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恋愛してる貴方にぴったりの四字熟語15選。心に響く言葉とその意味をご紹介

  • 2021.5.5
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恋愛に関する四字熟語を紹介!

大人になると、面と向かって「好きです」とは言い難いですよね。そんな時は恋愛に関する四字熟語に思いをのせて伝えてみてはいかがでしょうか。

あるいはパートナーにLINEやメールで恋愛の意味のある、美しい四字熟語で愛を表現するというのも風流なものです。

今回は恋愛に関する四字熟語を《片思い》・《両思い》・《失恋》の3つのカテゴリ別にご紹介します。美しい言葉の力を借りて、あなたの気持ちを伝えていきましょう。

恋愛にまつわる四字熟語《片思い》

恋愛にまつわる四字熟語《片思い》
出典:https://pixabay.com/(外部リンク)恋愛にまつわる四字熟語《片思い》

まず、恋愛の四字熟語のうち、片思いにまつわる四字熟語を紹介していきます。そもそも四字熟語とは、日本において四文字の漢字を並べて造る熟語のことで、それ以外の要件のあまりない、比較的新しい概念です。

今回ご紹介するのは、今片思い中の人も、片思いをしていた時が懐かしい人もうなずけるような、切なさや苦しさを表現するいわゆる「エモい」四字熟語ばかりです。片思いの相手に伝えたり、創作などに役立ててくださいね。

恋愛にまつわる四字熟語:一日千秋

「一日千秋」は「いちじつせんしゅう」と読み、1日で秋が1000回も訪れるように感じられるほど長い、という意味の恋愛に関する四字熟語です。「職場や学校など、平日なら顔を合わせる機会のある片思いのお相手に、休日には会えない…」などという気持ちを表現できる四字熟語です。

春でも夏でもなく、「秋が1000回やってくる」というのがなんとも物悲しく、片思いの会いたい、切ない気持ちを表しているようで美しい言葉ですよね。

恋愛にまつわる四字熟語:寤寐思服

「寤寐思服」は「ごびしふく」と読みます。寤は起床を、寐は就寝を意味し、寝ても覚めても相手のことが忘れられないさまを意味する恋愛に関する四字熟語です。

中国最古の詩集『詩経』由来の言葉で、片思い中のその人のことしか考えられない、という一途な気持ちを見事に表現した四字熟語ですね。かなり難しいので、使う時は意味を一緒に添えるか、片思いのお相手に「後で調べてみてね」とわざと言ってみるのもいいかもしれません。

恋愛にまつわる四字熟語:昼想夜夢

先ほどの「寤寐思服」とよく似た言葉で、「昼想夜夢」という四字熟語もあります。「ちゅうそうやむ」と読み、目が覚めている昼間に思ったことを、夜寝ている時の夢にまで見る、という意味です。

片思い中、昼間に相手のことばかり考えていると夜の夢の中にまで出てくる、なんて経験ありませんか?それくらい、相手のことが好きだという時に使える言葉ですね。漢字も難しくなく、意味も分かりやすいので、初恋をしているお子さんにも教えてあげられますよ。

恋愛にまつわる四字熟語:人面桃花

ちょっとわかりにくい四字熟語「人面桃花」。そのまま「じんめんとうか」と読みます。「人面」と付くので少し不気味ですが、かつて桃の花のような美人に出会ったところに行ったとしても、もう会えないという意味です。また転じて心の中では思いながらも会えない女性のことを言います。

唐の時代の、中国の詩に関する逸話集『本事詩』に由来する言葉です。片思い中の女性がいる人の、背中を押してあげたい時に使えそうな四字熟語ですね。

恋愛にまつわる四字熟語:愛屋及烏

愛屋及烏も、片思いの時の気持ちを表すのにぴったりの四字熟語。読みは「あいおくきゅうう」で、愛している人にかかわるもの全てを好きになり、その人の家の屋根に止まっているカラスでさえも、愛おしく感じるという意味です。

片思いをしている時には、よくあることなのではないでしょうか。好きな人の全てが輝いて見える、そんな夢中になっている時期を表現する言葉ですね。「ちょっと盲目過ぎない?」と友達を止めたい時にも使える四字熟語です。

