と。どうしてそう思ったのかは自分でもわかりません。ただ、なぜかそう思ったのだそうです。

「近所の電気屋さんで新品のカセットテープを買い、産声が録音されたカセットテープと真新しいカセットテープの2つをラジカセにセットし、ダビングボタンを押しました。一緒にくるくる回る2つのカセットテープ……」

ここまで読んで、福山さん。「ああ……これは、あれになっちゃったね」

カッチャンさんは続けます。「いつまで経っても音が聴こえてきません。ボリュームをあげてもサァーという音ばかり。おかしいなとは思いましたが、途中で止めるとダビングが上手くいかないかもしれないと思ってテープが巻き終わるまで待ちました。結果はご想像通り……。それぞれのテープを入れる場所が逆だったのです。

産声が録音されていたテープに、新品テープの無音を上書きすることになり、結果、2つの無音テープが生まれるという大失態を犯してしまったのです。恐る恐る産声が入っているはずのテープを再生してみても、どこまで行ってもサァーという無音ばかり。慌ててテープを入れ替えてもう一度録音してみたり……。もちろん音が戻ってくることはありませんでした」

観念して、両親にことの顛末を告げたカッチャンさん。父からはビンタを食らい、母ちゃんは絶句しながら目を閉じ、深いため息をついて一言「仕方がない」と。

時は流れて3年前の2018年。カッチャンさんにも待望のお子さんが誕生しました。産まれてくるお子さんの姿をしっかりと映像に撮り、何があっても消さないように大事に保管しているとのこと。

「これと同じものを消してしまったんだと思うと、『ごめんね母ちゃん』という気持ちが年々大きくなっていきます」

悪気があってやったことではないし、すぐに正直に打ち明けたことも正しかった。こればっかりは仕方がないとカッチャンさんを慰めながら、福山さんはある大切なポイントを指摘します。

「忘れてはいけないのは、母ちゃんが産声を録音しようと思った動機ですよね。東京勤務で出産に立ち会えない父ちゃんに、せめて産まれてくる息子の第一声を聞かせてあげたい。その母ちゃんの想いも一緒にテープには録音されていたんだと思います。だから思わず父ちゃんも手が出ちゃった。きっと夫婦でそのテープを何度も聞きながら、2人で子育てを頑張ってきたんでしょうね。でも、記憶はなくなるわけではありません。記憶に刻まれた産声は決して消せませんから」

番組では6月20日(日)の父の日に向けて、「ごめんね父ちゃん」メールを大募集します。次回の放送は5月15日(土)です。お楽しみに!

<番組概要>

番組名:福山雅治 福のラジオ

放送日時:毎週土曜14:00~14:55

パーソナリティ:福山雅治

番組Webサイト: https://www.tfm.co.jp/fukunoradio/

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