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寝付きが悪いのはイライラのせい?不眠対策を薬剤師が解説!

  • 2021.5.7
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春は暖かく心地が良いので、いつまでも寝ていたくなりませんか? その一方で、夜になるとなかなか寝付けなかったり、夜中に目が覚めてしまうなど不眠の症状でお悩みの人もいるのではないでしょうか? もしかしたら、昼間にウトウト眠いのは夜熟睡できていないからかもしれません。

今回は不眠対策の漢方や生活習慣のポイントを薬剤師の道川佳苗さんに教えてもらいました。

春に寝付きが悪くなるのはなぜ?

春は、新生活の始まりに伴いストレスや不安を感じやすく、自律神経も乱れやすいため、寝付きが悪くなったり、夜中に目が覚めてしまうような不眠の症状が出やすくなります。

また漢方の考えでも、春は気温が上がり暖かくなるため、「陽気」が増えていくと考えられています。人も自然の一部であるので、人にも同じように陽気が増えます。そうすると新陳代謝も活発になるので、有害物質の解毒や分解を担う「肝」への負担が高まります。「肝」の働きは肝臓の働きともリンクするのですが、漢方では気の巡りを管理し、精神的ストレスを受け止める臓器と考えられています。「肝」への負担が高まるとイライラや怒りっぽくなる症状が出やすくなりますが、その影響で気が滞り、体内に熱がこもることで、寝付きが悪くなったり眠れないなどの不眠症状が出やすくなります。

イライラを抑えることで不眠改善へ

体に溜まった余分な熱を冷まし、心を落ち着かせる食材を摂ることで、イライラや怒りっぽい症状を軽減することができます。余分な熱を冷まし、肝の機能を改善する食材としては、セロリ、トマト、貝類などがあります。心を落ち着かせる食材には、なつめ、牡蠣、鶏卵、牛乳などがあるので積極的に摂ってみましょう。また、肝は目とも関係が深いので、目の使いすぎ、特に寝る前にスマホやテレビなどを見るのは控えましょう。

不眠におすすめの漢方薬

不眠に悩む人は、他にも何らかの不調を抱えていることが多いです。漢方では、不眠以外の症状も合わせて改善していくことにより、不眠が起こらない状態に整えていきます。

抑肝散(よくかんさん):肝の高ぶりを抑えることにより、イライラや興奮を抑え眠りやすく整えます。

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ):抑肝散に胃腸を整える生薬である陳皮(ちんぴ)と半夏(はんげ)が加わったものです。抑肝散では胃がムカムカするなどの胃腸が弱い人に向いています。

酸棗仁湯(さんそうにんとう):体力が低下して、心身ともに疲れ切っている人の不眠に用いられます。

春は心地よい季節ですが、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期でもあります。ここ最近良く眠れない人は、ぜひおすすめの食材や漢方で体を整えてみてくださいね。

さらにご自身に合う漢方や詳しい体質を知りたい人は、お近くの漢方薬局やオンライン薬局などに相談してみてください。薬剤師と相談しながら漢方を購入できるYOJOはこちらからチェックを!

教えてくれたのは

出典: 美人百花.com

道川 佳苗(みちかわ かなえ)さん

漢方薬・生薬認定薬剤師、調理師。大学卒業後、調剤併設型ドラッグストアにて従事し服薬指導をする中、病気の予防、健康維持には食育が大切であると感じ、調理技術、栄養学を学ぶため服部栄養専門学校に入学し卒業する。その後、大手料理教室講師、漢方クリニックの門前薬局で煎じ薬の調剤、漢方相談、服薬指導などを経験。現在は今までの経験を活かし web上で健康相談や薬膳や漢方に関する情報発信をしている。

画像提供/PIXTA

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