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初心者さん必見の夜景の上手な撮り方。目で見た美しさを綺麗に再現するコツ

  • 2021.5.9
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知っておきたい上手な夜景の撮り方特集!

夜景スポットから見るキラキラと輝く街並みや、夏の夜空に光る大きな花火など、きれいな夜景は思わず写真を撮って記録に残したくなりますよね。

ですが、カメラで夜景を撮った写真は実際に見た夜景のキラキラ感とは程遠く、どうやったら上手く写真に残せるのか、撮り方を試行錯誤した方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、目で見た感動をそのまま再現するための「夜景の撮り方」をテーマに、初心者が知っておきたい基本知識から簡単なコツ、そして注意点までご紹介します!

上手な夜景の撮り方《基本知識》

上手な夜景の撮り方《基本知識》
出典:https://pixabay.com/(外部リンク)上手な夜景の撮り方《基本知識》

きれいな夜景を写真に残すための撮り方のコツやテクニックを身につける前に、まずは初心者が知っておきたいカメラの基本知識を知ることからはじめましょう。

太陽たっぷりの昼間や明かりのある部屋での写真の撮り方はバッチリなのに、暗い中に光が輝く夜景だとうまくいかないというケースも、カメラの基本知識を知ることで「上手くいかない撮り方」が理解できるようになります。夜景の撮り方では必ず知っておきたいカメラに関する基本ワードをピックアップしました。

基本知識①明るさを左右するシャッタースピード

カメラの撮り方を調べると、よく「シャッタースピード」というワードが登場します。カメラはシャッターボタンを押した時にだけ、カメラ奥にあるセンサーに光があたり、その瞬間が写真となります。

シャッターボタンを押し、シャッターが開いてから閉じるまでの時間が「シャッタースピード」。1/1000秒や1秒など、写真撮影の状況によって設定します。人間のまばたきが遅いと目が開いている時間が長いように、シャッタースピードが遅いと明かりを取り込む時間も長くなります。

基本知識②ぼかす範囲を決める絞り

続いて、基本知識として知っておきたいワード「絞り」についてご紹介します。特に一眼レフカメラを使った撮り方のキーポイントとなる絞りは、レンズから取り込む光の量を調節できる部分で、簡単にいうと「ぼかす範囲を決める」設定です。

絞りはF2やF10などといった「F値」で表されます。絞りを開ける=光をたっぷり取り込む=F値は小さい、反対に絞りを絞る=光が少ししか入らない=F値は大きい、と覚えましょう。F値が小さいと柔らかい写真、F値が大きいとカッチリした写真になります。

基本知識③光を増幅させるISO感度

先に説明した「シャッタースピード」「絞り」と合わせて、「ISO感度」というワードもカメラ初心者が覚えておきたいワードです。一般的なデジタルカメラの場合、「ISO感度」とはレンズから入ってきた光を増幅させる性能のこと。

レンズを通った光を撮像素子が一定の時間に受けとれる光の量を指し、ISOに続く数値が大きいほど受けとれる光の量が多く、小さいほど受けとれる光が少なくなります。一般的なISO感度は100〜200。ISO感度の数値が大きくなるほど、ザラザラとした仕上がりになります。

基本知識④夜景がブレる理由

今回のテーマ「夜景の撮り方」で初心者が悩むポイントでもある、ブレてきれいに撮影できない理由も基礎知識として頭に入れておきましょう。夜景をカメラで撮る場合は周りが暗い場合が多く、日中に比べて光の量が圧倒的に少ない状態。

被写体の形や色などを取り込むためにたくさんの光が必要となるため、先に紹介したシャッタースピードが遅くしたり、ISO感度が高くしたりと設定を変えます。その設定が夜景の写真にブレが発生しやすくなる原因になっているといえます。

上手な夜景の撮り方《カメラでのコツ》

上手な夜景の撮り方《カメラでのコツ》
出典:https://pixabay.com/(外部リンク)上手な夜景の撮り方《カメラでのコツ》

きれいな夜景を撮るための基本知識を身につけたあとは、いよいよ初心者でも出来る上手な夜景の撮り方のコツをチェックしていきましょう。まずはカメラを使った撮り方のコツをご紹介します。

一眼レフカメラやミラーレスカメラなどは、初心者でも簡単に撮影ができるオート機能に加え、さまざまな設定で写真の撮り方を変えられるのが魅力です。難しいイメージのある手動設定もコツを覚えることで、初心者でも簡単に夜景の上手な撮り方をマスターできますよ♪

コツ①シャッタースピードを遅くする

まずはカメラの基本知識でもご紹介した「シャッタースピード」を調整しましょう。暗い場所での上手な夜景の撮り方として、一番のポイントは明かりをたくさん取り込むカメラ設定をすること。

シャッタースピードを遅くすればするほど、たくさんの光をカメラに取りこむことができるので、明かりの少ない屋外の暗闇でも夜景をきれいに撮影できます。初心者はカメラの「シャッタースピード優先モード」を使うと、設定したシャッター速度に合わせてカメラが絞り値を合わせてくれるので簡単ですよ◎

コツ②三脚を利用する

夜景がきれいに撮れない大きな要因でもあるブレは、シャッタースピードを遅くすることで起こってしまいます。シャッターボタンを押すまではジッとしなければならないのですが、カメラを手持ちで構えた撮り方だとなかなか難しいですよね。

そんな時はカメラを簡単に固定できる「三脚」を使ってみましょう。コツといってもカメラと三脚を固定するだけなので、初心者でも簡単です。風に吹かれてもブレないような、がっしりとした脚の三脚をセレクトしましょう!