恋愛にまつわる四字熟語《両思い》

恋愛にまつわる四字熟語《両思い》
出典:https://pixabay.com/(外部リンク)恋愛にまつわる四字熟語《両思い》

ここまでは少し切ない、胸が苦しくなるような恋愛にまつわる四字熟語をご紹介してきました。次はそんな恋が叶った両思いの四字熟語について、見ていきましょう。

両思いというと、前向きで活き活きとしたハッピーなイメージですが、四字熟語はその情景が浮かぶような落ち着いた美しい言葉や、悲しい伝説を元にした四字熟語が多いのですよ。語源に気を付けつつ、恋人同士のコミュニケーションや結婚のお祝いなどに、四字熟語を使ってみてくださいね。

恋愛にまつわる四字熟語:相思相愛

両思いにまつわる四字熟語と言えば、この「相思相愛」ではないでしょうか。「そうしそうあい」と読み、歌詞や小説、マンガなどでもよく使用される、とても人気の言葉です。

互いに慕いあい、愛し合っているという意味で、とてもわかりやすい四字熟語ですね。またとても仲睦まじい男女の仲を指す時にも使えます。同じ思いであることを示す言葉なので、恋愛の意味以外にも、個人や組織間で相手を獲得したい、そして自分も同じ考えである時にも使われます。

恋愛にまつわる四字熟語:落花流水

「落花流水」も恋愛にまつわる四字熟語。落ちた花は流水のままに流れたいと思い、流水は落ちた花を乗せて流れたいと思う、という意味の言葉です。そして落花と流水をそれぞれ男女に置き換えて、男女が互いに思い合う情のあることを表現しています。

さらさらと花が川の流れにのって、すべっていく情景が浮かぶような、美しい四字熟語ですよね。ですが時がむなしく過ぎてしまう意味や別離の意味もあるので、使う時には注意が必要です。

恋愛にまつわる四字熟語:比翼連理

ちょっと難しい四字熟語「比翼連理」も、両思いを示す言葉です。読み方は「ひよくれんり」で、男女の情愛がとても深いたとえです。また夫婦仲がむつまじい時にも使われます。

「比翼」は比翼の鳥という雄雌それぞれに目と翼が1つずつで、常に一体となって飛ぶ架空の鳥を、「連理」は根元の違う2本の木の枝や幹が絡まり合い、連なるようになった様子を意味します。中国の絶世の美女楊貴妃と玄宗皇帝が誓った言葉に由来する四字熟語です。

恋愛にまつわる四字熟語:水魚之交

「水魚之交」は「すいぎょのまじわり」と読み、水と魚が切っても切れない関係を表す言葉で、転じて親密なカップルや夫婦の仲が良いこと、またとても親しい友情などを意味します。

中国三国時代に、蜀の劉備玄徳が仲の良い諸葛孔明を軍師にした時に、諸将軍の反発に対して「魚に水が必要なように、自分には孔明が必要なのだ」と言ったということに由来する言葉です。恋愛以外でも使える四字熟語なので、ぜひ仲の良さを表現する時に使ってみてくださいね。

恋愛にまつわる四字熟語:鴛鴦之契

「鴛鴦之契」というのは、夫婦の絆が堅いことや一生仲良く連れ添うという約束を意味する四字熟語です。「えんおうのちぎり」と読み、「鴛鴦」というのは雄と雌のオシドリのことです。オシドリは雄が雌に寄り添う鳥であることから、夫婦の仲の良さをたとえています。

また、中国戦国時代に悪い王によって引き裂かれた夫婦が、別の墓に葬られながらも、そこから生えてきた木の根がからみあい、枝が連なってそこでオシドリの夫婦が悲しげに泣いていたという話も由来になっています。

