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綾野剛演じる倫太郎の不意打ちキスに大反響 『恋はDeepに』動き出した2人の恋の行方は?

  • 2021.5.6
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『恋はDeepに』(c)日本テレビ

「私、人間じゃないの」

ラストに遂に海洋学者・渚海音(石原さとみ)からツンデレ御曹司・蓮田倫太郎(綾野剛)に衝撃のカミングアウトがあった『恋はDeepに』(日本テレビ系)第4話。

前話から、共に山を守り“戦友”感が出ていた2人だったが、買い取った山林は保存したまま開発を進めようとする倫太郎はマリンリゾート開発プロジェクトメンバーから外されてしまう。

さらに、代わりに指揮を執る兄・光太郎(大谷亮平)は「海中展望タワー」建設中止を決め、海音にとっては望んでいた方向に話が進んでいるもののなんだか腑に落ちない様子で、素直に喜べないようだ。

「海中展望タワー」は倫太郎にとっては亡き母親との約束の証、それを知っている光太郎は母親不在の原因を作ったのであろう倫太郎をずっと許せず、何としてでも倫太郎に母親との約束を果たさせる訳にはいかないのだろう。光太郎は倫太郎に罪滅ぼしをする機会を与えたくはないのではないだろうか。

それでもなお「大切な人との約束」のために計画を諦めはしない倫太郎に、海音も「大切なものを守るために私は私の立場で反対します」と宣誓するが、「海洋生物のことも考えて、どうにか建設する」と倫太郎も応戦する。

今話、何と言っても盛り上がりを見せたのは、やはり倫太郎から海音への突然の不意打ちすぎるキスだろう。海音の正体に迫ろうとする倫太郎をはぐらかすばかりの海音に痺れを切らして、あるいは“どうしたって埋まらない心の距離”が歯痒くて。自分にだけは本当のことを話してほしいという祈りに近い気持ちを込めて。倫太郎自身も朧げな第1話での海音からのキスの記憶を思い起こそうとして。色々な気持ちが込み上がってのキスだったのだろうが、いつだって冷静沈着で“ツン”な倫太郎には珍しく、自分自身でもコントロールしきれない焦りや彼女を“しっかり掴みたい”“もっと知りたい”という願望に衝動的に突き動かされたようだった。

海音が倫太郎からの怒涛の質問攻めに、苦し紛れに彼女にとっているはずもない“幼なじみ”“友達”の存在などを持ち出して答えている姿が観ているこちらとしても苦しかった。倫太郎に妻子がいないと知ったときに海音が安堵したのは、“好きになっても良い相手”だということだけでなく、“この人も私と同じひとりぼっちなんだ”という気持ちも少なからずあったのではないだろうか。

倫太郎からすれば、“もうそれ以上、無理な嘘はつかなくていい。お願いだから”という気持ちの口止め的なキスでもあったのかもしれない。確実に辻褄の合わない嘘が出てきても、これまでの彼女との触れ合いの中で海音が“そうせざるを得ない”のっぴきならない事情があることに想いを馳せてしまうからこそ、自分を信じてそれを打ち明けてはくれない海音のことや、というよりも海音の中で自分自身が“信用に足る”と認められていない事実に対して悔しさや虚しさもあったのかもしれない。

気になって、海音のことを探し回る倫太郎の姿も、幼少期に大切な母親という存在を亡くしてしまった彼の不安やトラウマ、焦燥を感じさせ、胸に迫るものがあった。

海音の後輩研究員の藍花(今田美桜)と倫太郎の弟・榮太郎(渡邊圭祐)が企画したWデートで2人の距離が近づいたわけだが、今後もこの2人が主人公たちの恋の橋渡しになってくれることは間違いなさそうだ。

特に、マイルドで甘え上手な末っ子キャラの榮太郎であれば、海音の正体を知ってもそう動じなさそうな気さえする。渡邊といえば、『恋はつづくよどこまでも』(TBS系)で演じた血を見るのが苦手なヘタレ新人看護師・仁志琉星役で一気に知名度を上げた。本作でのふんわりとした空気感を纏った攻撃性ゼロの役どころは仁志役とも近しい。かと思いきや、綾野剛と共演した『MIU404』(TBS系)で演じた謎のナウチューバー・特派員REC役では、理論武装だけは一丁前で陰謀論などに傾倒しそうなかなり偏りのある人物像を見事演じ切った。『直ちゃんは小学三年生』(テレビ東京系)では、衝撃のランドセル姿を披露し、金持ちで頭の良い小学生(『ドラえもん』で言うところのスネ夫的なポジション)きんべ役という難しい役どころを好演した。主人公が人魚姫かもしれない本作並みに、ある意味パンチライン満載の作品だったが、観る者を一気にその世界観に惹き込んでくれ懐かしい気持ちにしてくれたのだから、渡邊のジャンルを問わない縦横無尽の活躍ぶりはお見事である。

海音の衝撃の告白を受けた後、2人の関係性はどう展開していくのか。どうやら海音が人間でいられるタイムリミットも迫ってきているようだ。2人の距離が近づけば近づくほど、その先にはどうしたって抗えない運命が待ち受けていることを知ってしまっている我々は、どんな気持ちで今後のストーリーを見守ればいいのか。2人の“共生”の手立てが探し当てられることを祈りながら、見守っていきたい。 (文=佳香(かこ))

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