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菅野美穂、高畑充希&尾野真千子の演技に「二人のお母さんがすごいし、引き込まれました」

  • 2021.5.5
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5月5日、菅野美穂が東京・よみうりホールで行われた主演映画「明日の食卓」の完成報告会に、高畑充希、尾野真千子、柴崎楓雅(子役)、外川燎(子役)、阿久津慶人(子役)、瀬々敬久監督と登壇した。

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同作は椰月美智子の同名小説を実写化したもので、同じ「石橋ユウ」という名前の小学5年生の息子を持つ3人の母親たちの物語が描かれている。

菅野が演じる石橋留美子は神奈川県在住の43歳のフリーライター。夫・豊(和田聰宏)はフリーカメラマンで、二人の息子がいる。10歳の悠宇(外川)は長男。

「ジーン・ワルツ」以来、10年ぶりの主演映画となる菅野は「10年ぶりと言っていただくと、『もうそんなにたってしまったんだ』とか『もう10個、年を取ったんだ』っていう気がするんですが(笑)、その間に私も子どもが生まれました。母親の役を頂いて、原作も読ませていただいて、『これはもう世の中のお母さんはみんな、自分を重ねてしまう役だな』って思いました。コロナ禍が始まる前にお話を頂いたので、もしかしたらお話がなくなっちゃうかなって。その間、緊急事態宣言があったりして、子どもと向き合う時間があってからの撮影だったので運命的な出会いだと思い、ぜひやりたいと思いました」と、今作への思いを伝えた。

息子・悠宇役の外川が「菅野さんが演じられた留美子さんは、悠宇の視点から見ると怒ってばかりの怖いお母さんですけど、撮影が終わった後はフォローしてくれたり、明るく話し掛けてくれたりして、とても優しい人でした」と母親役の菅野の印象を伝えると、「言わされてるみたいになってますけど(笑)」と照れ笑い。

そして、「スーパーのシーンで、8時半までに撮影が終わらなきゃいけなかったんですけど、なかなかうまくいかなくて、次が最後のタイミングっていう時に、最後の一回だけゲンコツが入っちゃって」と、時間がない中、焦ってしまって起こったハプニングを明かし、「『え?』みたいな感じで目をウルウルさせてて、悪かったなって…」と謝る場面も。

高畑と尾野の二人とは共演シーンがなかった菅野。「試写で見せていただいて、二人のお母さんがすごいし、引き込まれました。見るのにパワーが要る映画なので、自分がえぐられるような力強さがあるんですけど、変な話ですが、見終わった後は癒やされるというか、前を向く力をもらえる映画だと思いました。コロナ禍でフェイスシールドをしながらの撮影でしたし、ホントに大変だったね。お会いしたら『お疲れ様でした』って言いたかったんです」と言って、高畑と尾野に向かって「お疲れ様でした!」とねぎらいの言葉をかけた。

今回の役を演じて気付いたことを聞かれると、「以前は、親子の姿を見て、『ほほ笑ましいな』って思ってたんですけど、『いや違う! これは一日のほんのわずかな時間なんだ』って。子どもが産まれたから母親になって、父親になって当然でしょうって先入観があったんだけど、実際はこんなに大変なことをしているのに誰にも何もほめられない。なんてひどいんだ! ツラいな!って。原作の小説の中で『子どもが産まれてから今まで、良かったこと、悪かったこと、どちらが多かったですか?って聞かれたら、悪かったことの方が多かったかもしれない』っていう一文があって、それにすごく共感して、それをこの映画で表現できればと思って演じてました」と熱く語った。

最後は「物語の持つ力が人を励ますことを、今の状況であらためて感じていますので、公開日を迎えましたら、お母さんが旦那さんを誘って映画館に行ってもらえたらいいなと思っています」というメッセージで締めくくった。

映画「明日の食卓」は5月28日(金)全国ロードショー。

◆取材・文・撮影=田中隆信

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