恋愛にまつわる四字熟語《失恋》

恋愛にまつわる四字熟語《失恋》
出典:https://pixabay.com/(外部リンク)恋愛にまつわる四字熟語《失恋》

楽しい恋愛といえど、悲しい終わりが来てしまうこともしばしばですよね。様々な理由から別れてしまった恋人たちの様子や心情を表す、四字熟語も多くあります。失恋の四字熟語からは古より人間は恋愛し、そして多くの人が別離を経験してきたことがよくわかり、辛いのは自分だけでないんだと思えるようになるかもしれません。

ここではそんな失恋にまつわる四字熟語をご紹介します。失恋で落ち込んでいる時、または失恋している人を慰めたい時使ってみてくださいね。

恋愛にまつわる四字熟語:垂頭喪気

失恋した後は、どんな別れ方をしたにせよ気持ちが落ち込んで、ついつい下を向きがちですよね。そんな状態を表しているのが「垂頭喪気」という四字熟語です。読みは「すいとうそうき」で、「垂頭」は頭を垂れ「喪気」は元気を失うというのを意味しています。

恋愛以外でも、落ち込んでうなだれてしまっているような状態に使える言葉です。同じような意味を持つ言葉で「灰心喪気(かいしんそうき)」というのもあるので、あわせて覚えておくと良いでしょう。

恋愛にまつわる四字熟語:団雪之扇

「団雪之扇」というのは「だんせつのおうぎ」と読み、美しい字面ですが辛い意味を含んだ恋愛の四字熟語です。扇の手放せない暑い季節が終わり、涼しい時期になると扇は使われなくなり、やがて捨てられてしまいますよね。

そのように時期がずれて必要がなくなった物、転じて男性に捨てられた女性やを意味しているのです。中国の前漢時代、成帝からの寵愛を失った班婕妤という后が自分を白くて丸い扇に例えて詠んだ詩にまつわる言葉です。

恋愛にまつわる四字熟語:盈盈一水

遠距離恋愛で会えない辛さに耐え切れず、好きでも別れるという選択をしたことはありませんか?そんな状況に近いのが「盈盈一水」で「えいえいいっすい」と読みます。

水に満ちた川に隔てられて、思いを交わしたのに会えずに辛い思いをしているという意味の言葉です。恋人たちの間に流れる川は天の川で、恋人たちは織姫と彦星、という七夕伝説に由来する四字熟語になります。難しい四字熟語なので、七夕の季節に友達や家族に教えてあげるのも良いかもしれませんね。

恋愛にまつわる四字熟語:瓶墜簪折

恋愛においてもう会えないという意味の四字熟語なら「瓶墜簪折」も、男女が二度と会えないことを表現しています。「へいついしんせつ」と読み、井戸の釣瓶の縄が切れて井戸の底に落ち、玉のかんざしは2つに折れてしまったというという意味です。

そこから2度と元に戻らないもの、男女が離れてしまい、再び会うことがないということを意味するようになりました。こちらも漢字検定1級の難しい四字熟語なので、知っていると少し鼻が高い言葉ですね。

恋愛にまつわる四字熟語:雨霖鈴曲

「雨霖鈴曲」も恋愛にまつわる悲しい四字熟語です。読みは「うりんれいきょく」で、先ほどもご紹介した玄宗皇帝と寵姫・楊貴妃の悲しい恋愛の結末にまつわる四字熟語なのです。

安禄山の乱のさなか、皇帝は部下や民衆からの要求で、妃を自害させてしまいました。その後、霧雨の中で雨音と馬に着けた鈴の音が不思議と調和するのを皇帝が聞き、妃を思い出して作った曲だと言われています。歴史の波に翻弄され、叶わない恋となってしまった2人の関係は胸をうつものがありますね。

恋愛にまつわる四字熟語まとめ

今回は恋愛にまつわる四字熟語を、カテゴリ別に15個ご紹介しました。切ない片思いや楽しい恋愛、悲しい失恋など、恋愛の様々な局面ごとに使える四字熟語があり、四字熟語の多彩さに驚かれた方もいらっしゃることでしょう。

また、漢字四文字で構成される四字熟語だからこそ、中国の故事や伝説を元にした言葉が多かったですね。

ぜひご紹介した四字熟語を使って、自分の気持ちを表現したり、恋愛中の友達を元気づけたりしてみてください。

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