コツ③セルフタイマーで撮る

スマホでの夜景の撮り方でも手ブレは必ず避けたいポイントです。撮影時にブレないように脇をしめた撮り方でも、シャッターボタンを押す際のわずかな動きでブレが生じてしまうこともありますよね。

そんな時はセルフタイマー機能を使うことで簡単にブレ防止ができます。シャッターボタンをタップした後、3秒や10秒など設定した数秒後に写真が撮影されるので、その間にスマホを両手で持ってブレないように準備することができますよ!

コツ④ISO感度を少しUP

ISO感度を調節することも、夜景を上手な撮り方のひとつです。ISO感度は光を調整する性能。ISO感度は高くすることで暗いところでも撮影できるのがメリットです。

ですが、あまりにも高く設定しすぎると、せっかく撮影した夜景がザラザラとした荒い写真になってしまうので、「少し」高くするのがポイントです。カメラに任せる簡単な夜景の撮り方ではオート機能でもOKですが、暗さなどのシュチュエーションに合わせて手動で設定してみるのもおすすめです。

コツ⑤AE/AFロック機能を使う

真っ暗な夜の空と夜景の煌きは明かりの差が大きすぎるため、スマホでの撮影では適正な明るさが判別するのが難しい状況です。そのため、夜景やイルミネーション部分が明るくなりすぎてしまい、白飛びの原因に。

この白飛びは、スマホのカメラにある「AE/AFロック機能」を使う撮り方で軽減できます。「AE/AFロック機能」は、明るさと焦点を固定できる機能。夜景の一番明るいところに合わせて「AE/AFロック機能」をロックすると白飛びをおさえられ、きれいな夜景が簡単に撮れますよ◎

コツ⑥アプリを駆使する

夜景の撮り方に自信がない、細かい設定や調節が苦手という初心者さんは、スマホに夜景がきれい&簡単に撮れるアプリをダウンロードして撮影に挑むのもおすすめです。夜景の撮り方のテクニックが詰まったアプリなら、設定に時間を割くこともありません!

サッと写真を撮ることができるので、シャッターチャンスを逃すことなく写真撮影ができますよ。夜景をリアルタイムでSNSにアップしたいという方にも、スマホで使える簡単アプリはおすすめです!

上手な夜景の撮り方《注意点》

上手な夜景の撮り方《注意点》
出典:https://pixabay.com/(外部リンク)上手な夜景の撮り方《注意点》

カメラの基本知識や夜景の撮り方のコツを覚えたら、初心者でも簡単にきれいな夜景を撮れるようになります。そこで最後に、カメラ初心者がうっかりやってしまいがちな夜景の撮り方の注意点もご紹介いたします。

夜景の撮り方において注意すべきポイントを知っておくことで、さらに撮影のレベルもUPしますよ!きれいな夜景を目の前にすると感動と興奮でテンションが高まり、早くカメラを構えたくなりますよね。そんな時こそ注意点を思い出して、失敗をしないようにしましょう。

注意点①フラッシュはNG

カメラ初心者がやってしまいがちなのが、明かりのない場所だからといってフラッシュを発光させてしまう撮り方。

フラッシュを発光させることで明るい写真が撮れるイメージがありますが、実際には夜景などの暗闇でフラッシュを発光させるとシャッタースピードが早くなり、何が写っているかわからないほど真っ黒になってしまいます。

スマホには自動フラッシュ機能が付いている場合もあるので、ぜひ夜景を撮影する際には自動フラッシュ機能はOFF、または手動設定にしておきましょう。

注意点②ズーム機能もNG

遠い場所からでも近くに寄って撮りたい時に便利なカメラのズーム機能。ですが、ズームをすればするほど画質が荒くなってしまいます。きれいな夜景を画面いっぱいになるような撮り方をしたいため、ズームをしたくなる気持ちはわかりますが、ここはグッとこらえるのがベター。

ズームをすることによって視野が狭くなり、手ブレが発生する原因にもなります。あらかじめきれいな撮り方のできるベストスポットを探しておくなど、ズームを使わなくて良い撮り方をしましょう!

注意点③映り込みに注意

高いタワーなどの展望台も、きれいな夜景が見られるスポット。展望台などはガラス張りになっていることが多く、夜景をカメラで撮る場合はガラス越しからの撮り方になります。

屋内からの夜景の撮り方で注意したいのが、ガラスに映った人物や屋内の照明が写真に映り込んでしまうこと。せっかくのロマンチックな夜景の写真に映り込みがあると台無しですよね。市販のレフ板などで映り込みを防ぐ方法のほか、黒いコートなどで反射を防ぐ簡単な方法もおすすめです。

注意点④バッテリーを備える

基本的なことですが、カメラのバッテリー切れも注意したい点です。例えば、朝から1日中観光を楽しみ、最後に夜景の撮影スポットを訪れる場合、途中の観光スポットで写真を撮りすぎて夜にはカメラのバッテリーが残りわずかというケースも少なくありません。

夜景の撮り方はバッチリでも、カメラのバッテリーがないとどうにもなりませんよね。カメラの予備バッテリーを持ち歩いたり、スマホなら携帯できる充電器を持ち歩くなどで、バッテリー切れに備えておくと安心です。

上手な夜景の撮り方まとめ

カメラ初心者でも自信がもって撮影ができる、夜景の上手な撮り方をご紹介しました。

カメラの基本知識から簡単なコツ、注意点を頭に入れておくことで、初心者でも目に見たままのきれいな夜景を写真に残せるようになります。上手く撮れた夜景の写真は、後から見返しても感動できますよ!

夜景の撮り方は、山の上から見下ろす街並みの夜景やイルミネーションはもちろん、ライトダウンしたおしゃれな夜カフェシーンでの撮り方にも使えるので、おしゃれ写真を撮るためにも覚えておきたいテクニックです。

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